昭和63年7月29日
日本アイ・ビー・エム㈱
日本アイ・ビー・エム株式会社(椎名武雄社長) は、29日、IBMパーソナルシステム/2™(英文仕様) の高い処理能力を十分に活用するため、同システム用のオペレーティング・システムのひとつであるPC-DOSの強化版『ディスク・オペレーティング・システム (DOS) 4.0』を発表しました。
IBMのワークステーショシは、データ量の増大と、適用業務プログラムの増加と多様化に伴なって、IBM PC時代の16ビット機からIBMパーソナルシステム/2の32ビット機へと、高性能化がはかられてきています。
ソフトウェアにおいても、業務内容の多様化と高度化に併せて、 1) シングル・タスク機能のDOS、2) 複数のプログラムを同時平行処理できるマルチ・タスク機能をもったIBMオペレーティング・システム/2 (OS/2) ™、3) UNIXをベースとしたIBM AIX™(Advanced Interactive Executive)PS/2オペレーティング・システム、の3種類のオペレーティング・システム(OS)が用意されています。
今回発表の製品は、IBM PS/2の磁気ディスク装置の20メガから120メガ・バイトという大きな補助記憶域を有効に活用し、より多くのデータを多種多彩な適用業務プログラムで容易に処理・利用できるようにするものです。現行のPC-DOS 3.3での補助記憶域の大ききは32メガ・バイトまでという制限がありました。DOS 4.0はPC-DOS 3.3との互換性があり、現行の適用業務プログラムをそのまま使えるため、お客後がこれまで投資されてこられたソフトウェア資産・データはそのまま有効に利用できます。
また、個々の適用業務プログラムをメニュー画面で起動できるグラフィック・インターフェース機能により、操作も簡単になります。
さらに、PS/2は最大16メガ・バイトまでメモリーを増設できますが、現行DOSでサポートするメモリー域は、最大640キロ・バイトという制限がありました。DOS 4.0では適用業務プログラム作成時に「LIM (Lotus(R), Intel(R), Microsoft(R)) 4.0 EMS (Expanded Memory Specification)」というプログラミング上の規則に従うことにより、メモリ一域すベてを使用できます。