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昭和63年9月26日
日本アイ・ビー・エム㈱

最大628メガ・バイトの大容量ハードディスクを搭載
IBMパーソナルシステム/55™*の最上位モデルを発表
-PS/2™*ファミリーに新エントリー・モデルも一

日本アイ・ビー・エム株式会社(椎名武雄社長)は、26日、IBMパーソナルシステム/55と同/2に新モデルを追加するとともに、関連の新しい入出力装置を発表し、IBMパーソナル・コンピューティング製品群を拡充、強化しました。

今回発表の新製品は、パーソナルシステム/55については、1)最大628メガ・バイトのハードディスクを搭載し、グラフィックスやイメージなど大量のデータ処理に適した32ビット機最上位モデルです。IBMオペレーティング・システム/2™拡張版とLANサーバーによってトークンリングLANのもとでのサーバー局として活用できます。2)米国向け輸出専用モデル、3)新しい16インチ高解像度カラー表示装置です。さらに、4)現行のラップトップ・モデルを、IBM AS/400™等の中小型コンビューターの省スペースのワークステーションとして接続、利用できるようにしました。

また、パーソナルシステム/2™については、1)16ビット・マイクロ・プロセッサーを搭載し、最大15.5メガ・バイトまでメモリーを拡張できる新しいエントリー・モデル、2)コンパクトな卓上型レーザー・プリンター、3)高解像度のスキャナーです。これらによって、イメージの取り込み、編集、高品質の印刷出力といった一連の処理が行えるので、いわゆるデスク・トップ・パブリッシングの適用業務にも対応できます。

当社では、本年4月に、90年代へ向けてのパーソナルシステムとして、IBMパーソナルシステム/55の新モデルとIBMオペレーティング・システム/2拡張版を加え、個人事務所から大企業のオフィスに至る種々のパーソナル・コンピューティングのニーズに応えてきています。本日の発表は、さらに高度化、多様化する情報処理ニーズに的確に応えるために、IBMワークステーションの製品群を一層強化し、拡充したものです。

これらの新製品の発表と同時に、基本ソフトの日本語DOS、日本語3270パーソナル・コンピューター/グラフィックスについても、32ビット・モデルでのグラフィックス処理を中心として機能強化した新版をそれぞれ発表しました。

本日発表の製品の主な特長は次の通りです。

IBMパーソナルシステム/55関連

― IBMパーソナルシステム/55モデル5570の新しい本体である「5571-T0Cシステム装置」は、高速の32ビット・マイクロ・プロセッサー(20MHz)とマイクロ・チャネル・アーキテクチャーに準拠した床置型の最上位モデルです。標準で314メガ・バイトのハードディスクを備えていますが、今回、同時に発表したオプションの同容量の314メガ・バイトのハードディスク機構を内蔵すると628メガ・バイトの大量データを扱えます

― 「IBM5574-C07型カラー表示装置」は、新しい16インチ高解像度の表示画面をもっています。輝度の高い蛍光体を使用することにより、明るい画面を提供するとともに、高いビデオ周波数を採用して、ちらつきのない安定した画像を得ています

― 日本企業の国際化に対応し、米国への輸出専用モデルとして、32ビット機で日本語も扱える4つのシステム装置(5551-SU9/TU9/TUA/TUB)、5574表示装置(5574-CU6/WU6)と5577印刷装置(5577-FU2)を発表しました。外見および機能的には全て国内向けと同じですが、米国で使用するための安全基準である「UL(Underwriters Laboratory)」規格や電波障害の基準である「FCC(米国連邦通信委員会)クラスA」の規格を満たしています

― ラップトップ型の「IBMパーソナルシステム/55 モデル5535」をAS/400をはじめシステム/36、システム/38といった中小型コンビューターに接続するためのハードウェアとソフトウェアをまとめた「拡張ワークステーション・アダプター/LT・プログラム・キット」を発表しました。省スペースのワークステーションとして充実した機能が享受できます

IBMパーソナルシステム/2関連

― PS/2™のエントリー・モデルとして位置付けされている現行のモデル30を、大幅に機能強化したデスクトップ型の新モデル「IBMパーソナルシステム/2 モデル30 286」を発表しました。
新しい16ビット・マイクロ・プロセッサー(I80286 10MHz)を搭載し、512キロ・バイトのメモリー容量を標準で持っていますが、オプションによって最大15.5メガ・バイトにまで大幅に拡張できます。
高速処理はもちろんのこと、オペレーティング・システムもPC DOS3.3、同DOS4.0をはじめOS/2も使用できるので、様々なビジネス分野で幅広く使えます。エントリー・モデルとして、十分高い価格性能比を享受できます

― コンパクトな卓上型レーザー・プリンター「IBM4216-020型ページ印刷装置」は、300ドット/インチの高密度でイメージやグラフィックスの印刷画、各種の単票用紙へ印刷できますが、印刷速度はレターサイズの用紙で毎分6ページです。

― 軽量コンパクトな「IBM3119ページスキャナー」は、最大128階調の中間明暗度の読み取りができ、走査速度はレターサイズの用紙を使用した場合、平均14秒から28秒となっています。プログラムによる部分走査、濃淡とコントラストの調節もできます。

ソフトウェアの強化

日本語DOS バージョンK3.4

基本ソフトウェアの「日本語DOS バージョンK3.4」は、今回発表の最上位モデル5571-T0Cシステム装置を含め、IBMパーソナルシステム/55のすべての32ビット・モデルをサポートします。262,144色中256色のカラー表示、またイメージ・データを高速で処埋する機能を強化しました

日本語3270パーソナル・コンピューター/グラフィックス
バージョン7.1

5571-T0Cを含む32ビット・モデルでホスト・コンピューターとオンラインで結んでのグラフィックス処理を行なえるようにしました。これにより、日本語DOS上でホストのグラフィックスやAPLが使えるようになりました

IBMパーソナルシステム/55のシステム装置、表示装置とIBM3119ページスキャナーは、当社の大和研究所で開発、藤沢工場で製造します。
また、IBMパーソナルシステム/2 モデル30 286は米国オースチン研究所(テキサス州)で開発、オーストラリアIBMワンガラッタ工場で製造します。IBM4216-020型ページ印刷装置は、米国シャーロット研究所(ノースカロライナ州)で開発きれました。

今回発表製品の価格と出荷予定時期は、以下の通りです。

製品名 価格 出荷予定時期
IBMパーソナルシステム/55関連
5571-T0C(システム装置) 245万円から 1988年11月
5574-C07(カラー表示装置) 37万円から 1988年9月
 
拡張ワークステーション・アダプター/LT・プログラム・キット 20万5,000円 1988年10月
 
5551-SU9(システム装置) 82万円から
5551-TU9(システム装置) 94万円から
5551-TUA(システム装置) 114万円から
5551-TUB(システム装置) 149万円から
5574-CU6(カラー表示装置) 24万5,000円から
5574-WU6(カラー表示装置) 12万8,000円から
5577-FU2(印刷装置) 52万5,000円から
*受注後、納品まで約4か月
 
IBMパーソナルシステム/2関連
8530-F21(システム装置) 38万6,200円から 1988年10月
8530-F01(システム装置) 29万7,600円から 1988年12月
 
4216-020(ページ印刷装置) 35万1,900円から 1988年10月
 
3119(ページスキャナー) 17万9,000円から 1988年10月
 
日本語DOSバージョンK3.4 4万円(一括払料金) 1988年10月
 
日本語3270パーソナル・コンピューター・グラフィックス バージョン7.1 13万円(一括払料金) 1988年10月


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