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昭和62年4月3日
日本アイ・ビー・エム㈱

次世代のパーソナル・コンピューターシステム(英文仕様)
IBMパーソナルシステム/2発表

 日本アイ・ビー・エム株式会社(椎名武雄社長)は、3日、高い価格性能比を持ち、ユーザーの幅広い要求に応えるパーソナル・コンピューター・システム、IBMパーソナルシステム/2を発表しました。

 IBMパーソナルシステム/2は、独立型のパーソナル・ユースから大規模な企業内外のネットワークのワークステーションとして、広範多岐な適用業務分野に対応するもので、IBM PC、PC-XT、PC-AT、コンバーティブルと発展してきたIBMパーソナル・コンピューターの発展史の中で、新世代を築いていくものです。

 IBMパーソナルシステム/2には、4種類のシステム装置、4種類の新しいディスプレイと同じく2種類のプリンターをはじめとする各種の入出力装置、さらに、先進的な2種類のオぺレーティング・システムと多彩な適用業務ソフトウェアがあり、業務内容、目的に応じて最適なシステムを選択、構成できます。

 IBMパーソナルシステム/2の本体であるシステム装置にはモデル30、50、60、80の4種類があります。いずれも新しいテクノロジーにより、省スペース化が図られるとともに、信頼性も一段と高く、低消費電力に設計されています。また、先進的なグラフィックス、自己診断など、これまでのIBM PC製品ではオプションであった機能が標準装備されているとともに、より速い処理速度を備え、多彩な業務に対応できます。

 また、パーソナルシステム/2では5.25インチ・ディスケットよりも小型で容量が大きい3.5インチ・ディスケットが使えるのも、大きな特徴のひとつです。

 オペレーティング・システムとしては、定評ある現行のPC DOSの機能を強化した新版のPC DOS 3.3および今回新発表のオペレーティング・システム/2の2種類が使用できます。オペレーティング・システム/2を使うと、他のシステムと通信しながら、複数の業務を同時に処理するようなマルチ・タスクが行えます。

 今回発表の製品は、SNA(システムズ・ネットワーク体系)に基づき、IBMトークン・リング、PCネットワークなどのIBMのLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)に接続できるように設計されており、簡単なキー操作で、他のシステムとの通信、情報の送受信、ソフトウェアの共有、多量のデータの転送、保持ができます。

 IBMパーソナルシステム/2の最下位のモデル30は、経済的なデスク・トップ型で、現行のPC-XTの約2倍の処理能力を持っています。最上位のモデル80は、1メガ・ビット・メモリー・チップを搭載した床置式の強力なプロセッサーであり、小さなスーツケース程度の大きさながら、32ビット・マイクロ・プロセッサーの搭載によって、大規模なオフィス・ネットワーク、イメージ処理、グラフィックス、そしてより複雑な科学技術計算などで要求される高度な処理能力を提供します。

 今回発表のディスプレイ4機種のうち3機種はカラー表示用で、いずれの機種も約26万色中256色の表示ができ、グラフィックスの適用業務においてその機能を大きく発揮します。プリンターは、印字方式と速度等の違いによって全部で6機種あり、印字音の低減がはかられているとともに、高品質での印字が行えます。

 IBMパーソナルシステム/2は米国IBM (フロリダ州ボカ・ラトン)で開発され、同工場で製造されます。

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