N88-BASIC(86) COMMON命令
COMMON
- 機能
- CHAIN文が実行されたとき変数を引き渡す
- 書式
- COMMON 変数名[,変数名...]
- 文例
- COMMON A.B.XY().NA$
COMMONは, CHAINによってメモリ上のプログラムからディスク上のプログラムに実行を移す際,メモリ上のプログラムの変数を実行の移されたプログラムに引き渡します.なお,CHAINでMERGEオプションが指定されたときには,メモリ上のプログラムとディスク上のプログラムとが連結された後のプログラムに変数を引き渡します.
したがって, COMMONは必ずCHAINとあわせて使われます.また,プログラム内において, COMMONはCHAINの前にある必要があります.
〈変数名〉は1行の許す範囲(255バイト以内)で何個でも並べることができますが, 1つのプログラム中のCOMMONで同じ変数名を指定してはなりません.また配列変数名は()を後ろにつけ加えて表現します.
すべての変数を引き渡したいのであれば, CHAINのALLオプションを使う方が便利です.
出典:N88-日本語BASIC(86)(Ver6.2) リファレンスマニュアル、日本電気株式会社、1991年発行