製品サポート: 西暦 2000 年問題とは関係なく、マイクロソフトでは、つねに
最新のリリースおよびサービス パックをインストールすることをお客様に
推奨しております。その一方、さまざまな理由で、お客様が最新のリリースに
変更できない場合があることも理解しております。お客様の西暦 2000 年への対応
作業にご協力するため、マイクロソフトでは、Office 95 を西暦 2001 年 1 月 1 日まで
"対応*#" ソフトウェアとしてサポートする計画です。リリースされる新しいサービス バックも
西暦 2000 年に対応しており、それには 2000 年対応以外の内容も含まれます。
これは、お客様に 2000 年対応のためだけに製品のアップデートをお願いすることを
最小限にするためです。
Office 95 の西暦 2000 年対応のアップデートが 1999 年 5 月にリリースされました。
このアップデートでは、Office95 に含まれるアプリケーションの既知の 2000 年
関連問題が修正される予定です。このアップデートで修正される問題の詳細については、
次のサイトを参照してください。
http://www.asia.microsoft.com/japan/Office/OfficeFreeStuff/Office/O95y2k/
日付の処理:
Word で使用される日付の値はすべてテキスト情報のみの文字列か 32 ビットの整数値 (西暦は 4 桁) で保存されます。これにより、日付のエラーの可能性は少なくなります。 ビットの整数値の場合は、データは次の範囲を表す32 ビット フィールドで保存されます。
時間: |
0-23 |
分: |
0-59 |
秒: |
0-59 |
曜日: |
0(日)-6(土) |
日付: |
1-31 |
年: |
1900-2411 |
特に指定されていない限り、Word のすべての機能では、日付は 32 ビットの整数値で保存されます。これにより、バージョンの異なるWord 上で作成したファイルであっても、また、異なるバージョン形式で保存しても、実際の表示とは関係なく、4 桁の西暦が保持されます。同様に、修正記録の日付もすべて 4 桁の西暦で保存されます。
- 日付文字列の解析
。[日付と時刻] コマンド([挿入] メニュー)で [フィールドとして挿入する] チェック ボックスをオフにして入力された日付またはほかのプログラムからインポートされた日付のデータはテキスト データです。したがって、日付のデータとして処理されません。
しかしながら、[罫線] メニューの [並べ替え] を使用した場合は、テキスト文字列が日付データとして処理されます。2 桁の "00" は西暦 2000 年と解釈されます。ほかの 2 桁の数字は、すべて 19XX と解釈されます。21世紀の年号を並べ替える場合は、4 桁の年号を使用する必要があります。並べ替えでは、日付の検査は行われません。たとえば、2000 年 2 月 30 日という本来ありえない日付でも特にエラーなどのメッセージを表示することなく、2000 年 3 月 1 日より前に並べ替えられます。[並べ替え] は、1900 年から 2035 年までに対応しています。
Quote フィールドで 2桁の西暦の日付/時刻書式(表示オプション)を使用するとき、1901-2000 として解釈されます。
- 以前の Word のバージョン形式で保存または Word をアップグレードしてもドキュメント内の日付に影響しません。日付フィールド、ファイルのプロパティなどは正しく認識されます。
下 2 桁の西暦の処理:
表の並び替えや Word のフィールドなどの 2 桁の西暦は、1901 から 2000 年の間と解釈されます。
日本語バージョンでは、"昭和"、"平成" などの元号を含む形式で入力された場合、それぞれの元号で1-xxx年(xxx は、その元号の最終年)と解釈して並び替えを行います。したがって、並べ替えは各年号の範囲内で行われるので、2000 年問題との関連はありません。なお、“平成” を “H”、昭和を “S” と記載する形式は日付の形式とは判断されません。
Word が「小さな問題があるが対応」である理由
2 桁の西暦を使用した場合、"00" の場合を除き、19XX と解釈されます。"00" は 2000 年と解釈されたりテキストとして解釈されます。これは、Word Basic のマクロ、Quoteフィールド、日付を指定したテキスト ボックス 定型文書フィールド、および表の並び替えで発生します。Word の一般的に使用するメニューからの日付の挿入、日付と時刻のフィールドの挿入およびファイルの属性などでは発生しません。
推奨事項:
Word 95 の 2 桁の西暦の解釈が一部異なることから、日付には 4 桁の西暦を使用することをお勧めします。
日付に関する注意事項:
Word の日付フィールドは、日付計算をサポートしないため、ネストされた表現式で日付、月、年号の加算と減算をすることを以前は推奨していました。しかしながら単純な算術計算は、カレンダーを意識していないため、西暦 2000 年問題を生じる (特に、2 桁の西暦を使用した場合) 可能性があるので、使用しないことを推奨します。
ガイドラインと推奨事項:
ほかの製品の影響を避けるため、実作業環境ではテストをしないでください。ほかの Microsoft Office 製品と組み合わせた動作テストは問題ありません。
日付の処理を確認するためには、次の項目をテストします。次の表を参考にして、Microsoft Word のテストのガイド ラインを作成してください。
項目 |
小項目 |
コメント |
編集 |
[挿入] メニューの [日付と時刻]
[罫線] メニューの [並び替え]
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[挿入] メニューの [日付けと時刻] コマンドでは、日付をテキスト データとして挿入するか更新可能な日付フィールドとして挿入するか選択できます。
表の並べ替えでは、テキストを日付と見なして、昇順または降順で並び替えることができます。2 桁の数字は西暦 19XX として解釈されます。"00" だけは 2000 年として解釈されます。表の並び替えは西暦 1900 年から 2035 年まで対応しています。
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ファイル |
Word のファイル
RTF
テキストコンバータ
グラフィック フィルタ
ドキュメントのプロパティ
修正記録
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ドキュメントに保存される日付の情報は作成日時、更新日時、および印刷日時です。
日付は 4 桁のRTF形式で記載されます。
修正記録には日付の情報が保存されます。
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フィールド |
日付と時刻フィールド
計算式フィールド
文書情報フィールド
定型文書フィールド
日付/時刻書式スイッチ
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日付と時刻を処理する数多くのフィールドがあります。CreateDate、Date、および DocProperty(DocProperty フィールドのプロパティ:CreateTime、LastPrinted、 LastSavedTime、Total Editing Time) 、EditTime、および Info(Info フィールドのプロパティ:CreateDate、EditTime、PrintDate と SaveDate)、PrintDate、SaveDate と Time があります。
ドイツ語バージョンでは、EditTime、次のドキュメント プロパティはサポートされていません。DocProperty のTotal Editing Time、EditTime、および Info :の EditTime。
Quote フィールドと定型文書フィールドは、テキストのフィールドですが、日付/時刻書式スイッチで日付として指定することができます。
計算式フィールドはテキストまたは数字の計算に使用されます。
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マクロ |
WordBasic |
日付と時刻を処理する WordBasic コマンド:
AppInfo$(21-26)
Date$()
DateSerial()
DateValue()
Day()
Days360()
DocumentStatistics .Created、.LastSaved、.Printed、.Time
GetDocumentProperty$ CreateTime、 LastSavedTime、LastPrinted
Hour()
InsertDateField
InsertDateTime
InsertTimeField
Minute()
Month()
Now()
OnTime
Second()
Time$()
TimeSerial()
TimeValue()
Today()
ToolsRevisionDate()
ToolsRevisionDate$()
Weekday()
Year()
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メール |
回覧用紙の追加
Exchange フォルダに投稿
差し込み印刷ヘルパー
送信
WordMail
|
Word からメールを送信できます。
Word の日付と時刻の機能は WordMail でもサポートされています。 |
その他 |
起動/終了
DDE
環境
OLE
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印刷 |
文書情報
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最後に印刷された日付がドキュメントに保存されます。
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テンプレート |
テンプレート |
日本語バージョンでは、日付形式の定型フィールドは、4 桁の西暦を使用しています。 |
表示 |
ヘッダー/フッター
脚注/文末脚注
注釈
ステータス バー
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CreateDate、Date と PrintDate フィールドはドキュメントのヘッダーまたはフッターにツール バー上のボタンを使用して挿入することができます。これらのフィールドは、[フィールド] ダイアログボックスを使って挿入したフィールドと同じです。
NT 3.51 では、Word のステータス バーに現在時刻が表示されます。
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ウィザード |
カレンダー ウィザード
Fax 送付状ウィザード
レター ウイザード
作表ウィザード
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カレンダー ウィザードでは、選択した日付の範囲の始めの年に対して、カレンダーを作成します。
Fax ウィザードでは、2 桁の西暦が出力されます。
レター ウィザードでは、2 桁または 4 桁の西暦が出力されます。
作表ウィザードでは、4 桁の西暦で指定された年号の範囲を使用できます。
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