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サポート技術情報

[XL]スクロール バーを制御する方法

文書番号: 402463

最終更新日: 1997/10/20


この資料は以下の製品について記述したものです。


この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP402463

概要

スクロール バーはウィンドウやリストなどの表示箇所を変更する場合に使用します。 本文書は、Microsoft(R) Visual Basic(R) Programming System Applications
Edition (以下 VBA) を使用して、スクロール バーを制御する方法をサンプル モ
ジュールと共に解説しています。

詳細

スクロール バーの制御を行うには、ScrollBar オブジェクトの各プロパティとメソッ ドを使用します。使用する主なプロパティは次の通りです。
  Value プロパティ       スクロール バーの現在の値の設定と取得
  Min プロパティ         スクロール バーの最小値の設定と取得
  Max プロパティ         スクロール バーの最大値の設定と取得
  SmallChange プロパティ スクロール バーの端の矢印がクリックされたときの増加
                         または減少値の設定と取得
  LargeChange プロパティ スクロール バーを使って 1 画面分ずつスクロールするとき
                         の加または減少値の設定と取得

サンプル

次のサンプル モジュールでは、ダイアログ ボックス "Dialog1" を表示し、ダイア ログ ボックス上のスクロール バー "スクロール 4" をスクロールさせると、それ に連動してワークシート "Sheet1" のスクロール バーもスクロールするように なっています。
  'スクロール バー "スクロール 4" の開始位置用変数定義
  Dim ScrollPos As Integer
  Sub move_together()
      Worksheets("Sheet1").Activate
      Range("A1").Select
      'スクロール バーの初期設定
          With DialogSheets("Dialog1").ScrollBars("スクロール 4")
              .Value = 0
              .Min = 0
              .Max = 20
              .SmallChange = 1
              .LargeChange = 20
              .LinkedCell = ""
          End With
      'ダイアログ ボックス表示
      DialogSheets("Dialog1").Show
      'ダイアログ ボックス表示時のスクロール バーの開始位置セット
      ScrollPos = 0
  End Sub
  'スクロール バー "スクロール 4" に登録するマクロ
  Sub スクロール 4_scrl()
  Dim NowPos As Integer
      'スクロール バーがスクロールされた時の現在の位置セット
      NowPos = DialogSheets("Dialog1").ScrollBars("スクロール 4").Value
      '開始位置と現在の位置の差分ウインドウのスクロール
      ActiveWindow.SmallScroll Down:=NowPos, Up:=ScrollPos
      '次スクロール時に使用するための開始位置として現在の位置をセット
      ScrollPos = DialogSheets("Dialog1").ScrollBars("スクロール 4").Value
  End Sub

Keywords: KBHOWTO KB402463
Technology: kbExcel500 kbExcelSearch kbExcelWinSearch

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