N88-BASIC(86) 数学誘導関数
出典
- N88-日本語BASIC(86)(Ver6.2) リファレンスマニュアル、日本電気株式会社、1991年発行
誘導関数
関数として用意していない三角関数のうち,いくつかは,用意された関数を使って作り出すことができます.以下の数式を参考にしてください(誤差の範囲に注意が必要です).
目的とする関数 | 組み込み関数からの誘導式 |
---|---|
セカント | SEC(X)=1/COS(X) |
コセカント | CSC(X)=1/SIN(X) |
コタンジェント | COT(X)=1/TAN(X) |
アークサイン | ARCSIN(X)=ATN(X/SQR(-X*X+1)) |
アークコサイン | ARCCOS(X)=-ATN(X/SQR(-X*X+1))+1.5708 |
アークセカント | ARCSEC(X)=ATN(SQR(X*X-1))+(SGN(X)-1)*1.5708 |
アークコセカント | ARCCSC(X)=ATN(1/SQR(X*X-1))+(SGN(X)-1)*1.5708 |
アークコタンジェント | ARCCOT(X)=-ATN(X)+1.5708 |
ハイパーボリック・サイン | SINH(X)=(EXP(X)-EXP(-X))/2 |
ハイパーボリック・コサイン | COSH(X)=(EXP(X)+EXP(-X))/2 |
ハイパーボリック・タンジェント | TANH(X)=-EXP(-X)/(EXP(X)+EXP(-X))*2+1 |
ハイパーボリック・セカント | SECH(X)=2/(EXP(X)+EXP(-X)) |
ハイパーボリック・コセカント | CSCH(X)=2/(EXP(X)-EXP(-X)) |
ハイパーボリック・コタンジェント | COTH(X)=EXP(-X)/(EXP(X)-EXP(-X))*2+1 |
ハイパーボリック・アークサイン | ARCSINH(X)=LOG(X+SQR(X*X+1)) |
ハイパーボリック・アークコサイン | ARCCOSH(X)=LOG(X+SQR(X*X-1)) |
ハイパーボリック・アークタンジェント | ARCTANH(X)=LOG((1+X)/(1-X))/2 |
ハイパーボリック・アークセカント | ARCSECH(X)=LOG((SQR(-X*X+1)+1)/X) |
ハイパーボリック・アークコセカント | ARCCSCH(X)=LOG((SGN(X)*SQR(X*X+1)+1)/X) |
ハイパーボリック・アークコタンジェント | ARCCOTH(X)=LOG((X+1)/(X-1))/2 |