文書番号: 405934
最終更新日: 1997/11/02
この資料は以下の製品について記述したものです。
- Microsoft(R) MS-DOS(R) 6.2/V Upgrade Operating System (以下 MS-DOS 6.2/V)
この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP405934
概要
ハードディスク上にたくさんのファイル、もしくはディレクトリがある場合、Defrag実行中にメモリ不足になることがあります。もし Defrag が、最適化を始める前にメモリ不足となった場合は、次のようなエラーメッセージが表示されます。
コンベンショナル メモリ不足です
これは、Defrag がディスク サイズではなく、ファイル/ディレクトリの数によって制限されているためです。この問題は普通、10,000 個以上のファイル/ディレクトリがある場合に発生しますが、ファイル/ディレクトリが約 8,000 個しかない場合でも起こることがあります。ここでは、この問題の対処方法を説明いたします。
問題の解決方法
この問題を解決するには、コンベンショナル メモリ(メイン メモリ)、もしくは拡張メモリ( XMS メモリ)を増やす必要があります。Defrag はディスクの FAT データを保持するために、最高 384KB までの拡張メモリを使用します。
もし、CPU が i386 もしくは i486 のマシンを使用して、かつ可能な限りのコンベンショナル メモリを解放している場合は、次に示す一時的な問題解決のための方法をお試しください。
- テキストエディタ( MS-DOS Editor など)で CONFIG.SYS ファイルを開き、EMM386.EXE がデバイス登録されているか、確認します。もし登録されていない場合は、DEVICE コマンドを使用してロードします。
- その行に "I=A000-B7FF" と "NOEMS" のパラメータを追加します。すなわち、以下のようになります。
DEVICE=C:\DOS\EMM386.EXE [すでに設定されているパラメータ]
I=A000-B7FF NOEMS
A000-B7FF の範囲は普通、ビデオ カードが使っています。従って、モノクロのビデオ カードを使用していない限り、I=A000-B7FF のオプションを付けている時は、グラフィックのアプリケーションを起動しないでください。
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CONFIG.SYS ファイルの変更を保存してエディタを終了します。
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マシンを再起動します。
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Defrag を "/G0(ゼロ)" というパラメータを付けて実行します。このスイッチは、プログラムをグラフィック モードで実行させないようにするものです。MS-DOSプロンプトから次のように入力します。
DEFRAG /G0
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再び CONFIG.SYS ファイルを編集して、手順2で追加したパラメータを削除します。
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変更を保存してエディタを終了後、マシンを再起動します。
詳細
以上の手順を試した後、まだなおメモリ不足となって最適化が実行できない場合は、ディスク上に Defrag が扱うことのできる数以上のファイルが存在すると考えられます。従って、ディスクからいくつかファイルを削除してから最適化を実行しなければなりません。
もしこの問題がしばしば起こるようであれば、もう少し小さいパーティションを作るか、同じパーティション内に複数のDoubleSpace ドライブを作成することをお薦めします。
Keywords: DEFRAG DOS6V ERROR KBRAID MEMORY TSHOOT エラー KB405934
Technology: kbMSDOS620 kbMSDOSSearch