文書番号: 410601
最終更新日: 1998/02/23
この資料は以下の製品について記述したものです。
- Microsoft Excel for Windows Version 4.0
この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP410601
概要
この資料は、SELECT 関数について説明したものです。
マニュアル - 『機能事典 (マクロ編) 』 P447
SELECT 関数とは?
マクロシートよりセルを選択したり、アクティブセルの変更をする動作を行なう
関数です。
手順
=SELECT ( [<範囲>] [,<アクティブセル>] )
[ ] 内は省略できます。
-
範囲
選択したいセル、セル範囲を指定します。範囲の指定は、(!A1:J10) の
ような作業中のシートに対する参照、または ("R[-1]C") といったアクティブ
セルを基準にした R1C1 形式の参照を文字列の形式で指定します。省略する
と、現在の選択対象がそのまま使われます。
-
アクティブセル
引数にとったセル範囲の中で、アクティブにしたいセルを指定します。作業
中のシートにあるセルの参照を指定するか、アクティブセルを基準とした
R1C1 形式の参照を文字列形式で指定します。省略すると、指定セル範囲の左
上隅になります。
動作を行う?
たとえば下記のようなマクロを実行すると
![[GRAPHIC: ]](JP410601A.gif)
作業シート (マクロシート) の B2 から C3 を選択し、B2 をアクティブセルと
します。
![[GRAPHIC: ]](JP410601B.gif)
R1C1形式の参照を文字列で?
たとえば、作業シートの C3 がアクティブの状態で下記のマクロを実行すると、
アクティブセルは C4 をアクティブにします。
![[GRAPHIC: ]](JP410601C.gif)
シート上の次の動作を表すマクロはそれぞれ次のようになります。
アクティブセルを上に移動する =SELECT(,"R[-1]C")
アクティブセルを下に移動する =SELECT(,"R[1]C")
アクティブセルを左に移動する =SELECT(,"RC[-1]")
アクティブセルを右に移動する =SELECT(,"RC[1]")
たとえば?
下記のマクロは、ワークシート (Sheet1) の A1 のセルより 3 つ下のセルに
名前という文字列を入力し、この操作を 3 回繰り返します。
![[GRAPHIC: ]](JP410601D.gif)
注意
SELECT 関数の引数に指定するセル参照は、"R[1]C" のようにダブル
クォーテーションで囲んだ文字列として指定します。このときのセル参照は
R1C1 形式で指定する必要があります。
Keywords: KB410601
Technology: kbExcel400 kbExcelSearch kbExcelWinSearch