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この資料は以下の製品について記述したものです。
この資料は Microsoft(R) Windows(TM) Version 3.1 が透過ウィンドウスタイル(WM_EX_TRANSPARENT)を完全なウィンドウのスタイルとしてサポートをしていないことについて説明したものです。
CreateWindowEx() 関数の説明で「WS_EX_TRANSPARENT スタイルで作成されたウィンドウは透過状態になります。」という記述があり、実際にそのスタイルでウィンドウを作成すると、作成直後の状態ではウィンドウ はその場所で覆い被さることなく透けて見えます。しかし、そのウィンドウを移動させると新しい位置に作成直後のウィンドウの背景も移動します。これは Microsoft(R) Windows(TM) Version 3.1 が透過ウィンドウを完全なウィンドウのスタイルとしてサポートしていないために起こります。
この WS_EX_TRANSPARENT スタイルは特殊なケース、特にウィンドウの表示時間の短いものを想定して設計されています。Microsoft(R) Windows(TM) Version 3.1 では、このスタイルは他のウィンドウのを移動する点や線を描画する時などに使用されています。
例えば、ダイアログエディタ上で、選択されたコントロールを動かすときの輪郭線を描画する時などがそれに該当します。このような特殊なものですから、WS_EX_TRANSPARENT スタイルを一般のアプリケーションのウィンドウスタイルとして指定することはあまりありません。
マイクロソフト株式会社 テクニカル サポート
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