文書番号: 401792
最終更新日: 2004/02/13
この資料は以下の製品について記述したものです。
- Microsoft(R) C Professional Development System Version 6.0
- Microsoft(R) C/C++ Development System for MS-DOS(R) and Windows(R)Version 7.0A (以下 C/C++ 7.0A)
概要
この資料は、リンク時に発生する以下のエラーの原因と解決方法について説明したもの
です。
LINK : fatal error L1089: filename : cannot open response file
ヘルプやドキュメントの解説
『リンカが指定の応答ファイルを見つけられませんでした。』
詳細
ヘルプに基づいてお調べ頂いた上で、問題を発見できない場合、以下の内容について
ご検討ください。
原因
-
起動している LINK.EXE が製品添付のものより古いバージョン。
リンカのバージョン番号は、起動時に表示されるメッセージの右端で確認
できます。エラーが発生したディレクトリと製品添付のリンカのあるディ
レクトリで LINK を起動しバージョン番号が異なれば、環境変数 PATH の
設定で、使用中の言語製品のディレクトリより前に、他の LINK.EXE を含
むディレクトリの指定があります。
Ver3.05 の LINK.EXE (MS-DOS Ver3.3D などに添付) が起動している場合の
エラーメッセージは、エラー番号 L1089 を伴わない以下の表示となります。
Cannot open response file : ""
-
環境変数 TMP が正しく設定されていない。
統合環境を利用してプログラムを作成する場合、リンカのコマンドライン
パラメータは統合環境が作成する応答ファイルに記述されますが、この応
答ファイルはテンポラリファイルです。TMP が不正であれば、テンポラリ
ファイルが作成できません。
対処方法
-
環境変数 PATH の設定で、言語製品のディレクトリを、他の LINK.EXE
を含むディレクトリより前に指定してください。
-
環境変数 TMP を正しく設定してください。指定するディレクトリは任意で
すが、ハードディスクなどの十分な空き容量のあるデバイスを指定してくだ
さい。
Keywords: C6 C7 KBPRB KB401792
Technology: kbAudDeveloper kbCCompPDS600DOS kbCCompSearch kbVCsearch kbZNotKeyword3 kbZNotKeyword8