N88-BASIC(86) GET@命令

GET@

機能
スクリーン座標系のグラフィックパターンを読み込む
書式
GET[@](SX1,SY1)-[(SX2,SY2)/STEP(x,y)],配列変数名[要素]
文例
GET(100,50)-(130,70),G%

画面上のスクリーン座標の2点(Sx1,Sy1)と(Sx2,Sy2)を対角点とする四角形のグラフィックパターンを,〈配列変数名〉で指定された配列変数に読み込みます.

座標の指定は,ビューポート内に展開されるスクリーン座標を使用します(PUT@も同様).2つ目の座標指定には, STEPを使って相対座標による指定もできます.

〈配列変数名〉は,グラフィックデータを読み込むために用意する数値型の配列変数の名前です.

〈添字〉は,グラフィックパターンを配列変数に読み込む際に,どの要素から格納し始めるかを指定するものです.省略した場合は配列の最初から格納します.〈添字〉を使うことにより,1つの配列変数に対して複数のグラフィックパターンを格納することができます.

GET@を実行する前に, DIMで配列変数の大きさを宣言しておかなければなりません.確保すべき配列変数の大きさは, 1つの配列に1つのパターンしか読み込まない場合,次の計算式で求めることができます.複数パターンの場合は,それぞれのパターンについて計算し,その合計分を確保します.

必要なバイト数=((横のドット数+7)¥8)*縦のドット数*M+4

ただし,

添字の値=(必要なバイト数+(N-1))¥N-1

Nは配列変数の型によって変わります.

この計算式によって求めた"添字の値"を, DIMで配列変数を宣言するときに〈添字の最大値〉(DIM参照)として指定します.この計算式で求められる添字の値は, 1次元配列で添字の最小値が0のとき(OPTIONBASE参照)のものです.一般にGET@では1次元の配列変数を用います.

注意:このGET@はPUT@と密接な関係にあり,通常ペアで使用されます.また, GET@実行後, LP(最終参照点)は(Sx2,Sy2)に移されます.

参照:DIM, OPTION BASE, PUT@,サンプルプログラム18

出典:N88-日本語BASIC(86)(Ver6.2) リファレンスマニュアル、日本電気株式会社、1991年発行


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