文書番号: 401997
最終更新日: 1999/03/19
この資料は以下の製品について記述したものです。
- Microsoft(R) Visual C++(TM) Development System Professional Edition forWindows(TM) Version 1.0
この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP401997
概要
Visual C++ Pro 1.0 に添付のサンプルプログラム \MSVC\SAMPLES\HANDLER にある
HANDTEST をビルドして実行してキーを押しても割り込み回数が0 (ゼロ) のままで変
化しません。これはサンプルプログラムの DLL HANDLER.ASM で _WEP() を作成する
べきところで WEP() 関数を作成しているためです。
Visual C++ Pro 1.0 では DLL を作成するときに標準で WEP() 関数がリンクされま
す。特別な終了処理が必要なこのサンプルプログラムの場合 C のランタイムから
自動的に呼び出される _WEP() 関数を作成する必要があります。お手数ですが以下
の手順で HANDLER.OBJ を作成してください。
WEP()、_WEP() に関するより詳細な情報は『プログラミング ガイド』 6.4 P.111
を参照してください。
対処方法
具体的な対処方法は以下の通りです。
-
HANDLER.ASM 内のシンボル WEP をすべて _WEP に変更する (3 箇所)。
-
環境変数 INCLUDE に CMACROS.INC が入っているディレクトリを追加する。
-
HANDLER.ASM を Microsoft(R) Macro Assembler Version 5.1 (以下 MASM 5.1)
または Microsoft(R) Macro Assembler Version 6.0 (以下 MASM 6.0) で
アセンブルする。
MASM 5.1 の場合
>MASM /Zi HANDLER.ASM
/Zi オプションはデバッグ情報を必要とするときのみ必要です。
MASM 6.0 の場合
>ML /c /Zm /Zi HANDLER.ASM
/Zi オプションはデバッグ情報を必要とするときのみ必要です。
MASM 6.0 の場合 MSVC\INCLUDE\CMACROS.INC をインクルードすると
エラーが発生するので、MASM 6.0 に添付の CMACROS.INC を使用して
ください。
1 ~ 3 の手順で新しい HANDLER.OBJ を作成したらそれをリンクして HANDLER.DLL
をビルドしなおしてください。
Keywords: KBBUG KB401997
Technology: kbAudDeveloper kbVCsearch