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昭和60年5月13日
日本アイ・ビー・エム㈱

休日稼働、夜間稼働にも対応
金融機関向け新型ATMとCDを発表

 日本アイ・ビー・エム株式会社(椎名武雄社長)は13日、休日や夜間などの無人化運用への配慮、暗号化による安全管理、機密管理への対応など、今後の金融機関や一般企業での現金処理のニーズに応えた「IBM4761自動取引装置(ATM)」および同装置の現金払い出し機能をコンパクトにまとめ、据置型と卓上型を揃えた「IBM4762現金自動支払装置(CD)」の販売を開始すると発表しました。

IBM4761およびIBM4762の特長は以下の通りです。

無人化運用への配慮

 顧客の取引操作の状況、紙幣や明細票の残存状況などをタイムリーに遠隔地のセンター・システムに知らせる機能により、センターでは、個々の自動化機器を取引の完了状態も含めて一括集中管理できます。これは、両装置が、同社の通信ネットワーク体系SNA(システム・ネットワーク体系)に基づいて端末として設計されて、ホスト・コンピューターとの連携を強化していることによるもので、今後のネットワークの広域化、多様化にも十分に対応できます。

安全管理と機密管理への配慮

 DES(Data Encryption Standard)と呼ばれる実績ある暗号化手法を採用しており、ホスト・コンピューターに送る暗証番号などの重要データを暗号化できると同時にホスト・コンピューターから受け取ったデータを解読して出金などの処理を実行できます。

高度で多彩な機能

 IBM4761は約3,700種類の漢字を駆使して通帳および明細票を印刷できることに加え、入金された紙幣を支払紙幣として再利用する紙幣還流機構により、資金の効率的活用と紙幣入替などの運用コストを削減できます。またIBM4762には卓上型も用意され現金処理の自動化のニーズを持つ一般の企業でも手軽に活用できます。

 日本アイ・ビー・エムでは、昭和57年度以来、現金処理の自動化や通帳、預金証書への漢字印刷など金融機関の営業店窓口や後方事務処理の効率化を図るために、通帳・印刷装置や硬貨支払装置などの一連の端末装置を「IBM4700金融機関通信システム」として発表・販売しております。今回発表の両装置も、このIBM4700ファミリーの一員として位置づけられ、より進んだ自動化コーナーの設営による営業店全体の生産性向上には欠くことができないものです。

 両装置とも、日本アイ・ビー・エム藤沢研究所で開発されました。IBM4761の販売価格は約980万円、IBM4762の販売価格は卓上型が約270万円、据置型が約570万円です。出荷予定はいずれも本年10月です。

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