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サポート技術情報

[W_PP4] ファイルアクセスエラー (XXX) が表示された場合のトラブルシューティング

文書番号: 130155

最終更新日: 2003/08/28


この資料は以下の製品について記述したものです。


この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP130155

概要

この資料では、「ファイルアクセスエラー (xxx)」などのエラーが発生する現象と対処方法について記述したものです。

現象

PowerPoint 4.0 プレゼンテーション ファイルを保存または開こうとしたり、OLE オブ ジェクトを挿入しようとすると、以下のエラーメッセージが表示される場合があります。
「Integer Devide by Zero」または「ファイルアクセスエラー (xxx) が発生しました」
※ 「xxx」には数字が入ります。

原因

残念ながら、原因は特定されておりません。
ご報告いただいた情報から、プレゼンテーションが壊れてしまっているか、テン ポラリ ファイルを作成するのに失敗した場合にエラーが出ているケースが多いようです。エラーとして表示されている数字には特に関連性は見つかっておりませんが、原因として考えられる主な要因について以下にまとめました。

  1. ファイルサイズ
    ファイルサイズが大きい場合にエラーが出るという報告が多数、寄せられています。また、ファイルサイズがそれほど大きくない場合でも、テンポ ラリ ファイルを作成するだけの十分な空き容量がハード ディスク上に確保されていないとエラーを起こす確率が高くなります。フロッピーディスクに保存されている場合は、フロッピーディスクに十分な空き容量が必要になります。
  2. OLE 機能が正しく動作していない
    OLE オブジェクトを作成する作成元のアプリケーション側に問題がある場合やプレゼンテーションに挿入されている OLE オブジェクトが壊れているためにエラーを起こす場合が多いようです。

回避策

以下の手順を行い、原因となっている可能性の高いものを調査し、回避できるかどうかをお試しください。なお、エラーが表示されるタイミングによって、どの手順から行うかが異なります。

* プレゼンテーションの保存時 → 方法 1 から
* プレゼンテーションを開くとき → 方法 1 から
* OLE オブジェクトを挿入したとき → 方法 5 から

方法 1

問題が起きたファイルを他のコンピュータにて操作 (開く / 保存) してみて、複数のコンピュータ上で同様のエラーが発生するかどうかを確認してください。

他のコンピュータでも同じ現象を起こす場合 → 方法 2
他のコンピュータでは問題ない場合 → 問題のあるコンピュータで方法 4

方法 2

プレゼンテーションがフロッピーディスク、MO ディスク、CD-ROM やネットワーク上のサーバーなどに保存されている場合、ローカルのハード ディスクにコ ピーしてください。

コピーできる場合 → 方法 3
コピーできない場合 → 方法 4

方法 3

ハード ディスクにコピーしたファイルを開き、上書き保存してください。

保存できない → 方法 4
保存できる → 方法 5

方法 4

ハード ディスクにテンポラリ ファイルを作成するための十分な空き容量があるかどうかを以下の手順で調べます。
  1. プログラム マネージャから [アイコン] メニューから [ファイル名を指定して実行] をクリックします。
  2. [コマンドライン] に「sysedit」と入力し、[OK] をクリックします。
  3. [ウィンドウ] メニューから [(ドライブ名):¥Autoexec.bat] をクリックします。
  4. 「SET TEMP=」で指定されている記述を確認してください。指定されている場所にテンポラリ ファイル (作業用の一時ファイル) が作成されます。この行が見つからない場合は、以下のような記述を付け加えて、AUTOEXEC.BAT を保存してからコンピュータを再起動してください。

    < 記述方法 > SET TEMP=(ドライブ名):(ディレクトリ名)
    < 例 > SET TEMP=C:¥TEMP
  5. ファイル マネージャを開き、手順 (4) で確認したドライブ名をクリックし、ステイタスバーに表示される空き容量が十分かを確認してください。作成するファイルサイズの 3 倍程度の空きがあれば十分といえます。
  6. ハード ディスク内が断片化している場合、空き容量を十分取っているつもりでも十分に機能していない可能性があります。デフラグなどを使用してディスクの最適化を行ったり、スキャン ディスクなどを実行してデ ィスクの修復を行い、ディスクの断片化を防いでください。
上記の手順を試してもまだ問題が発生する場合は、続けて「方法 5」をお試しください。

方法 5

プレゼンテーションの中に挿入されている OLE オブジェクトに問題がある可能性があります。ファイルのバックアップを取ってから、OLE オブジェクトを 1 つずつ削除し、上書き保存ができるかを試し、どのオブジェクトが原因になっているかを調べます。原因となっているオブジェクトがわかったら、そのオブ ジェクトを新規のプレゼンテーションに挿入 (コピー / 貼り付け) し、問題が再現するかをお試しください。

新規プレゼンテーションでは問題なかった → 方法 6
新規プレゼンテーションでも問題が発生した → 方法 7

方法 6

プレゼンテーションが壊れています。まだこのプレゼンテーションが開ける場合は、以下の方法でできるだけ既存のデータを残し、プレゼンテーションを作り直してください。開けない場合は残念ですが、プレゼンテーションを修復する方法はありません。
  • スライド一覧表示で [編集] メニューの [すべて選択] をクリックしてから [編集] メニューの [コピー] をクリックします。新規のプレゼンテー ションを作成し、スライド一覧表示で [編集] メニューの [貼り付け] をクリックします。
      注意 : スライドが多数ある場合は、[Shift] キーを押しながら、スライド 
      をクリックして選択したほうがよいでしょう。この方法で、一度に数個の 
      スライドをコピーできます。
    
  • プレゼンテーションを分割して保存してみてください。スライド一覧表示でスライドを削除し、名前を変更して保存します。保存したプレゼンテー ションは新規のプレゼンテーションに [挿入] メニューの [ファイル] をクリックすれば挿入できます。
  • スライドを 1 枚ずつ WMF 形式で保存します。保存したスライドは新規のプレゼンテーションに [挿入] メニューの [図] をクリックすれば、図として挿入できます。
  • PowerPoint Viewer を起動し、スライドショーを実行し、プレゼンテーシ ョンを表示できるかを確認します。表示できた場合には、スライド 1 枚ずつの画面のハードコピーを取り、新規プレゼンテーションに貼り付けてください。

方法 7

問題が発生した OLE オブジェクトと同じ種類の新規オブジェクトを新規プレゼンテーションに挿入し、特定のオブジェクトで発生するのか、その種類のオブジェクトすべてで発生するのかを確認します。
    新規オブジェクトでは問題なかった 
          → 問題が発生するオブジェクトが壊れています。再作成してください。

    新規オブジェクトでも問題が発生した 
          → 恐れ入りますが、PowerPoint の障害報告窓口までご報告ください。

詳細

この問題は弊社にて現在調査中です。詳細がわかりしだい、随時サポート情報でお知らせする予定です。

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Keywords: 4.00 access bad corrupt error file insert KBHOWTO object ole open PP4 ppt recover save sector shooting trouble アクセス エラー シューティング トラブル ファイル KB130155
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