文書番号: 402712
最終更新日: 1998/03/23
この資料は以下の製品について記述したものです。
- Microsoft(R) QuickC(R) Compiler for MS-DOS(R) Version 2.0
この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP402712
概要
この資料は、リンク時に発生する以下のエラーの原因と解決方法について説明した
ものです。
LINK : fatal error L1089: filename : cannot open response file
ヘルプやドキュメントの解説
『 リンカが指定の応答ファイルを見つけられませんでした。』
詳細
ヘルプに基づいてお調べ頂いた上で、問題を発見できない場合、以下の内容について
ご検討ください。
原因
-
起動している LINK.EXE が製品添付のものより古いバージョン。
リンカのバージョン番号は、起動時に表示されるメッセージの右端で確認
できます。エラーが発生したディレクトリと製品添付のリンカのあるディ
レクトリで LINK を起動しバージョン番号が異なれば、環境変数 PATH の
設定で、使用中の言語製品のディレクトリより前に、他の LINK.EXE を含
むディレクトリの指定があります。
Ver3.05 の LINK.EXE (MS-DOS Ver3.3D などに添付) が起動している場合の
エラーメッセージは、エラー番号 L1089 を伴わない以下の表示となります。
Cannot open response file : ""
-
環境変数 TMP が正しく設定されていない。
統合環境を利用してプログラムを作成する場合、リンカのコマンドラインパラ
メータは統合環境が作成する応答ファイルに記述されますが、この応答ファイ
ルはテンポラリファイルです。TMP が不正であれば、テンポラリファイルが
作成できません。
対処方法
-
環境変数 PATH の設定で、言語製品のディレクトリを、他の LINK.EXE を含む
ディレクトリより前に指定してください。
-
環境変数 TMP を正しく設定してください。指定するディレクトリは任意です
が、ハードディスクなどの十分な空き容量のあるデバイスを指定してください。
Keywords: KBINFO KB402712
Technology: kbAudDeveloper kbCCompSearch kbQC200 kbZNotKeyword3