BackOffice Server 4.0 の 2000
年問題を対策する際には、BackOffice ファミリの各製品 (Windows NT Server、SQL Server など)
、およびBackOffice ファミリ固有の機能 (統合化されたセットアップ、Web 管理、Intranet Starter Site など)
の対応状況を考慮する必要があります。
I. BackOffice Server のコンポーネント
| | 以下は、BackOffice Server 4.0 の各コンポーネントの 2000 年問題に対する対応状況です (1999 年 8 月 3 日現在)。詳細については、各コンポーネントの製品ガイドを参照してください。 |
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BackOffice Server 4.0 のコンポーネント |
対応状況 |
推奨事項 |
サーバー ソフトウェア |
Windows NT Server 4.0 Service Pack 3 |
対応#* |
|
Windows NT Option Pack のコンポーネント:
Internet Information Server 4.0
Microsoft Transaction Server 2.0
Microsoft Message Queue Server 1.0 |
対応
対応
対応 |
なし
なし
なし
|
SQL Server 6.5, Service Pack 3 |
対応#* |
*Service Pack 5a を適用します。 |
Exchange Server 5.5 |
対応#* |
*Service Pack 2 を適用します。 |
Site Server 3.0 |
対応#* |
*Service Pack 2 を適用します。 |
Proxy Server 2.0 |
対応 |
なし |
Systems Management Server 1.2、Service Pack 3 |
対応#* |
*Service Pack 4 を適用します。 |
SNA Server 4.0 |
対応#* |
*Service Pack 2 を適用します。 |
BackOffice Server 4.0 に付属のクライアント ソフトウェア |
FrontPage 98 (シングル ユーザー) |
対応 |
なし |
Visual InterDev 1.0 (シングル ユーザー) |
対応 |
なし |
Internet Explorer 4.01 (Option Pack のセットアップに必要) |
対応#* |
*Service Pack 2 を適用します。 |
Outlook 97 |
対応* |
*Outlook 8.0 〜 8.03 を使用している場合は、Office 97 西暦 2000 年対応プログラムアップデート を適用します。
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II. BackOffice Server ファミリ固有の機能
Intranet Starter Site (InetKit) の日付の処理
1. BackOffice Server 4.0 の Intranet Starter Site (InetKit) 部分では、日付は次の 2 つの方法で生成されます。
- Date() や Now() などの VBScript 関数によって、システムで生成されます。
- 新しい案内、予定、支払いレポートなどのユーザー入力によって生成されます。この場合、下 2 桁と 4 桁の西暦の両方を使用できます。ユーザー入力で生成されたすべての日付は、VBScript の IsDate() 関数で検証されます。
2. InetKit では、VBScript によって日付が解釈されます。InetKit
に日付を入力した場合、VBScript
により、下 2 桁の西暦で終了する日付が、次のように解決されます。
- 00 〜 29 は 2029 と解釈します。
- 30 〜 99 は 1930 と解釈します。
3. 日付は、文字列ではなく、日付-時刻という形式で SQL Server に保存されます。SQL Server は、下 2 桁の西暦を以下のように解釈します。
下 2 桁の西暦の処理
SQL Server では、smalldatetime 型を使用しており、自動的に 4 桁の西暦で日付が保存されます。
日付に関する注意事項
2030 より大きい値の西暦を使用した場合、19xx年と解釈されます。
ガイドラインと推奨事項
IntranetKit の予定、ニュース、支払いレポートに対するテストは、yy/mm/dd と
yyyy/mm/dd の形式に対して行い、2000 年 1 月 1
日以降の日付もテスト対象にして下さい。