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OLE Automation Technology  (All Languages)

製品の概要
製品名: OLE オートメーション テクノロジ
バージョン:
カテゴリ: 対応
オペレーティング システム: 32 ビット版 Win
言語: すべての言語 発売日: 該当せず
対応期間: -
必要なソフトウェア: なし
依存する製品: Office 95、Office 97、Visual Basic for Applications、Visual Basic を含む OLE オートメーション テクノロジを使用する製品
依存するクロック: システム クロック、Visual Basic ランタイム、(OLE) オートメーション ライブラリ
最終更新日: 1999 年 7 月 27 日
製品の詳細

オートメーション ライブラリと西暦 2000 年

製品のコード効率アップと TCO 削減のために、マイクロソフトでは社内の開発者に対し日付の処理に共通のオートメーション ライブラリを使用することを推奨してきました。これまでもお客様の変化するニーズを反映し、機能の追加を行うために、オートメーション ライブラリにはアップデートが繰り返されてきました。このライブラリのアップデート バージョンは、Microsoft Office、Microsoft Visual Studio、Microsoft Internet Explorer などの主要製品にインストールされます。

オートメーション ライブラリがインストールされているかどうかを調べる方法

Windows 95 または Windows NT 3.51 以降を実行している場合は、オートメーション ライブラリが使用されています。

オートメーション ライブラリの構成ファイル

オートメーション ライブラリは次の 4 つのファイルで構成されます。

  • oleaut32.dll
  • olepro32.dll
  • asycfilt.dll
  • stdole2.tlb

これらのファイルは、オペレーティング システムまたはアプリケーションによってインストールされます。

オートメーション ライブラリの西暦 2000 年問題への影響

オートメーション ライブラリは 2 桁の西暦を解釈するルーチンを含んでおり、これによりアプリケーションは日付を誤解のない、連続した日付に変換することができます。したがって、おそらく多くのアプリケーションで日付の処理にオートメーション ライブラリが使用されています。

過去数年に、オートメーション ライブラリは日付処理方法に関して 3 回アップデートされています。

 

ライブラリ (OLEAUT32.DLL) のバージョン

下 2 桁の西暦のカットオフ

2.20..4049 より

1999

Version 2.20..4049 〜 2.29..xxxx (2.29..xxxx を含む)

2029

Versions 2.30..xxxx 以降

ユーザーが指定

上記のカットオフは、オートメーション ライブラリが下 2 桁の西暦の日付を絶対日付に変換する場合の日付の処理方法を示します。2.20.4049 以降のバージョンでは、入力された下 2 桁の西暦は 1930 〜 2029 年の範囲にあると見なされます。バージョン 2.30.xxxx からは、オペレーティング システムのコントロール パネルで上のデフォルト範囲が変更できない場合にこの範囲が使用されます。そのため「ユーザーが指定」となっています。

オートメーション ライブラリが日付を文字列として出力する場合、日付は、使用中のオートメーション ライブラリのバージョンによって異なる形式にフォーマットされます。2.20.4049 以降では、1930 年以前あるいは 2000 年以降の日付は、年フィールドに 4 桁の西暦の日付として出力されます。これは、オペレーティング システムのコントロール パネルで下 2 桁の西暦が指定されている場合にも当てはまります。2.30.xxxx からは、コントロール パネルの設定が下 2 桁の西暦になっている場合、1930 〜 2029 年の日付は下 2 桁の西暦で出力されます。

次に例を示します。かっこ内の日付はオートメーション ライブラリの入力と出力を表します。

2.20.4049 〜 2.30.xxxx

「30/1/1」は 1930 年 1 月 1 日 と解釈され、1930 年 1 月 1 日は「30/1/1」として出力されます。

「29/1/1」は 2029 年 1 月 1 日 と解釈され、2029 年 1 月 1 日は「2029/1/1」として出力されます。

「00/1/1」は 2000 年 1 月 1 日 と解釈され、2000 年 1 月 1 日は「2000/1/1」として出力されます。

「99/1/1」は 1999 年 1 月 1 日 と解釈され、1999 年 1 月 1 日は「99/1/1」として出力されます。

2.30.xxxx

「30/1/1」は 1930 年 1 月 1 日 と解釈され、1930 年 1 月 1 日は「30/1/1」として出力されます。

「29/1/1」は 2029 年 1 月 1 日 と解釈され、2029 年 1 月 1 日は「29/1/1」として出力されます。

「00/1/1」は 2000 年 1 月 1 日 と解釈され、2000 年 1 月 1 日は「00/1/1」として出力されます。

「99/1/1」は 1999 年 1 月 1 日 と解釈され、1999 年 1 月 1 日は「99/1/1」として出力されます。

 

オートメーション ライブラリのバージョン確認方法

[スタート] ボタンをクリックし、[検索] を選択して [ファイルやフォルダ] をクリックします。[名前と場所] タブの [名前] フィールドに「oleaut32.dll」と入力します (かぎかっこは除く)。[探す場所] フィールドでオペレーティング システムのあるドライブ (通常 C:) を選択します。[検索開始] をクリックします。ファイルが下のボックスに表示されたら、ファイルを右クリックして [プロパティ] を選択します。次に、右側の [バージョン情報] タブをクリックします。

オートメーション ライブラリを使用するアプリケーションの例

Microsoft Office 95 以降

Microsoft Visual Studio (Visual C++、Visual Basic、Visual Interdev およびカスタム アプリケーションを含む)

Microsoft Windows 95、Windows 98、Windows NT Workstation、Windows NT Server

Microsoft Internet Explorer

組織内で複数のバージョンのオートメーション ライブラリが使用されている場合の問題

異なるユーザーが異なったバージョンのオートメーション ライブラリを使用することで発生する西暦 2000 年問題がいくつかあります。これらの問題はすべて、下 2 桁の西暦で入力された年の解釈に関係しています。アプリケーションで日付を入力する場合、4 桁の年を使えば問題はありませんが、ユーザーやソフトウェアによって下 2 桁の西暦が入力された場合は、日付が別のマシンでは別の世紀に入力されてしまう可能性があります。たとえば、日付を入力する部門で Service Pack がインストールされていない Windows NT 3.51 と Windows NT 4.0 Workstation の両方でカスタム アプリケーションが使用されているとします。この状況でユーザーが 10/1/1 などの日付を入力すると、NT 3.51 マシンでは 1910 年 1 月 1 日、NT 4.0 マシンでは 2010 年 1 月 1 日として日付が記録される可能性があります。Service Pack の最新版、または Microsoft Office 97 や Internet Explorer 4.0 などの新しいアプリケーションをインストールすると、一貫した日付処理が保証されます。

Windows 95 および Windows 98 の西暦 2000 年問題情報とアップデートについては、次の Web サイトを参照してください。

http://computingcentral.msn.com/guide/year2000/msy2k/productinfo/windows.asp

Windows NT の西暦 2000 年問題情報とアップデートについては、次の Web サイトを参照してください。

product.htm

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カテゴリの記号について:
* ユーザーが必要な操作を行うことで対応できる製品。
修正プログラムのロードや文書の参照など、指示された操作を行う必要があります。

# マイクロソフトの対応基準に対して許容範囲の差異がある製品。
製品の主要な機能 (データ保全性など) や安定性 (信頼性など) に影響を与えない程度に限られます。

+ 頒布予定の修正プログラムで対応できる製品。
修正プログラムが公開された時点で、できるだけ早期の対応が必要です。

注意:上記の対応状況分類では、必要な対応操作が行われることを前提としています。


  2000年対応状況の開示

マイクロソフトおよび西暦 2000 年問題に関する情報(本書記載の情報の他、西暦 2000 年テスト、評価、対応情況、対応スケジュール、目標、その他に関する、過去、現在および将来の全ての情報を含みますが、これらに限られません。 以下、これらを総称して「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」といいます。)の送信または伝達は全て、ここに米国の「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」に定義されているところの「西暦 2000 年対応情報開示」として提供されます。 また、かかる情報は、http://www.microsoft.com/japan/year2k/ のマイクロソフトの西暦 2000 年Webサイト(以下「Y2K Webサイト」といいます。)にて参照可能です。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、それぞれ、この使用条件、Y2K Webサイト記載の条件並びに「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」の条項に従い、お客様の西暦 2000 年問題に対応するための技術計画を支援させていただく目的でのみ提供されています。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」には、入手可能な最新情報が含まれますが、それらは逐次更新されます。 従って、マイクロソフトは、お客様が定期的に、Y2K Webサイトを確認して、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の変更を確認されることをお勧めします。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、全て、“現状ベース”で提供されるものであり、いかなる保証も伴うものではありません。 従って、マイクロソフトは、商品性の保証および特定目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にもいかなる保証もいたしません。 さらに、マイクロソフトは、いかなる「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の使用またはその使用結果についても、その正確性、真実性、信頼性等、いかなる保証もしくは表明も行いません。 マイクロソフトまたはその権限ある代理人による、口頭もしくは書面による一切の情報もしくはアドバイスは、何らの保証を意味するものでもなく、かつ上記の保証の拒絶の範囲を狭めるものではありません。 マイクロソフトおよびその供給者は、いかなる場合においても、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に関連して生じた、直接損害、間接損害、偶発損害、派生損害、事業利益の逸失、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害について、たとえかかる損害の発生の可能性を知らされていた場合であっても、一切責任を負いません。 派生損害または偶発損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に含まれる情報は、Y2K Webサイトで参照可能であり、マイクロソフト西暦 2000 年対応状況(YEAR 2000 COMPLIANCE STATEMENT)、マイクロソフトが、その西暦 2000 年製品ガイドにおいて、製品の分類に使用している対応基準に関する説明(DESCRIPTION OF THE CATEGORIES OF COMPLIANCE)およびテスト基準(THE MICROSOFT YEAR 2000 TEST CRITERIA)等、と併せてお読みいただくことを意図して提供されているものです。

マイクロソフトが、西暦 2000 年問題関連の修正版、西暦 2000 年診断ツールまたは修正サービスの提供において、お客様に提供することのある、すべての「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、米国の「西暦 2000 年問題に関する情報及び対応開示に関する法律(112 STAT.2386)」の適用を条件として提供されるものです。 何らかの争いが生じた場合には、かかるステートメントの使用に関するお客様の権利は、お客様との契約書または料金表において、別段の合意がなされていない限り、この法律により制限されます。


  最終更新日 1999 年 7 月 22 日
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