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サポート技術情報

INTERLNKとWindows 3.1について

文書番号: 406001

最終更新日: 2003/11/12


この資料は以下の製品について記述したものです。


概要

MS-DOS 6.2/V に添付されている "INTERLNK.EXE" を CONFIG.SYS ファイルに DEVICE登録した状態で Windows 3.1 を使用する場合について説明します。

INTERLNK.EXE について

MS-DOS 6.2/V には新しく Interlnk という簡易通信プログラムが添付されました。これは 2 台のコンピュータをシリアルまたはパラレル ポートを介して接続し、一方のコンピュータから、もう一方のコンピュータへアクセスできるようにする機能で、2 台のコンピュータのディスクやプリンタを共有できるようになります。
Interlnk を使用する際は、クライアントとなるコンピュータの CONFIG.SYS ファイルに INTERLNK.EXE を DEVICE 登録する必要があります。INTERLNK.EXE を DEVICE 登録しただけで、サーバーとなるコンピュータに接続していない場合、もしくは接続はしていてもサーバー側で "INTERSVR" コマンドを実行していない場合は、Windows 3.1 の起動に通常より時間がかかります。これは、Winodws 3.1 が起動するときに CONFIG.SYS のINTERLNK.EXE を認識して、どのポートでサーバーとつながっているか捜しにいくためです。サーバーと接続しており、かつサーバーが "INTERSVR" を実行している場合はすぐに見つかるので時間はかかりませんが、つながっていない場合はどこが接続されているのかそれぞれのポートで何回も再試行を繰り返すので、余分な時間が必要となってしまいます。

INTERLNK.EXE と Windows 3.1 のファイルマネージャ

INTERLNK.EXE を DEVICE 登録しただけで、"INTERSVR" が実行されているコンピュータに接続していない場合は Windows 3.1 の起動に通常より時間がかかるということは前に述べた通りです。その状態で Windows 3.1 を起動した後ファイル マネージャを開くと、フロッピー ディスク ドライブが 3 基追加されたように表示されます。これは、サーバーが認識されなかった場合、自動的に Interlnk 用にドライブが確保されてしまうためです。
したがって、これらのドライブの内容を見ようとしても (ドライブのアイコンをマウスでクリックしても)、
      ドライブ選択のエラー
      ドライブ x の準備ができていません。
      フロッピー ディスクを挿入してやり直してください。
というダイアログ ボックスが表示され、内容は見えません。
しかし、フロッピー ディスク ドライブが追加されたように表示された状態で、サーバー側のコンピュータで "INTERSVR" コマンドを実行すると、ファイル マネージャからサーバー マシンにアクセスできるようになります。つまり、クライアントとなるコンピュータで Windows 3.1 が起動している場合は、DOS プロンプトから "INTERLNK" コマンドを実行していなくても、サーバー マシンが有効になった時点で簡易通信が行えるようになります。

Keywords: BOOT DOS6V ERROR FILE ICON INTER INTERLINK INTERLNK LINK MANAGER エラー KB406001
Technology: kbMSDOS620 kbMSDOSSearch

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