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sgi Year 2000

バグ情報の総括 - IRIX6.5.x

バグ参照番号:601321

対応状況:IRIX 6.5.1にて修正済み。 回避策あり。IRIX6.5.xオペレーティングシステム用の修正リリース(オーバーレイ)は下記の通りです。

影響を受けるシステム
すべて

問題の説明
atコマンドは、コマンド行で年を明示的に指定しないと、2000年1月1日以降の日付を受け付けません。また、touchと互換性のある引数を使用して日付を指定しないと、atコマンドが2000年2月29日の日付を受け付けません。

修正リリース
IRIX 6.5で稼動するシステムでは、IRIX6.5.1以降のオーバーレイがインストールされていることを確認して下さい。

回避策
atコマンドを使用する際、4桁の完全な年号を入力します。2000年2月29日を指定する時は4桁のtouchと互換のある引数を使用して下さい。例えば:

at 200002291000 doit 
 

バグ参照番号:608319

対応状況:IRIX 6.5.1にて修正済み。 回避策あり。IRIX6.5.x用の修正リリース(オーバーレイ)は下記の通りです。

影響を受けるシステム
ソフトウェアのパワーコントロール(電源制御装置)をサポートするすべてのシステム: Indy, Indigo2 (全タイプ), O2, OCTANE, Origin, Onyx2.

問題の説明
wakeupatコマンドは、コマンド行で年を明示的に指定しないと、2000年以降正しく動作しません。また、touchと互換性のある引数を使用して日付を指定しないと、wakeupatコマンドが2000年2月29日の日付を受け付けません。

修正リリース
IRIX 6.5で稼動するシステムでは、IRIX6.5.1以降のオーバーレイがインストールされていることを確認して下さい。

回避策
wakeupatコマンドを使用する際、4桁の完全な年号を入力します。2000年2月29日を指定する時は4桁のtouchと互換のある引数を使用して下さい。例えば:

wakeupat 200002291000 
 

バグ参照番号:606798

対応状況:IRIX 6.5.2にて修正済み。 回避策あり。IRIX6.5.x用の修正リリース(オーバーレイ)は下記の通りです。

影響を受けるシステム
すべて

問題の説明
ソフトウェアをインストールした日付を表示するコマンド(versions、showprodsなど)で、2000年が100、2001年が101のように表示されます。

修正リリース
IRIX 6.5で稼動するシステムでは、IRIX6.5.2以降のオーバーレイがインストールされていることを確認して下さい。

回避策
3桁の年が表示されたら、1900年からの年数と解釈して下さい。この問題は日付表示のみであり、インストールデータベースもしくは導入ツールの機能には影響はありません。

バグ参照番号:597368

対応状況:IRIX 6.5.3にて修正済み。回避策あり。IRIX6.5.x用の修正リリース(オーバーレイ)は下記の通りです。

影響を受けるシステム
すべて

問題の説明
timeslaveに-yで特定した日付が2桁で値が37以下の場合、"19xx年"と"20xx年"の間のシステムタイムが不正確な状態になります。

修正リリース
IRIX 6.5で稼動するシステムでは、IRIX 6.5.3以降のオーバーレイがインストールされていることを確認して下さい。

回避策
-y オプション使用時に西暦4桁を指定します。

バグ参照番号:677575

対応状況:IRIX 6.5.4で修正済み。回避策あり。IRIX6.5.x用の修正リリース(オーバーレイ)は下記の通りです。

問題の説明
mktimeに正規の範囲を超える値を指定してコールすると、日付情報は正規の値の範囲に入るよう変更されます(例:1月32日と指定すると、2 月1日に変更される)。このとき、日付、時、分、秒フィールドの合計値が1年に等しいか、または大きい値となり、かつ正規の日付への変更が閏年への変更に なってしまう場合は、1日のずれが生じることがあります。
例えば、1999年3月366日という値は、本来、2000年2月29日へと変更されなければなりません。しかし、このバグがあると、2000年 3月1日へ変更されてしまいます。この問題は、閏年と平年にまたがる変更の場合はいつでも(どちらの年への変更でも)起こる可能性があります。

修正リリース
IRIX 6.5で稼動するシステムでは、IRIX 6.5.4以降のオーバーレイがインストールされていることを確認して下さい。

回避策
この問題は、「正規の範囲を超える」値を指定してmktimeライブラリ・ルーチンをコールするときに発生します。ほとんどのシステム・ユーティ リティでは、このルーチンをコールする前に、値の範囲チェックを行います。この問題の回避策は、mktimeライブラリ・ルーチンをコールするときに、必 ず「正規の範囲内の」値を指定することです(正規の値の範囲については、mktime(3c)のマニュアル・ページを参照してください)。

バグ参照番号:695448、627685、577512

対応状況: IRIX 6.5.5にて修正済み。回避策あり。IRIX6.5.x用の修正リリース(オーバーレイ)は下記の通りです。

影響を受けるシステム
Challenge, Onyx, Power Challenge, Power Challenge 10000, Power Onyx,Power Onyx 10000, Origin200, Origin2000 および Onyx2

問題の説明
遇数年の2月最終日の深夜0時より前に、システムの電源を落とすか PROMモードにされ、深夜0時を過ぎてマルチユーザーモードで立ち上げられると、日付が不正確になります(時間と分は問題ありません)。この問題は、遇 数年の2月最終日の深夜0時を跨っている限り、停止している時間の長さ(数分とか数年)には関係なく発生します。

遇数年の2月最終日の深夜0時を跨ってシステムが稼動している場合は、日付は正しく計算されます。

修正リリース IRIX 6.5で稼動するシステムでは、IRIX 6.5.5以降のオーバーレイがインストールされていることを確認して下さい。

回避策
上記状態でのシステムリブート後に日付を確認し、正しくなければリセット入力します。

バグ参照番号:689409

対応状況:回避策あり

影響を受けるシステム
Indyシステム

問題の説明
IndyシステムのPROM内ソフトウェアにはdateコマンドが含まれており、日付の表示、およびシステムのリアルタイム・クロック(RTC) チップに日付、時刻の設定を行うことができます。1999年12月31日の翌日以降、PROMのdateコマンドにより表示される年の値が正しくありませ ん。しかしながら、これは、IRIXオペレーティング・システムでのRTCの使用には影響しません。また、Indyシステムではサポートされている全バー ジョンのIRIXで正しい日付が得られます。

修正リリース / パッチ
なし

回避策
この問題の回避策は、1999年12月31日の翌日以降、PROMの日付コマンドにより表示される不正な年の値を無視することです。

バグ参照番号:777609

対応状況:IRIX 5.3, IRIX 5.3 xfs, IRIX 6.2, IRIX 6.3, IRIX6.4及びIRIX 6.5からIRIX 6.5.6対象の回避策あり。. 

問題の説明:
Irix System V Accountingの最終ログインレポートは最終ログイン日の一部として2桁の年を使用します。日々のアカウンティング処理が実行されるたびに
(/usr/adm/acct/sum/loginlogで保存された)それぞれのユーザーについての直前ログイン日と現在のログイン日を比較します。2000年に記録したログイン日は1980年代及び1990年代の日付よりも古いものとして扱われます。 

ユーザーが2000年より前にシステムにログインすると、2000年で起きるすべてのログインについて、lastloginスクリプトはログイン・ログ・レポートを正しく更新することができません。

ログイン・ログ・レポートに基づいてシステムにより取られるアクションはありません。正確な最終ログイン情報はlastコマンドを用いることにより得ることができます。

回避策
この問題は /usr/lib/acct/lastloginスクリプトの次の行を変更することによって修正することができます。この行は、"acctmerg"で始まる継続的な行の一部にあります。 

変更する行:

 sort -r +1 - sum/loginlog | uniq +10 | sort >sum/tmploginlog

次のように変更して下さい。:

 cat - sum/loginlog |sed -e '/^00-00-00/!s/^[0-6]/20&/' \
 -e 's/^00-/00&/' -e 's/^[789]/19&/' | sort -r +1 | uniq +12 | \
 sort | sed "s/^..//" >sum/tmploginlog
元の版を復帰させる必要がある場合のために、修正をする前に元のファイルをバックアップにコピーして下さい。

このページは1999年12月30日の情報に基づいて更新されています。




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