N88-BASIC(86) CLOSE命令
CLOSE
- 機能
- ファイルを閉じる
- 書式
- CLOSE [[#]ファイル番号[,[#]ファイル番号]...]
- 文例
- CLOSE
CLOSE #1,#3
CLOSEは, OPENによって開かれていたファイルを閉じます.閉じられたファイルに対しては,再び開かれるまで入出力を行うことはできません.
〈ファイル番号〉を指定すると, OPENで指定したファイル番号に対応するファイルを閉じます.〈ファイル番号〉を複数個指定すれば,複数のファイルをいちどに閉じることができます.
〈ファイル番号〉を省略した場合には,そのとき開いているファイルすべてを閉じます.閉じられたファイルにつけられていたファイル番号は,同じあるいは異なるファイルを開くために再び使うことができます.また閉じられたファイルは,同じあるいは異なったファイル番号によって再び開くことができます.
ファイルが出力用に開かれていた場合には, CLOSEを実行すると,バッファに残っていたデータが完全に書き出されます.このため,ファイルの出力処理を正しく終了するには, CLOSEの実行が必要です.
R指定なしのRUNおよびR指定なしのLOADは,プログラムの実行を開始する前に,開かれているすべてのファイルを自動的に閉じます.また, ENDあるいはNEWの実行によってもファイルは自動的に閉じられます.
注意:STOPではファイルを閉じることはできません.また, ENDが実行されずにプログラムが終了する場合もファイルは閉じられません.
参照:CHAIN, END, LOAD, NEW, OPEN, STOP,サンプルプログラム26,27, 28, 29
出典:N88-日本語BASIC(86)(Ver6.2) リファレンスマニュアル、日本電気株式会社、1991年発行