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Commercial Internet System 2.0 (Japanese) - Win NT

製品の概要
製品名: Commercial Internet System
バージョン: 2.0
カテゴリ: 対応#
オペレーティング システム: Win NT
言語: 日本語 発売日: 1998 年 10 月 1 日
対応期間: 1900 年 1 月 1 日~ 2078 年 12 月 31 日
必要なソフトウェア: なし
依存する製品: Windows NT4.0 Service Pack 4、Windows NT 4.0 Option Pack (Internet Information Server 4.0)、Internet Explorer 4.01
依存するクロック: オペレーティング システムの日付/時刻ルーチンの使用
最終更新日: 1999 年 2 月 2 日
製品の詳細

日付の処理

Connection Manager

    • Connection Manger が日付データとやり取りするのは、カウンタ操作を行う場合だけです。これは 1970 年以降の秒数でカウントされます。Connection Manager では、ユーザーが日付の入力、保存、操作を行うことはできません。

Connection Manager Administration Kit

    • Connection Manager Administration Kit では、日付データは使用されません。

Connection Point Services

Connection Point Services では、次のように日付データが処理されます。

    1. PBA ツールでは、電話帳に変化があった場合に日付スタンプが記録され、ログ ファイルに記録されます。
    2. ログからの最新のエントリは、システム定義の形式 (特に指定しない限り、yy-mm-dd) で表示されます。
    3. 電話帳をポストする場合、電話帳サーバーは "アクティブ" な電話帳と更新された newpbk.mdb を比較します。newpbk.mdb の方が新しい場合は、電話帳サーバーが更新されます。

Internet Authentication Service (IAS) と IAS Commercial Edition

IAS が日付データをやり取りするのは、次の 3 つの場合です。

    1. RADIUS 属性は、日付と時刻に基づいています。属性のデータ型は RFC で 32 ビットに指定されており、2000 年問題は認識されていません。
    2. アカウント ログ ファイル名は、yyyymmdd 形式です。IAS ではオペレーティング システムから日付が取得され、4 桁の西暦が使用されます。
    3. アカウント レコードでは、日付が mm/dd/yyyy 形式で記録されます。IAS ではオペレーティング システムから日付が取得され、4 桁の西暦が使用されます。

Internet Mail、News、および Chat

CDONTS

CDONTS とプロトコル スタック (NNTP と SMTP) では、RFC 822 メッセージを使用できます。このメッセージでは、日付ヘッダー情報内の西暦が下 2 桁で表されます。CDONTS に公開されるすべての日付プロパティは読み取り専用で、FILETIME 構造体に基づいています。

発信メッセージには、オペレーティング システムのクロックに基づいて、日付と時刻が記録されます。ヘッダーに使用される日付は 4 桁であり、2000 年問題は認識されていません。ただし、RFC 822 メッセージのヘッダーでは、西暦の下 2 桁しか使用されません。

Chat Server

Chat Server では、リアルタイムのコラボレーションのクロックに基づいて、時刻が計算されます。このクロックでは、西暦までは使用されません。日付が保存されると、Chat Server は 長整数を使用して、4 桁で西暦を保存します。

IMC

IMC では、内部的に FILETIME 構造体として日付が保存されます。これは 64 ビットの値で、1601 年 1 月 1 日以降、100 ナノ秒単位の数を示します。

IMC で受信される RFC 822 形式のメッセージは、IMAIL とファイル システム (NTFS) で処理されます。RFC 822 メッセージでは、日付の形式は下 2 桁の西暦で保存されます。

Site Server 3.0, Commerce Edition

    • Content Replication では、日付と時刻は 8 バイトの正の数値 (DWORD) として保存されます。この値は、1900 年 1 月 1 日~ 2078 年 12 月 31 日の日付を表します。
    • Personalization and Membership では、日付と時刻は 8 バイトのフィールドとして保存されます。最初の 4 バイトは基本日付である 1900 年 1 月 1 日までの日数またはそれ以降の日数、残りの 4 バイトは午前 0 時 0 分 0 秒以降のミリ秒数を表します。1753 年 1 月 1 日~ 9999 年 12 月 31 日までを扱うことができます。
    • Commerce Server では、Windows、OLE API、および SQL/ADO API を使用して、入力された日付が正しい表示/保存形式に変換されます。すべての日付は、4 桁の西暦に変換されます。
    • Site Server 3.0, Commerce Edition の製品ガイドを参照してください。
    • SQL 6.5 – SQL 6.5 の製品ガイドを参照してください。

下 2 桁の西暦の処理

Connection Point Services

    • Connection Point Services では、ログ ファイルで日付は処理されません。このプログラムでは、日付の保存、取得、表示が行われます。日付の保存と表示は、システムの設定に基づいて、下 2 桁の形式 (YY) または 4 桁の形式 (YYYY) で行われます。4 桁の表示 (YYYY) がシステムに設定された場合でも、下 2 桁で記録された西暦は下 2 桁で表示されます。2029 年以降は、Connection Point Services では 4 桁の西暦が使用されます。

Internet Authentication Service (IAS) と IAS Commercial Edition

Internet Authentication Service では、下 2 桁の西暦は使用されません。

Site Server 3.0, Commerce Edition

    • Microsoft 管理コンソールでは、日付はドロップダウン ボックスから入力できます。このボックスでは、西暦が 4 桁で表示されます。
    • Web 管理では、下 2 桁で西暦の入力を試みると、メッセージが表示されます。
    • ルール ビルダでは、ルールの編集には下 2 桁の西暦を使用できます。下 2 桁の西暦を使用できるのは、システムの短い形式の日付が "yy" と設定されている場合です。
    • ルール ビルダでは、OLE の日付と時刻オブジェクトなどの各種の外部オブジェクトと、オペレーティング システムまたは Internet Explorer 4 から取得したコンポーネントを使用して、通信が行われます。
    • Membership ディレクトリ マネージャでは、下 2 桁の西暦を使用できます。
    • Membership ディレクトリ マネージャのロジックは、Internet Explorer 4.0 と同じです。
    • 日付を入力できるのは、Web ページからだけです。その場合、前述の方法に従って、入力された日付が変換されます。
    • Commerce – ほとんどの変換は、 OLE オートメーション呼び出しで行われます。Site Server には、場合によっては変換を行う DataFunctions プライベート オブジェクトがあります。ただし、このオブジェクトは、OLE オートメーション呼び出しにも依存します。
    • Ad System – サーバー コードでは、4 桁の西暦しか使用されません。Ad Manager のコードでは、Commerce Server 3.0 と同じ DataFunctions、および SQL ネイティブ変換ルーチン (たとえば、{ts}) が使用されます。

日付に関する注意事項

  • 「Site Server 3.0, Commerce Edition」を参照してください。
  • Commerce – Site Server のこのコンポーネントは、本来はソフトウェア開発キット (SDK) です。そのため、SDK 関連の製品で認識される 2000 年問題は、この製品にも起こる場合があります。フォーマット オブジェクトを使用すると、正しい日付を取得できることがサンプルで示されています。ただし、必ずしもそのオブジェクトを使用する必要はありません。
  • Ad System – これは、本来のソフトウェア開発キットではありません。Ad Manager のページは変更可能です。そのため、2000 年問題を引き起こす場合があります。Ad Manager のページは変更しないでください。

ガイドラインと推奨事項

  • ほとんどの Commerce サイトは、Web べースのアプリケーションです。このため、ユーザー インターフェイスとその通信を処理する HTML/ASL コードを検証する必要があります。基となる Commerce ActiveX Server オブジェクトは、すべて 2000 年問題に対応しています。ただし、ストアの作成者が作成したコードも 2000 年に対応していることを確認してください。サンプル サイトには、3 ~ 5 年以内に期限の切れるドロップダウン リストがあります。このようなリストに対しては、HTML を更新してください。
  • 実作業を行っている環境では、テストを行わないでください。また、テストを行う場合は、作業ファイルのコピーを作成してください。ほかの製品との影響を予測できないからです。

Commercial Internet System のテスト

マイクロソフトでは、ユーザーの皆様がいろいろな理由で独自に 2000 年問題に関してテストを行うことを予測しています。そのため、次に Microsoft Commercial Internet System に対するテスト項目を示し、皆様の検証をお手伝いします。

    • 1999 年 12 月 31 日に設定されたシステムと、2000 年 1 月 1 日に設定されたシステム間で、時間帯の問題をシミュレートし、データをポストします。
    • 1999 年 12 月 31 日の午前 0 時 0 分 0 秒の直前に、複製を開始します。
    • 期限終了日を 2000 年 1 月 1 日の直前と直後に設定し、Membership グループにメンバーを追加します。
    • 1999 年と 2000 年にまたがる情報を持つ Content Analyst のログ ファイルをインポートします。

 

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カテゴリの記号について:
* ユーザーが必要な操作を行うことで対応できる製品。
修正プログラムのロードや文書の参照など、指示された操作を行う必要があります。

# マイクロソフトの対応基準に対して許容範囲の差異がある製品。
製品の主要な機能 (データ保全性など) や安定性 (信頼性など) に影響を与えない程度に限られます。

+ 頒布予定の修正プログラムで対応できる製品。
修正プログラムが公開された時点で、できるだけ早期の対応が必要です。

注意:上記の対応状況分類では、必要な対応操作が行われることを前提としています。


  2000年対応状況の開示

マイクロソフトおよび西暦 2000 年問題に関する情報(本書記載の情報の他、西暦 2000 年テスト、評価、対応情況、対応スケジュール、目標、その他に関する、過去、現在および将来の全ての情報を含みますが、これらに限られません。 以下、これらを総称して「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」といいます。)の送信または伝達は全て、ここに米国の「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」に定義されているところの「西暦 2000 年対応情報開示」として提供されます。 また、かかる情報は、http://www.microsoft.com/japan/year2k/ のマイクロソフトの西暦 2000 年Webサイト(以下「Y2K Webサイト」といいます。)にて参照可能です。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、それぞれ、この使用条件、Y2K Webサイト記載の条件並びに「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」の条項に従い、お客様の西暦 2000 年問題に対応するための技術計画を支援させていただく目的でのみ提供されています。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」には、入手可能な最新情報が含まれますが、それらは逐次更新されます。 従って、マイクロソフトは、お客様が定期的に、Y2K Webサイトを確認して、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の変更を確認されることをお勧めします。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、全て、“現状ベース”で提供されるものであり、いかなる保証も伴うものではありません。 従って、マイクロソフトは、商品性の保証および特定目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にもいかなる保証もいたしません。 さらに、マイクロソフトは、いかなる「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の使用またはその使用結果についても、その正確性、真実性、信頼性等、いかなる保証もしくは表明も行いません。 マイクロソフトまたはその権限ある代理人による、口頭もしくは書面による一切の情報もしくはアドバイスは、何らの保証を意味するものでもなく、かつ上記の保証の拒絶の範囲を狭めるものではありません。 マイクロソフトおよびその供給者は、いかなる場合においても、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に関連して生じた、直接損害、間接損害、偶発損害、派生損害、事業利益の逸失、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害について、たとえかかる損害の発生の可能性を知らされていた場合であっても、一切責任を負いません。 派生損害または偶発損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に含まれる情報は、Y2K Webサイトで参照可能であり、マイクロソフト西暦 2000 年対応状況(YEAR 2000 COMPLIANCE STATEMENT)、マイクロソフトが、その西暦 2000 年製品ガイドにおいて、製品の分類に使用している対応基準に関する説明(DESCRIPTION OF THE CATEGORIES OF COMPLIANCE)およびテスト基準(THE MICROSOFT YEAR 2000 TEST CRITERIA)等、と併せてお読みいただくことを意図して提供されているものです。

マイクロソフトが、西暦 2000 年問題関連の修正版、西暦 2000 年診断ツールまたは修正サービスの提供において、お客様に提供することのある、すべての「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、米国の「西暦 2000 年問題に関する情報及び対応開示に関する法律(112 STAT.2386)」の適用を条件として提供されるものです。 何らかの争いが生じた場合には、かかるステートメントの使用に関するお客様の権利は、お客様との契約書または料金表において、別段の合意がなされていない限り、この法律により制限されます。


  最終更新日 1999 年 3 月 9 日
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