文書番号: 410700
最終更新日: 1998/05/26
この資料は以下の製品について記述したものです。
Microsoft(R) PowerPoint(R) for Windows(R) Version 4.0 (以下 PowerPoint 4.0) この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP410700
概要
この資料では、埋め込みオブジェクトを設定する方法とその注意点を記述しています。
現象
PowerPoint 4.0 でプレゼンテーションをする場合、「クリック」という動作が次のスライドを表示するための操作になりますが、スライドにサウンドやビデオクリップなどを埋め込んでいる場合も、オブジェクトを「クリック」して再生します。ところが、オブジェクトの再生するタイミングを設定していない場合、これらのオブジェクトをプレゼンテーション中にクリックしたとしても、再生できずに次のスライドに進んでしまったり、任意のタイミングで再生ができません。
埋め込み可能なオブジェクトの種類
埋め込み可能なオブジェクトは、大きく 2 つの種類に分けられます。
埋め込み時すでに結果が表示されているオブジェクト
埋め込んだときに結果がすでに表示されている埋め込みオブジェクト(オブジェクトを起動させなくても良いオブジェクト)は主に以下のものがあります。
PowerPoint 4.0 スライド
Microsoft(R) Word for Windows(R) Version 6.0 の表
Microsoft(R) Excel for Windows(r) Version 5.0 のワークシート及びグラフ
クリップアート
Microsoft(R) WordArt Version 2.0
数式 (数式エディタ)
描画 (Microsoft Draw)
Microsoft(R) Graph のグラフ 他
再生時に結果が得られるオブジェクト
再生をすると結果が得られる埋め込みオブジェクト(そのオブジェクトを起動
しなければ、内容が表示できないもの)は主に以下のものがあります。
PowerPoint 4.0 プレゼンテーション
サウンド
ビデオクリップ
貼り付けメモ( Microsoft Works for Windows Ver.3.0 に添付)
結果がすでに表示されている埋め込みオブジェクトをアイコンで表示
させている場合 他
※ 上記の埋め込み可能なオブジェクトは PowerPoint 4.0 に添付されていない
ものも含まれています。
OLE サーバーオブジェクトを再生するタイミングの設定方法
OLE サーバーオブジェクトを再生するタイミングや起動方法を設定するには以下の操作が必要です。この設定をすると、オブジェクト上でのクリックしても、プレゼンテーション時に次のスライドは表示されず、埋めこまれたオブジェクトを任意のタイミングで再生することができます。
埋め込まれたオブジェクトを選択します。
[ツール] - [オブジェクトの動作設定] コマンドをクリックします。
オブジェクトの種類を確認し、そのオブジェクトの動作開始のタイミングを設定し
ます。
そのスライドを表示し、任意の時間が経過してから自動的にオブジェクトを再生す
る場合は [終了後] ボックスに任意の秒数を入力します。
再生しているとき以外には、埋め込みオブジェクトを非表示にしたい場合は、
[動作していないときは非表示] をオンにします。
*マニュアル 213 ページの記述もあわせてご参照ください。
再生が必要なオブジェクトを埋め込んだ場合の注意事項
プレゼンテーションファイルを作成したコンピュータと、プレゼンテーションするコンピュータが違う場合、PowerPoint Viewer を使ってプレゼンテーションする場合は、以下の点にご注意ください。
ビデオやサウンドなど、メディア プレーヤーのオブジェクトを埋め込んだプレゼン
テーションを実行するためには、そのコンピュータに Microsoft Video for Windows
がセットアップされている必要があります。また、ビデオファイルを再生するために
は、ビデオファイルの約 2 倍以上のハード ディスクの空き容量があり、メディア
プレーヤーをサポートしているビデオ ドライバが組み込まれていることを確認して
ください。
ビデオクリップのオブジェクトは埋め込んでいる場合も、リンクしている場合でも、
ビデオのファイルがかなり大きいことが予測されるため、プレゼンテーション ファイ
ルは、ビデオファイルの場所(ドライブ、ディレクトリ、ファイル名)だけを保管し、
ビデオクリップのデータ自体は、埋め込んだファイルには含まれません。ビデオク
リップが埋め込まれているプレゼンテーションを表示するには、プレゼンテーション
する前に、プレゼンテーションするコンピュータにビデオのファイルをコピーして、
ドライブ、ディレクトリの情報を修正する必要があります。
サウンドやビデオ以外のオブジェクトでも、そのオブジェクトを再生したり編集を行
う場合には、再生や編集に利用するコンピュータにも、埋め込んだオブジェクトを作
成したアプリケーションがセットアップされている必要があります。
Keywords: embed KBINFO object ole pp4 ppt4 setting show slide slideshow KB410700
Technology: kbPowerPt400 kbPowerPtSearch kbZNotKeyword2