KB403829 - [MSVC] MFCでプログラムの起動時の Window サイズを指定するには

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<QUESTION>

AppWizard でプログラムのスケルトンを作成したのですが、そのプログラムの起動
時の Window サイズを固定にしたいのですが、どのようにすれば良いのでしょうか。

<ANSWER>

メインウィンドウ CMainFrame のサイズ変更指定 1。 ShowWindow を呼ぶ前に CWnd のメンバ関数 SetWindowPlacement() 関数でサイズを指定するのが一番簡単な方法です。

メインウィンドウ CMainFrame のサイズ変更指定 2。

CWnd::PreCreateWindow(CREATESTRUCT& cs) を CMainFrame にインプリメントします。

インプリメントした PreCreateWindow 関数内で以下の処理を行います。

       ** SDI の場合
         BOOL CMainFrame::PreCreateWindow(CREATESTRUCT& cs)
         {
           if (!CFrameWnd::PreCreateWindow(cs))
               return FALSE;
             cs.x = 100;        // x 座標 表示位置
             cs.y = 100;        // y 座標 表示位置
             cs.cx = 500;       // 幅
             cs.cy = 1000;      // 高さ
             return TRUE;
         }
       ** MDI の場合
         BOOL CMainFrame::PreCreateWindow(CREATESTRUCT& cs)
         {
           if (!CMDIFrameWnd::PreCreateWindow(cs))
               return FALSE;
             cs.x = 100;        // x 座標 表示位置
             cs.y = 100;        // y 座標 表示位置
             cs.cx = 500;       // 幅
             cs.cy = 1000;      // 高さ
             return TRUE;
         }

メインウィンドウ CMainFrame のサイズ変更指定。 * MDI の場合 2。 CWinApp の派生クラスの InitInstance 関数内で呼び出している LoadFrame 関数を Create 関数に置き換えることで Window サイズを指定出来ます。

     [変更前] '->' の行を変更します
         // メイン MDI フレーム ウィンドウを作成します。
         CMainFrame* pMainFrame = new CMainFrame;
     ->  if (!pMainFrame->LoadFrame(IDR_MAINFRAME))
             return FALSE;
         pMainFrame->ShowWindow(m_nCmdShow);
         pMainFrame->UpdateWindow();
         m_pMainWnd = pMainFrame;
         // 新規 (空の) ドキュメントを作成します。
     [変更後] '->' の行が追加変更されています
         // メイン MDI フレーム ウィンドウを作成します。
         CMainFrame* pMainFrame = new CMainFrame;
     ->  CString WindowName;
     ->  WindowName.LoadString (IDR_MAINFRAME);
     ->  RECT rect = { 10, 10, 500, 400};
     ->  if (!pMainFrame->Create(NULL,  WindowName, WS_OVERLAPPEDWINDOW |
     ->      FWS_ADDTOTITLE,rect, NULL, MAKEINTRESOURCE (IDR_MAINFRAME) ) )
             return FALSE;
         pMainFrame->ShowWindow(m_nCmdShow);
         pMainFrame->UpdateWindow();
         m_pMainWnd = pMainFrame;
         // 新規 (空の) ドキュメントを作成します。

MDI の子ウィンドウの場合。 MDI のアプリケーションスケルトンに以下の修正を加えれば子ウィンドウ作成時の Window サイズを指定できます。 (C????View の '????' はプロジェクト名によって変わります)
1. ClassWizard で WM_CREATE のハンドラ C????View::OnCreate 関数を追加する。 1. 「ブラウズ (B) 」メニューの「 ClassWizard(W)...」コマンドで ClassWizard を起動
```
     2. [クラス名 (N)] コンボ ボックスから "C????View" を選ぶ。
     3. [オブジェクト ID (O)] リストから "C????View" を選ぶ。
     4. [メッセージ (M)] リストの "WM_CREATE" をダブルクリックするか
```
  "WM_CREATE" を選んだあと [関数の追加 (A)] ボタンを押す。 5. [メンバ関数] リストの "OnCreate ON_WM_CREATE" をダブルクリックするか "OnCreate .... " を選び [コードの編集 (E)] ボタンを押す。 2. C????View::OnCreate 関数で親ウィンドウに対して MoveWindow 関数で Window サイズを指定する 1.e. で ClassWizard が生成した関数に Window サイズを指定する処理 (CWnd::MoveWindow 関数) を追加して完成。
```
       -> /////////////////////////////////////////////////////////////////////
       -> // C????View クラスのメッセージ ハンドラ
       ->
       -> int C???View::OnCreate(LPCREATESTRUCT lpCreateStruct)
       -> {
       ->    if (CView::OnCreate(lpCreateStruct) == -1)
       ->        return -1;
       ->
       ->    // TODO: この位置に特殊な生成用のコードを追加してください。
       **    GetParent()->MoveWindow (10,10, 200, 200);
       ->    return 0;
       -> }
      '->' の行は ClassWizard が生成したコード
      '**' の行を追加する
```

CWnd::MoveWindow() 関数の引数については、オンラインヘルプを参照して下さい。

[MSVC] MFCでプログラムの起動時の Window サイズを指定するには

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