本ページは公開が終了した情報の複製であり、掲載時点での情報です。本ページに記載されている内容について各所に問い合わせることはご遠慮下さい。
[ホーム] [検索] [セールス情報] [製品情報] [ソリューション] [ユーザ事例] [サービス and サポート] [Reality Center]
sgi Year 2000

バグ情報の総括 - IRIX6.4

バグ参照番号:359727 / 503179

対応状況:IRIX 6.5にて修正済み。IRIX 6.4対象のパッチは下記の通りです

影響を受けるシステム
すべて

問題の説明
mktimeルーティンのオフセットが1回かそれ以上の閏日(2月29日)を越えて時間/日付を動かすと誤って処理されます。閏日を1日越えるたびに1日のずれ(進み)が生じます。

パッチ
IRIX 6.4の稼動するシステムでは、パッチ番号2463またはその後続パッチがインストールされていることを確認して下さい。

回避策
mktimeで閏日を過ぎる前に日付を正規化して下さい。

バグ参照番号:469941 / 469938 / 515837 / 545911

対応状況:IRIX 6.5にて修正済み。IRIX 6.4対象のパッチは下記の通りです。

影響を受けるシステム
すべて

問題の説明
年の桁が"00"から"68"の時、strptimeルーチンが%yフォーマットに解釈された日付を認識しません。X/Openの標準では、これらの2桁の年は"2000"から"2068"年と解釈されなくてはなりません。

パッチ
IRIX 6.4の稼動するシステムでは、パッチ番号3491またはその後続パッチがインストールされていることを確認して下さい。

回避策
このバグに対する回避策はありません。適切なパッチをインストールするかIRIX 6.5.xへアップグレードして下さい。

バグ参照番号:527096 / 540812

対応状況: IRIX 6.5にて修正済み。IRIX 6.4対象のパッチは下記の通りです。

影響を受けるシステム
すべて

問題の説明
IRIXアカウンティングソフトウェア(acct)で2000年以降の日付を受け付けることができません。典型的なエラーメッセージ: "pnpsplit:invalid year(無効な年)"

パッチ
IRIX 6.4で稼動するシステムでは、パッチ番号3184またはその後続パッチがインストールされていることを確認して下さい。

回避策
このバグに対する回避策はありません。適切なパッチをインストールするかIRIX 6.5.xへアップグレードして下さい。

バグ参照番号:532179 / 543738

対応状況:IRIX 6.5にて修正済み。IRIX 6.4対象のパッチは下記の通りです。

影響を受けるシステム
すべて

問題の説明
getdateルーチンで、%yフォーマットに"00" から"68"までの年の文字列が読み込まれるとエラーになります。X/Openの標準では、この文字列はtm_yearフィールドに対して2000年から2068年に相当する100から168で設定されます。

パッチ
IRIX6.4の稼動するシステムでは、パッチ番号3491またはその後続パッチがインストールされていることを確認して下さい。

回避策
このバグに対する回避策はありません。適切なパッチをインストールするかIRIX 6.5.xへアップグレードして下さい。

バグ参照番号:538632 / 753474

対応状況:IRIX 6.5にて修正済み。IRIX 6.4対象のパッチは下記の通りです。

影響を受けるシステム
すべて

問題の説明
年を "00"から"38"の数字2桁で指定すると"date"コマンドが日付を正確に設定しなくなります。 "00"から"38"は"2000"から"2038"を表さなくてはなりません。

パッチ
IRIX 6.4で稼動するシステムでは、パッチ番号3721またはその後続パッチがインストールされていることを確認して下さい。

回避策
4桁で年を指定して下さい。

バグ参照番号:540843

対応状況: IRIX 6.5にて修正済み。IRIX 6.4対象のパッチは下記の通りです。

影響を受けるシステム
すべて

問題の説明
bruユティリティーが"00"から"38"の2桁の年を持つ日付を誤って解釈します。従って2000年から2038年となるところが1970年より前の不特定な年に誤って解釈されることになります。

パッチ:
IRIX 6.4で稼動するシステムでは、パッチ番号3184またはその後続パッチがインストールされていることを確認して下さい。

回避策:
4桁で年を指定して下さい。

バグ参照番号:542761 / 753475

対応状況: IRIX 6.5にて修正済み。IRIX 6.4対象のパッチは下記の通りです。

影響を受けるシステム:
すべて

問題の説明:
icrashユティリティーが自動的に年の先頭に"19"を付けて日付を出力してしまいます。 (例えば "2000年"は"1900年"と出力されます。)

パッチ:
IRIX 6.4で稼動するシステムでは、パッチ番号2711またはその後続パッチがインストールされていることを確認して下さい。

回避策:
このバグに対する回避策はありません。適切なパッチをインストールするかIRIX 6.5.xへアップグレードして下さい。このバグは表面的な問題であり、システムの機能には影響ないと考えます。

バグ参照番号:543209

対応状況: IRIX 6.5にて修正済み。IRIX 6.4対象のパッチは下記の通りです。

影響を受けるシステム
すべて

問題の説明
SCCSが内部的にYYMMDDHHSSフォーマット中の日付スタンプを保持しています。IRIX 6.2では1970〜1999年の日付のみ受け付けられその他の日付は無効とみなされます。

パッチ IRIX 6.4で稼動するシステムでは、パッチ番号3184またはその後続パッチがインストールされていることを確認して下さい。

回避策
このバグに対する回避策はありません。適切なパッチをインストールするかIRIX 6.5.xへアップグレードして下さい。 

バグ参照番号:543287

対応状況:IRIX 6.5にて修正済み。IRIX 6.4対象のパッチは下記の通りです。

影響を受けるシステム
すべて

問題の説明
"touch"及び "settime"が20xxの日付を正しく設定しません。 --日付の基準が1970年になってしまいます。

パッチ
IRIX 6.4で稼動するシステムでは、パッチ番号2891またはその後続パッチがインストールされていることを確認して下さい。

回避策
このバグに対する回避策はありません。適切なパッチをインストールするかIRIX 6.5.xへアップグレードして下さい。 

バグ参照番号:545050 / 546520

対応状況:IRIX 6.4、6.5にて修正済み。IRIX 6.4対象のパッチは下記の通りです。

影響を受けるシステム
すべて

問題の説明
sarコマンドで2000年以降の日付が正しく表示されません。2000年は"100"、2001年は "101"のように表示されます。

パッチ
IRIX 6.4で稼動するシステムでは、パッチ番号2799またはその後続パッチがインストールされていることを確認して下さい。

回避策
このバグに対する回避策はありません。適切なパッチをインストールするかIRIX 6.5.xへアップグレードして下さい。このバグは表面的な問題であり、システムの機能には影響ないと考えます。 

バグ参照番号:555856

対応状況:IRIX 6.5にて修正済み。IRIX 6.4対象のパッチは下記の通りです。

影響を受けるシステム
すべて

問題の説明
timeslaveが日付の修正を2000年以降の年に行おうとするとそれが無効であると認識してしまいます。timeslaveは、常に時刻/ 日付のうち、時刻は正しく受け付けます。そのように小さな修正は、西暦2000年に入っても正しく動作しつづけることになります。IRIX 6.2,6.3, 6.4でこの問題が見られます。

パッチ
IRIX 6.4で稼動するシステムでは、パッチ番号2426またはその後続パッチがインストールされていることを確認して下さい。

回避策
このバグに対する回避策はありません。適切なパッチをインストールするかIRIX 6.5.xへアップグレードして下さい。

バグ参照番号:556041 / 542882

対応状況: IRIX 6.5にて修正済み。IRIX 6.4対象のパッチは下記の通りです。 

影響を受けるシステム
すべて

問題の説明
sat_reduceコマンドが末尾が"00"から"38"で終わる日付スタンプを本来"2000"から"2038"と解釈するところを"1900"から "1938"と解釈してしまいます。

パッチ
IRIX 6.4で稼動するシステムでは、パッチ番号3184またはその後続パッチがインストールされていることを確認して下さい。

回避策
このバグに対する回避策はありません。適切なパッチをインストールするかIRIX 6.5.xへアップグレードして下さい。 

バグ参照番号:597368

対応状況: IRIX 6.5.3にて修正済み。IRIX 6.4対象のパッチはありません。回避策を適用して下さい。

影響を受けるシステム
すべて

問題の説明
timeslaveに-yで指定した日付が2桁で37以下の場合、システムタイムが゛19xx"と゛20xx"の間を行き来して不正確な状態になります。

パッチ
IRIX 6.4で稼動するシステムでは、回避策を適用して下さい。 

回避策
-y オプション使用時に西暦4桁を指定します。 

バグ参照番号:601321

対応状況:IRIX 6.5.1にて修正済み。IRIX 6.4対象のパッチは下記の通りです。

影響を受けるシステム
すべて

問題の説明
年をコマンドラインで明確に指定しないと、atコマンドが2000年1月1日以降の日付を受け付けません。 

パッチ
IRIX 6.4で稼動するシステムでは、パッチ番号3184またはその後続パッチがインストールされていることを確認して下さい。

回避策
atコマンドを使用する際、日付をすべて入力します。 

バグ参照番号:606798

対応状況:IRIX 6.5.2にて修正済み。IRIX 6.4対象のパッチはありません。回避策を適用して下さい。

影響を受けるシステム
すべて

問題の説明
ソフトウェアをインストールした日付を表示するコマンド(versions、showprodsなど)で、2000年が100、2001年が101のように表示されます。

パッチ
IRIX 6.4で稼動するシステムでは、回避策を適用して下さい。 

回避策
3桁の年が表示されたら、1900年からの年数と解釈して下さい。この問題は日付表示のみであり、インストレーション・ツールのインストレーショ ンデータベース及び機能には影響はありません。このバグは表面的な問題であり、システムの機能には影響ないと考えます。 

バグ参照番号:608319

対応状況: IRIX 6.5.1にて修正済み。IRIX 6.4対象のパッチは下記の通りです。

影響を受けるシステム
ソフトウェアのパワーコントロール (電源制御装置)をサポートするすべてのシステム:Indy, Indigo2 (全タイプ), O2, OCTANE, Origin, Onyx2

問題の説明
年をコマンドラインで明確に指定しないと、wakeupatコマンドが2000年1月1日以降正常に動作しません。

パッチ
IRIX 6.4で稼動するシステムでは、パッチ番号3184またはその後続パッチがインストールされていることを確認して下さい。

回避策
wakeupatコマンドを使用する際、日付をすべて入力します。 

バグ参照番号:667953

対応状況:IRIX 6.5にて修正済み。
IRIX 6.2と6.4対象のパッチにて修正済み。
このバグはIRIX 6.3は対象外です。

問題の説明
パッチ2463(またはその後継パッチ)がインストールされている場
合に、Informixの非同期入出力が立ち上がりません。Informix 7.3
FC3についてIRIX 6.4で見られます。

回避策
この問題はlibcライブラリ内のあるY2Kバグの修正とInformixの不
適合によって起こります。これらの修正は、IRIX 6.5、IRIX 6.4に
対するパッチ2463(またはその後継パッチ)、およびIRIX 6.2に対
するパッチ2867にあります。
この問題はInformix 7.3 FC3のバージョンに固有なKAIOコード原因
があることがわかっているため、最終的な改修はInformixから提供
されなければなりません。
Informixソフトウェアの新しい版である7.3 UC7には、この問題は
ありません。しかしながらUC7は32ビットソフトウェアのため、性
能的に64ビットソフトウェアであるFC3と同じではないかも知れま
せん。

InformixがFC3の修正を出すまで、下記の選択があります。

(1)非同期入出力を有効にして、libc Y2Kパッチなしの状態でFC3を使う。
(IRIX 6.5あるいはオーバーレイリリースについては不可)
影響:Y2Kバグ修正が効かない。
(2)Y2KパッチまたはIRIX 6.5をインストールし、FC3で非同期入出力を無効にして用いる。
影響:性能低下
(3)Y2KパッチまたはIRIX 6.5をインストールし、UC7で非同期入出力を有効にして用いる。
影響:メモリーの大きなシステムでは性能劣化の起きる可能性有り。

バグ参照番号:677575

対応状況:IRIX 6.5.4にて修正済み。IRIX 6.4対象のパッチは下記の通りです。 

影響を受けるシステム
すべて

問題の説明
正規の範囲を超える値を指定してmktimeルーチンにコールすると、日付情報は正規の値の範囲に入るよう修正されます(例:1月32日と指定す ると2月1日に修正される)。このとき、日付、時、分、秒フィールドの合計値が1年に等しいか、または大きい値の場合や閏年のための日付の正規化による変 更が行われた結果、1日のずれが生じることがあります。例えば、1999年3月366という値は、本来、2000年2月29日へと変更されなければなりま せん。しかし、このバグがあると、2000年3月1日へ変更されてしまいます。この問題は、閏年と閏年以外の年にまたがる変更の場合はいつでも(どちらの 年への変更でも)起こる可能性があります。

パッチ
IRIX 6.4で稼動するシステムでは、パッチ番号3738またはその後続パッチがインストールされていることを確認して下さい。

回避策
この問題は、「正規の範囲を超える」値を指定してmktimeライブラリ・ルーチンをコールするときに発生します。ほとんどのシステム・ユーティ リティでは、このルーチンをコールする前に、値の範囲チェックを行います。この問題の回避策は、mktimeライブラリ・ルーチンをコールするときに、必 ず「正規の範囲内の」値を指定することです(正規の値の範囲については、mktime(3c)のマニュアル・ページを参照してください)。 

バグ参照番号:695448, 627685, 577512

対応状況:IRIX 6.5.5にて修正済み。IRIX 6.4対象のパッチは下記の通りです。

影響を受けるシステム
Challenge, Onyx, Power Challenge, Power Challenge 10000, Power Onyx, Power Onyx 10000, Origin200, Origin2000及びOnyx2システム

問題の説明
遇数年の2月最終日の深夜0時より前に、システムの電源を落とすか PROMモードにして、午前0時を過ぎてマルチユーザーモードで立ち上げられると、日付が不正確になります(時間と分は問題ありません)。この問題は、遇 数年の2月最終日の午前0時を跨っている限り、停止している時間の長さ(数分とか数年)には関係なく発生します。
遇数年の2月最終日の午前0時を跨ってシステムが稼動している場合は、日付は正しく計算されます。

パッチ
IRIX 6.4で稼動するシステムでは、パッチ番号3711またはその後続パッチがインストールされていることを確認して下さい

回避策
上記状態でのシステムリブートを行った場合は日付を確認し、正しくなければリセット入力します。 

バグ参照番号:777609

対応状況:IRIX 5.3, IRIX 5.3 xfs, IRIX 6.2, IRIX 6.3, IRIX6.4及びIRIX 6.5からIRIX 6.5.6対象の回避策あり。. 

問題の説明:
Irix System V Accountingの最終ログインレポートは最終ログイン日の一部として2桁の年を使用します。日々のアカウンティング処理が実行されるたびに
(/usr/adm/acct/sum/loginlogで保存された)それぞれのユーザーについての直前ログイン日と現在のログイン日を比較します。2000年に記録したログイン日は1980年代及び1990年代の日付よりも古いものとして扱われます。 

ユーザーが2000年より前にシステムにログインすると、2000年で起きるすべてのログインについて、lastloginスクリプトはログイン・ログ・レポートを正しく更新することができません。

ログイン・ログ・レポートに基づいてシステムにより取られるアクションはありません。正確な最終ログイン情報はlastコマンドを用いることにより得ることができます。

回避策
この問題は /usr/lib/acct/lastloginスクリプトの次の行を変更することによって修正することができます。この行は、"acctmerg"で始まる継続的な行の一部にあります。

変更する行:

 sort -r +1 - sum/loginlog | uniq +10 | sort >sum/tmploginlog

次のように変更して下さい。:

 cat - sum/loginlog |sed -e '/^00-00-00/!s/^[0-6]/20&/' \
 -e 's/^00-/00&/' -e 's/^[789]/19&/' | sort -r +1 | uniq +12 | \ 
 sort | sed "s/^..//" >sum/tmploginlog
元の版を復帰させる必要がある場合のために、修正をする前に元のファイルをバックアップにコピーして下さい。

このページは1999年12月30日の情報に基づいて更新されています。




プライバシー・ポリシー  | お問い合わせ窓口
Copyright © 2000 SGI Japan, Ltd. All rights reserved. | トレードマーク・インフォメーション


inserted by FC2 system