日付の処理
この製品では、日付 (中国および韓国古来の特殊なカレンダーも含む) を使用して、ログイン/ログアウト時刻、アカウントの有効期限、パスワードの有効期限、制限されたログイン回数、ファイルの作成日など、FPNW アカウントの現在の状態を保守します。
ガイドラインと推奨事項
所定の FPNW サーバーにアクセスするクライアント間で、西暦 2000 年問題の対応テストを実施することをお勧めします。原則として、FPNW での西暦 2000 年問題の対応テストは、FPNW サーバー上の現在の日付を、西暦 2000 年対応テスト シナリオの所定の日付に設定するという概念に基づいて行います。この概念に基づいて、日付に関連する各種のテストを実行して、この製品の日付処理に問題がないかどうかを判断します。
以下に、可能なテストの一覧を示します。
FPNW セットアップ
- FPNW のインストール/アンインストール: このサービスをテスト シナリオの所定の日に正しくインストールできることと、このサービスを問題なく起動できることを確認します。FPNW ツールのインストールについてもテストしてください。
ログイン/ログアウト
- クライアントのサーバーへのログイン/サーバーからのログアウト機能: テストで使用するクライアントは、サーバーにアクセスでき、そこからユーザーはログインできなければなりません。
各種のクライアントでログイン/ログアウト時刻のタイムスタンプに期待される日付が表示されることの確認: FPNW が使用する 16 ビットの logout.exe は、ユーザーのログイン/ログアウト時刻としてサーバーとの接続/切断時刻を示します。表示される時刻は、テスト シナリオの所定の日にテストした場合に期待される時刻でなければなりません。
ファイルおよびフォルダの作成/削除
- ファイルのコピー (サーバー/クライアント間)、作成、削除、および名前の変更の全機能の確認: タイムスタンプが正しく作成、表示されることを確認します。この確認は、グラフィック ユーザー インターフェイス (GUI) 環境と MS-DOS 環境のいずれにおいても行います。ディレクトリ/フォルダに対しても同じテストを適用できます。
FPNW 管理プログラム機能
- FPNW 関連の GUI アプリケーションの機能確認: これらのテストでは、FPNW 関連のプログラムが問題なく実行できることと、ユーザー インターフェイスが期待どおりに機能し、表示されることを確認します。日付を使用する GUI アプリケーションは、現在の日付を正しく表示できなければなりません。これを確認するには、サーバー マネージャの FPNW プロパティとローカル ユーザー マネージャの NetWare 互換プロパティ ページをテストします。
- ユーザー アカウント: テスト シナリオの所定の日にユーザー アカウントの作成、変更、および削除を行えることを確認します。これらの操作は、利用可能な管理プログラム間でテストしてください。
- 現在の 16 ビット管理アプリケーション: アクセス可能な 16 ビット管理アプリケーションおよびユーティリティ (attach、capture、chgpass、endcap、login、logout、map、setpass、slist など) が期待どおりに動作することを確認します。
- アカウントの有効期限によるアカウント/パスワードの有効期限切れの確認: アカウントが無効になり、有効期限がテスト シナリオの所定日のいずれかに当たる場合、ユーザーはログイン不能にならなければなりません。ユーザーの有効期限は、ローカル ユーザー マネージャの NetWare 互換プロパティ ページから管理できます。
印刷機能
- プリント サーバーの機能: サーバー マネージャの [FPNW] メニューの [プリント サーバー] をクリックして表示されるボタン/機能が期待どおりに動作することを確認します。また、プリント サーバーをインストールおよび削除できることと、FPNW サーバーがインストールされた FPNW プリント サーバーに送られた印刷ジョブを処理できることを確認します。