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Windows NT Workstation 3.51 (Japanese) - Win NT

製品の概要
製品名: Windows NT Workstation
バージョン: 3.51
カテゴリ: 対応*
オペレーティング システム: Win NT
言語: 日本語 発売日: 1996 年 1 月 19 日
対応期間: 1995 年 5 月 30 日〜 2036 年 12 月 31 日
必要なソフトウェア: Windows NT Service Pack 5 for Windows NT 3.51 および 西暦 2000 年アップデート プログラム
依存する製品: なし
依存するクロック: システム クロック
最終更新日: 1999 年 11 月 18 日
製品の詳細

更新情報

リリース: 2000 年に NET USER /TIME コマンドが失敗する。( J049846 )
この問題を修正するためのアップデートプログラムをリリースしました。

必要なソフトウェア

Windows NT 3.51 Service Pack 5 は、下記 Web サイトからダウンロードできます。

Windows NT 3.51 Service Pack 5 のダウンロード


Windows NT 3.51 Service Pack 5 の日本語版で現在までに確認されている下記の 2000 年問題を解決するためのアップデート プログラム

西暦 2000 年アップデート プログラム のダウンロード


アップデート プログラムによって解決される問題

1. RTC シミュレータが 2000 年を 1900 年として表示する (J045459)
RTC (Real Time Clock) シミュレータは、常に西暦の上 2 桁を 20 ではなく 19 で表します。 このため、RTC にアクセスする MS-DOS ベースのプログラムは間違った日付を取得してしまいます。たとえば 2000 年は 1900 年と解釈されてしまいます。

2. FPNW Logout.exe が 2000年 1/1 以降に不正な年を報告する (J045959)
File and Print Services for NetWare (FPNW) サービスの Logout.exe プログラムが、2000 年の 1 月 1 日以降に作成されたファイルの年を不正に表示することがあります。

3. 印刷ジョブの日付が誤って表示される (J045957)
Windows NT クライアントから、Windows 95 や LAN Manager などの Windows NT 以外のプリント サーバーに対して印刷を行うと、プリント サーバーにスプールされた印刷ジョブの日付が誤って表示される事があります。

4. WINS/DHCPマネージャで2000年の日付が1桁で表示される (J045458)
WINSマネージャとDHCPマネージャにおいて、リース期限を 2000 年から 2009 年の間に設定した場合、画面上の年数が 1 桁だけで表示されます (たとえば、2000年1月1日は 1/1/00 ではなく 1/1/0 と表示されます)。

5. ユーザー マネージャが 2000 年をうるう年として認識しない (J042430)
アカウントの有効期限を 2000 年 2 月 29 日に設定しようとすると、次のエラー メッセージが表示されます。

"今年の 2 月は 28 日までです。"

6. 日付が月の最終日から翌月へ更新されない (J045461)
コントロール パネルの [日付と時刻] ユーティリティは、日付を月の最終日から翌月の 1 日目に変更しようとする際に、現在の月の 1 日目が表示される事があります。たとえば、2000 年 1 月 31 日の翌日を、2000 年 2 月 1 日と表示せずに、2000 年 1 月 1 日と表示されます。

7. NetWareからの移行時に有効期限が不正となる (J045958)
有効期限が 2000 年 1 月 1 日以降になっている Novell NetWare アカウントが、間違った有効期限で Windows NT に移行される事があります。

8. うるう年の2/29を設定すると年が変更される (J045462)
コントロール パネルの [日付と時間] ツールを使用した際に、以下の現象が発生する場合があります。

  1. うるう年の 2 月 29 日を選択した後、うるう年以外の年を選択して、次に [キャンセル] をクリックすると、システムの日付がランダムな日付に設定されます。

  2. 秒フィールド以外のフィールドを編集中に時刻が夜の 12 時を過ぎた場合、[キャンセル] をクリックすると、システムの日付がランダムな日付に設定されます。

9. WinNT 3.51 FTP が 2000 年日付を正しく表示しない (J043221)
Windows NT 3.51 の FTP サービスで、2000 年 1 月 1 日以降に作成するファイルを利用した場合、ファイルの作成日が誤って報告される事があります。たとえば、2000 年 1 月 1 日は、01/01/100 と表示されます。

10. 2000 年に NET USER /TIME コマンドが失敗する。( J049846 )
Microsoft では、Windows NT で利用可能な NET USER コマンド ライン ユーティリティーの /TIME オプションスイッチの機能に 2000 年問題があることを確認しました。/TIME オプションは、NET USER コマンド ライン ユーティリティーで Windows NT ユーザー アカウントのログオン可能な時間帯を設定するために使用されます。今回確認された 2000 年問題では、西暦 2000 年以降に /TIME オプションを付けて NET USER コマンドを実行すると失敗します。なお、ユーザー マネージャでは、西暦 2000 年以降も Windows NT ユーザー アカウントのログオン可能な時間帯を正しく設定することができます。



日付の処理

日付の構造体。Win32 プログラムと関係のある構造体は、FILETIME と SYSTEMTIME です。FILETIME は、1601 年 1 月 1 日から 100 ナノ秒単位の数を 64 ビットの値で返します。これに対し、SYSTEMTIME は西暦を 16 ビットの値で返します。FAT ファイル システムには、1980 年から 2127 年までの日付が保存されます。
イベント ログ。イベント ログのレコード ヘッダーは、1970 年 1 月 1 日以降、秒単位でエンコードされた日付を保存しています。これが原因で問題が発生するのは、2100 年以降です。
プロトコル スタック。ネットワークのプロトコル スタックでは問題が報告されていません。


保存と計算で、西暦の下 2 桁を 4 桁に変換するロジック
短い形式の日付は、コントロール パネルの [地域] の [日付] タブで設定できます。オペレーティング システムでは、日付の表示にこの形式が使用されます。たとえば、シェル (ファイルの詳細表示)、DIR コマンド、メモ帳 (ヘッダーへの日付の印刷時) で使用されます。Win32 アプリケーションでも、この形式が使用されます。短い形式を 4 桁の長い形式に変更した場合は、使用する Win32 アプリケーションで 4 桁まで設定されたことを確認してください。

ガイドラインと推奨事項
通常、デバイス ドライバは 2000 年問題の影響を受けません。ただし、ドライバはカードの BIOS コードにアクセスできます。このため、2000 年に切り替わるときに、BIOS 日付を参照する可能性があります。ほとんどの BIOS 日付は、短い形式 (西暦の下 2 桁) で保存されます。このため、日付が 21 世紀になっているカードでは、ドライバが正しく動作しない場合があります。今のところ、BIOS 日付を参照するドライバは確認されていません。ほとんどのドライバは、日付ではなくリビジョン番号で切り替えを認識します。21 世紀の BIOS 日付を持つカードが製造されるようになると、すべてのドライバをテストする必要が出てきます。

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カテゴリの記号について:
* ユーザーが必要な操作を行うことで対応できる製品。
修正プログラムのロードや文書の参照など、指示された操作を行う必要があります。

# マイクロソフトの対応基準に対して許容範囲の差異がある製品。
製品の主要な機能、データ保全性、安定性や信頼性に影響を与えない程度に限られます。

+ 頒布予定の修正プログラムで対応できる製品。
修正プログラムが公開された時点で、できるだけ早期の対応が必要です。詳細は、製品ガイドを参照してください。

注意:上記の対応状況分類では、必要な対応操作が行われることを前提としています。


  2000年対応状況の開示

マイクロソフトおよび西暦 2000 年問題に関する情報(本書記載の情報の他、西暦 2000 年テスト、評価、対応情況、対応スケジュール、目標、その他に関する、過去、現在および将来の全ての情報を含みますが、これらに限られません。 以下、これらを総称して「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」といいます。)の送信または伝達は全て、ここに米国の「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」に定義されているところの「西暦 2000 年対応情報開示」として提供されます。 また、かかる情報は、http://www.microsoft.com/japan/year2k/ のマイクロソフトの西暦 2000 年Webサイト(以下「Y2K Webサイト」といいます。)にて参照可能です。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、それぞれ、この使用条件、Y2K Webサイト記載の条件並びに「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」の条項に従い、お客様の西暦 2000 年問題に対応するための技術計画を支援させていただく目的でのみ提供されています。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」には、入手可能な最新情報が含まれますが、それらは逐次更新されます。 従って、マイクロソフトは、お客様が定期的に、Y2K Webサイトを確認して、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の変更を確認されることをお勧めします。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、全て、“現状ベース”で提供されるものであり、いかなる保証も伴うものではありません。 従って、マイクロソフトは、商品性の保証および特定目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にもいかなる保証もいたしません。 さらに、マイクロソフトは、いかなる「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の使用またはその使用結果についても、その正確性、真実性、信頼性等、いかなる保証もしくは表明も行いません。 マイクロソフトまたはその権限ある代理人による、口頭もしくは書面による一切の情報もしくはアドバイスは、何らの保証を意味するものでもなく、かつ上記の保証の拒絶の範囲を狭めるものではありません。 マイクロソフトおよびその供給者は、いかなる場合においても、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に関連して生じた、直接損害、間接損害、偶発損害、派生損害、事業利益の逸失、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害について、たとえかかる損害の発生の可能性を知らされていた場合であっても、一切責任を負いません。 派生損害または偶発損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に含まれる情報は、Y2K Webサイトで参照可能であり、マイクロソフト西暦 2000 年対応状況(YEAR 2000 COMPLIANCE STATEMENT)、マイクロソフトが、その西暦 2000 年製品ガイドにおいて、製品の分類に使用している対応基準に関する説明(DESCRIPTION OF THE CATEGORIES OF COMPLIANCE)およびテスト基準(THE MICROSOFT YEAR 2000 TEST CRITERIA)等、と併せてお読みいただくことを意図して提供されているものです。

マイクロソフトが、西暦 2000 年問題関連の修正版、西暦 2000 年診断ツールまたは修正サービスの提供において、お客様に提供することのある、すべての「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、米国の「西暦 2000 年問題に関する情報及び対応開示に関する法律(112 STAT.2386)」の適用を条件として提供されるものです。 何らかの争いが生じた場合には、かかるステートメントの使用に関するお客様の権利は、お客様との契約書または料金表において、別段の合意がなされていない限り、この法律により制限されます。


  最終更新日 1999 年 2 月 19 日
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