Microsoft(R) MS-DOS(R) 6.2/V Upgrade Operating System (以下 MS-DOS 6.2/V)
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概要
弊社は、CONNER 社製 の一部の IDE ハード・ディスクに特定環境下においてのみ発生する潜在的な問題があることを確認しております。ただし、この現象が発生する確立は非常に低いものですが、CONNER 社製の IDE ハードディスクをご使用されている方は、下記の内容の確認と回避策についてご理解願います。
現象
MS-DOS 6.2/V に添付されている SCANDISK.EXE にて CONNER 社製 の一部の IDEハード・ディスクに特定環境下においてのみ発生する潜在的な問題について解説致します。この特定環境とは、 MS-DOS (もしくは PC-DOS) の VERIFY コマンドが ONに設定されている状態をいいますが、また、デフォルトの設定では VERIFY コマンドは OFF に設定されており、意図的に設定を変更しない限り ON になることはありません。特定の CONNER 社 の IDE ハード・ディスクを使用し、VERIFY コマンドがON に設定されている状態で MS-DOS 6.2/V に付属の SCANDISK を使用すると、その内容が破壊されることがあります。Central Point Software 社も、自社の PCTools に付属している Disk 修復プログラムと CONNER 社のハード・ディスクの組み合わせて同様の問題が発生することを確認しております。現在ご使用いただいているハード・ディスクがこの問題に該当するものかどうかが不明な場合は、ScanDisk(または Central Point PC Tools の DiskFix )コマンドが実行される前に VERIFYコマンドを OFF に設定するため、弊社および Central Point Software は、次に示す方法を取られることをお薦めいたします。
注意: VERIFY コマンドの設定により、MS-DOS や Windows、また各々の環境下で動作するアプリケーション・プログラムが影響を受けることはありません。
MS-DOS のコマンド・プロンプトから "VERIFY" と入力します。
"VERIFY は OFF" と表示される場合は、この問題が発生する危険はありません。
もし、"VERIFY は ON" と表示された場合は、コマンド・プロンプトから"VERIFY OFF" と入力し、VERIFY を OFF に設定しなおします。これにより、この問題が発生する危険を回避することができます。
上記の法により、ScanDisk (または Central Point PC Tools の DiskFix )コマンドを実行した後、VERIFY コマンドの設定を元に戻すには次のようにします。
MS-DOS のコマンド・プロンプトから "VERIFY ON" と入力します。
弊社では、ScanDisk 起動時に VERIFY コマンドを OFF に設定し終了時に起動時の設定に戻す ScanDisk プログラムを用意いたしました。修正モジュールは Nifty-Serve にて配布しており、次の手順でダウンロードすることができます。