N88-日本語BASIC(86)(Ver.4.0)

N88-日本語BASIC(86)(Ver.4.0) [PC-98H47-MW(K)]
種類オペレーティングシステム、プログラム開発環境
必要環境 NEC PC-9800シリーズ (原則PC-9801VX専用)
価格(16,000円)
JAN-
発売年1986年
メーカー日本電気株式会社
内容物
  • フロッピーディスク 5.25インチ 1MBタイプ 1枚
    • N88-日本語BASIC(86) システムディスク
  • システムディスクの内容と取り扱いについて
  • 輸出する際の注意事項
  • PC-9801VX BASICプログラミング入門
  • PC-9801VX BASICユーザーズマニュアル
  • PC-9801VX BASICリファレンスブック
  • PC-9801VX BASICリファレンスマニュアル
写真 Image: N88-日本語BASIC(86)システムディスク Image: N88-日本語BASIC(86)システムディスク

PC-9801VX0/2/4に標準で付属するソフトウェア。ただし写真のマニュアルはPC-9801VX01/21/41[PC-98H49-MW(K)]に付属のもの。N88-日本語BASIC(86)はNEC PC-9800シリーズに標準で搭載されたBASICプログラミング環境"N88-BASIC(86)"のDISKモードにあたる。といっても何のことやらと思う方がいるかもしれないので、補足しておく。

パソコンは1970年代末期から登場したが、当時は市販ソフトを含む完成品ソフトウェアというものがほとんどなかった。そのため、多くのマシンには初心者向けのプログラミング環境"BASIC"のインタープリターが標準で搭載され、ユーザーはそれを使って各自でプログラムを作成していた。すでにメインフレームではCやFORTRANなどのコンパイラが使われていたが、要求されるスペックやコストの問題でパソコンではあまり使われなかった。 データの保存はカセットテープが主流だったが、こちらはアクセスが非常に遅い。その代替としてFDDが登場し、FDに対応したファイルアクセスやファイル管理などのOSに近い機能を備えたディスク版BASICが多くの機種で供給された。

1980年代に入っても市販ソフトのバリエーションは少なく、柔軟性が劣っていた。かと言ってコンパイラ開発環境の構築はスペックやコストの面でハードルが高く、また初心者に易しいものではなかったため、依然BASICに対する需要が存在した。そこでNEC PC-8800シリーズで採用された"N88-BASIC"をPC-98に移植したのが"N88-BASIC(86)"であり、そのDISK版が"N88-日本語BASIC(86)"である。これはプログラム開発環境であるが、単独で動作してかつメモリ管理・ファイル入出力機能があるため、オペレーティングシステムの1つとも言える。

N88-BASIC(86)の概要についてはこちらを参照。
→ N88-BASIC(86)補足情報 - Diary on wind

写真

Image: PC-9801VX BASICプログラミング入門 Image: N88-日本語BASIC(86)(Ver.4.0) スクリーンショット

システムディスク ファイル一覧

menu       2
BUNSET SU  77
format.nip 3
backup.n88 3
setinf.n88 1
xfiles.n88 2
sysgen.nip 2
format.hd  2
recov .hd  2
dir   .hd  2
backup.hd  2
mkfont.n88 2
switch.n88 3
dicmen.n88 5
DDconv.n88 1
mouse *cod 1
tele  .n88 5
XMODEM*BIN 2
setup .n88 1

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