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横河電機株式会社製品の西暦2000年対応

最終更新日:2000年3月31日

ここで公開されている情報は2000年2月10日現在のものです。これ以降の情報は反映されていませんので、内容が正確でない可能性があります。情報についてのご質問等は、弊社営業または代理店へお願いいたします。



         ■お客様各位へ
         
         ■弊社製品の対応状況
         
          ●対応処置を要しないと判断される製品
          ●プロセス制御システム
          ●コンピュータシステム
          ●産業用制御機器
          ●紙・パルプ関連システム
          ●情報システム
          ●計測システム
          ●半導体システム
          ●測定器
          ●記録計
          ●システム分析計
          ●プロダクト分析計
        
       

■お客様各位へ

横河電機株式会社 

弊社における西暦2000年問題について

 拝啓、時下益々ご清栄のこととお慶び申しあげます。
 平素より、弊社の製品をご愛顧賜り、厚くお礼申し上げます。
 西暦2000年問題につきましては、ここ2、3年、新聞、雑誌等で広く取り上げられておりますが、この問題の概要および弊社の対応について、下記の通り、ご案内申し上げます。
 この問題は、後述の通り、タイムリミットが切られている問題であり、状況を正確にご認識の上、貴社に納入しております弊社製品の早急な対応をご検討をいただきますよう宜しくお願い申し上げます。
 尚、詳細は弊社営業担当にお尋ねくださいますようお願い申し上げます。

敬具  

  1. 西暦2000年問題の概要

     西暦2000年問題とは、西暦年データを4桁(例:1998)でなく下2桁(例:98)で処理している場合に、西暦2000年以降に、またはそれ以前で も、2000年以降の西暦年データを処理しようとする時に、日付の大小比較など日付を絡めた計算などに正常な処理ができなくなるという問題です。
     これは、2桁表記が欧米での習慣であったことや下2桁表記が国際標準となっていたこと、コンピュータの出現当初はハードウェアが極めて高価だったため、データ入力を減らし資源を節約することが重要だったことなどが背景となっています。
     この問題は、いわゆるコンピュータだけでなく、コンピュータを応用したあらゆる機器において、日付を取り扱っている場合は、問題が発生する可能性があります。
     これによるトラブルを回避するためには、問題の有無を調査の上、ハードウェア、ソフトウェア、アプリケーション・プログラムおよびデータの変更や修正などの手直しが必要になります。
     以上については、
            社団法人 日本電気計測器工業会 (略称:JEMIMA)
            社団法人 日本電子工業振興協会 (略称:JEIDA)
    などのパンフレットにも詳しく説明されておりますのでご参照ください。

  2. 西暦2000年問題に関係する横河電機製品について

     弊社はコンピュータやマイクロコンピュータ応用機器、制御・情報システムを1960年代からご提供してまいりました。弊社においても、日付を持つ機器、日付処理をしているシステムがあり、使用状況により本問題が発生する可能性があります。
     日付を持つという意味で対象となる主な製品の一覧を以下に示します。
    また、それぞれの製品における具体的な影響の範囲、弊社の対応の状況については個々にご確認ください。特に機器とコンピュータが接続されているシステムや、日付に関するデータを取り扱っている場合には、注意してご点検くださいますようお願い致します。

    主な対象製品:
    プロセス制御システム(CENTUM、μXL、YEWPACK)
    コンピュータシステム(YEWCOM、HP9000、CCMS、ECMP)
    産業用制御機器(YEWMAC、PROSAT、astnex、FA−M3、FA500、μFA20)
    紙・パルプ関連システム(BM計、WEB GAGE)
    情報システム(医療、FA)
    計測システム(TEXELA)
    半導体テスター(TSシリーズ)
    記録計(HRシリーズ、μRシリーズ)

  3. 横河電機の西暦2000年問題の対応について

     弊社製品をご使用いただいておりますお客様が、システムや製品について、円滑に西暦2000年問題に対応していただきますよう、弊社では体制を整備するとともに、お客様に対し、できるだけのご協力を実施させていただきます。
     タイムリミットが近づいており、お客様のシステムや製品に対して十分な対応ができかねることも憂慮されます。お客様におかれましても早急な検討、対応をお願い致します。

    以上


■弊社製品の対応状況

 弊社製品で、2000年対応処置を要しないと判断している製品、および、2000年対応を要すると思われる製品の対応状況を製品毎に以下に示します。それぞれの項をご覧ください。 なお、カスタムソフトウェアは、個別の調査、対応が必要です。
 2000年対応を要しないと判断される製品をご使用されていても、それらの製品が、ネットワークシステムに組み込まれている場合、その通信の相手側で誤 処理をしている場合があります。また、標準機能は2000年対応されている製品をご使用されていても、個別のカスタムソフトウェアを実装している場合、カ スタムソフトウェア側で問題がある場合があります。注意して点検くださいますようにお願い致します。
 詳細は弊社営業担当にお尋ね下さいますようにお願い申し上げます。

 <掲載情報について>
 弊社では、弊社製品をご使用しただいておりますお客様の「西暦2000年問題」対応のために、弊社製品の「西暦2000年問題」対応状況の情報開示に関 し、鋭意検討を続けております。しかしながら、「西暦2000年問題」に関する情報は、日々目まぐるしく変化しており、このホームページに記載される情報 についても「西暦2000年問題」の解決に必要な全ての情報を含むものではありません。
 弊社は、このホームページについて「西暦2000年問題」に関する弊社製品の情報提供のみを目的としており、その内容・情報については、明示若しくは黙 示を問わず、いかなる保証あるいは証明を行うものではなく、このホームページに掲載された情報を使用したことにより、生じた損害については一切免責とさせ ていただきます。


●対応処置を要しないと判断される製品

 以下の製品については、調査の結果、日付データを持たない、あるいは、日付に関する処理が正しく行われている、という理由から、本ホームページ最終更新日時点で、その製品自身としての対応処置は不要であると判断しております。

・制御機器
  ・YS80 記録計 SRVD
    インテリジェント・レコーダ SRHD
    ジャック盤 SJBD
    指示計(パネル直接取付形) SIHN
    指示計(ハウジング収納形) SIHM
    指示警報計 SIHK
    蛍光バーグラフ指示警報計 SIHF
    手動操作器 SMLD
    携帯用手動操作器 SPBD
    カウンタ SICD
    指示調節計 SLCD
    プログラマブル調節計 SLPC
    プログラマブル・パルス幅出力調節計 SLMC
    手動操作器 SMST
    比率設定器 SMRT
    プログラマブル演算ステーション SCMS
    プログラマ SPRG
    バッチ設定器 SBSD
    混合調節計 SLCC
    バッチ調節計 SLBC
    積算計 STLD
    mV・温度/電圧変換器 STED
    警報設定器 SKYD
    mV・温度警報設定器 SALD
    積算演算器 SIND
    アイソレータ SISD
    ディストリビュータ(1点用) SDBT
    ディストリビュータ(4点用) SDBS
    ディストリビュータ(10〜50/4〜20mADC切換形) SDBU
    ディジタル警報設定器 SDAU
    プログラマブル演算器 SPLR
    パルス演算器 SPCM
    コミュニケーション・インタフェース・ユニット SCIU
    電源ユニット SDND
    電源システム バッテリ・ユニット SBBT
    電源システム ドロッパ・ユニット SSDD
    IDN電源箱(1A) 5265
  ・YS100 シングルループコントローラ・プログラマブル形 YS170
    シングルループコントローラ機能選択形 YS150
    指示警報計 YS131
    手動設定器 YS135
    手動操作器 YS136
    携帯用手動操作器 YS110
  ・GREENシリーズ ディジタル指示調節計 US1000、UT750、UT550、UT520、UT350、UT320
    プログラム調節計 UP750、UP550、UP350
    ディジタル指示警報計 UM350、UM330
    パラメータ設定ツール(US1000用) LL1100
    カスタム演算作成ツール(US1000用) LL1200
    パラメータ設定ツール LL100
    カスタム演算作成ツール LL200
  ・UT100シリーズ 温度調節計 UT130、UT150、UT152、UT155
  ・UT/UP ディジタル指示調節計 UT04、UT07J、UT14、UT15、UT35、UT37、UT38、UT40
    多点温度調節計 UT2400/UT2800
    プログラム調節計 UP25、UP27、UP30、UP40
    ディジタル指示警報計 UM04、UM05
・測定器
  ・電力測定器 2503、2504、2505、2509 2503□□、2504□□、2505□□、2509□□
    2524 2524□□
    2531 253110〜253130
    WT2010/WT2030 253101〜253103
    2532 2532□□
    2533、2533E 2533□□、2533E□□
    2534、2535 253410、253520、253530
    WT110/WT110E/WT130 253401、253451、253502、253503
    WT1010/WT1030/WT1030M 253610〜253640
    PZ4000 253710
    2885 2885□□
  ・標準電圧電流発生器、校正装置 2550、2552 2550□□、2552□□
    2553、2554、2555 2553□□、255400、255500
    CA100 255701
    2558、2560 2558□□、2560□□
  ・圧力測定器 MT110/MT120、MT10 2652□□、265302〜265304
    2654、2655、2658、2661 2654□□、2655□□、2658□□、2661□□
    2656、2657 2656□□、2657□□
  ・光測定器 3291、3292 3291□□、3292□□、3293□□
    3294、3295、3296 3294□□、3295□□、3296□□
  ・パワーラインモニタ 3640 3640□□
  ・ディジタルオシロスコープ DL1100、DL2100B、DL3100B、DL4080 700110、7002□□、7003□□、700410
    DL4100/DL4200、DL5140/DL5180 700430、700440、700540、700580
    DL1200/DL1200E、DL2200、DL2700 7006□□、7007□□、7008□□
    700926 700926
    DL8100、DL1300 701014、701110
    DL1520/DL1520L、DL1540/DL1540L 701505〜701520
    DL1540C/DL1540CL 701530、701540
    DL708/DL708E、DL716 7018□□
  ・アナライジングレコーダ 3656、AR3200 3656□□、3657□□
    AR4400/AR4800 7024□□、7026□□
  ・タイムインターバルアナライザ TA320、TA520 704210、704310
  ・ユニバーサルカウンタ TC110/TC120 704111、704112
  ・任意波形発生器 AG2000、AG1200、AG5100、AG4100 7050□□、7051□□、7052□□、7053□□
  ・ファンクションジェネレータ FG110/FG120、FG200/FG300 706011、706012、7061□□
  ・シグナルアナライザ SA100 740101
  ・プログラマブルスキャナ 7501 750101、750611〜750651
  ・ポータブルデータロガー PD30 750701、750801〜750812
  ・ディジタルマルチメータ 2501、2501A、2502、2502A 2501□□、2501A□□、2502□□、2502A□□
    2506、2506A、2507 2506□□、2506A□□、2507□□
    2508、2508A 2508□□、2508A□□
    7551、7552 7551□□、7552□□
    7555 755501
    7561、7562 7561□□、7562□□
  ・温度測定器 2571、2572、2573、2574 2571□□、2572□□、2573□□、2574□□
    2575、2577、2586 2575□□、2577□□、2586□□
    7563 756321、756322
  ・CAL & DMM 4808、4800A 758121、758122、758171
    4910、4911、4912 758131〜758133
    4920 758141
    1271、1281 758201、758202、758211、758212
    1362 758221、758222
  ・直流電圧/電流源 7651 765101〜765112
  ・直流安定化電源 PA/PRシリーズ 7681□□
  ・通信測定器 VB2000 7031□□
  VG3000 7032□□
  高速無線評価システム 703010
  W-CDMA評価システム 703020
  SB2000 7034□□
  IDAシリーズ 7034□□
  WDシリーズ 7037□□
  3ST/3SR&SAMシリーズ 7083□□、7080□□、7089□□
  MS&CLIシリーズ 7080□□、7085□□
  Pathtrakシリーズ 7086□□
  LANテスタシリーズ 7087□□
  ・PCベース測定器 WE7000 707□□□
・記録計
  ・フォトコーダ 2931 293100
    2932 293211〜293242
  ・X-Yレコーダ 3022 302210〜302211
    3023 302312〜302323
    3024 302413〜302423
    3025 302513〜302523
    3036 303611〜303625
    3086 308611〜308625
  ・ペンレコーダ 3021 3021□□
    3056 305611〜305653
    3057 305711〜305723
    3061 306111〜306152
    3063 306321〜306352
    3066 306611〜306653
  ・マルチポイントレコーダ 3058 305861〜305879
  ・ERシリーズ ER100 ER101〜ER106
    ER180 ER181〜ER188
    EI180 EI180
    SW180 SW182〜SW183
    PG180 PG181〜PG182
    PC180 PC181〜PC182
    VR188 VR188
  ・72ER シリーズ 72ER 4031〜4037
  ・ERBシリーズ ERB 4010〜4020
  ・ORシリーズ OR1400 783001
    OR100/OR100E OR12□〜OR14□
    OR300/OR300E OR32□〜OR34□
    アプリケーションソフトウエア 789301、789501〜789503、781911〜781914、789011〜789012
  ・LRシリーズ LR4100/LR4100E 3711□□〜3712□□
    LR4200/LR4200E 3721□□〜3722□□
    LR8100/LR8100E 3701□□
    LR12000/LR12000E 3702□□
    アプリケーションソフトウエア 3700□□
  ・HRシリーズ HR1300 3750□□
    HR2300 3760□□
    HR2400 4082□□、4089□□
    HR2500/HR2500E 388050〜388060
    DA2500/DA2500E 3890□□
    3882 388252〜388274
  ・DARWINシリーズ DA100 DA100
    DC100 DC100
    DR130 DR130
    DR230 DR231〜DR232
    DR240 DR241〜DR242
    DS400 DS400
    DS600 DS600
    DW200 DW200
    アプリケーションソフトウエア DP1□□、DP2□□、DP3□□、DP4□□、DP801、DP810、DP811、DP820、DP850
  ・DUONUS-R DUONUS-R DV700
  ・μRシリーズ μR1000 436001〜436024
    μR1800 437001〜437024
    μRS1000 436501〜436526
    μRS1800 437501〜437524
    μR12000 438110〜438112
  ・VRシリーズ VR100 VR104□〜VR106□
    VR200 VR202〜VR206
    アプリケーションソフトウエア VP100、VA100、VA200
    MultiLog32 VA500
  ・SRシリーズ SR1000 SR1001〜SR1006
    SR10 SR11〜SR16
  なお、日付処理機能を持った弊社記録計は、内部データや表示・印字、通信、FDやICカードデータ等に年、月、日、時刻データを扱っており、西暦は末尾2桁で処理しております。
・圧力伝送器
  ・UNIΔ   UNE□□
  ・DPharp   EJ□□□、EJA□□□、EJB□□□
  ・圧力センサ   FP、JP、NS、VS、MU
・温度伝送器
  ・伝送器   YT200、YTA□□□
・コミュニケーター
  ・ブレインターミナル   BT100、BT200
・流量計
  ・ADMAG   AM□□□、AE□□□、CA□□□、SE□□□
  ・YEWFLO   YF□□□
  ・ULTRA YEWFLO   UYF□□□
  ・超音波式流量計   YU□□□
  ・流量積算演算計   YFCT
・液位計
  ・超音波式液位計   YL□□□
・プロダクト分析
  ・磁気式酸素濃度計   MG8□
  ・ジルコニア式酸素分析計   ZO21□、ZS21□□、AV8C
  ・ガス密度計   DG8□、GD4□□□
  ・赤外線分析計   IR8、IR100□□
  ・煙道ガス濃度計   SG8□□
  ・ダストモニタ   DT400G
  ・ジルコニア式高温湿度計   ZH8□、ZH21□
  ・熱伝導率式ガス分析計   M643□□
  ・ガス熱量計   CM6G
  ・雰囲気ガス管理用酸素濃度計   OX100
  ・ハロゲンリークデテクタ   H25C□□、H12N、LS20B
  ・ポータブルVOCモニタ   VM□□
  ・パーソナルpH計   PH8□
  ・プロセスpH計   PH8□□、PH8□□□、PH20□□、PH40□、TM20□□
  ・プロセスORP計   OR200G、OR400G
  ・パーソナル導電率計   SC8□
  ・プロセス導電率計   8531、8541、SC2□□□、SC40□□
  ・電磁導電率計   ISC200□、ISC402G、ISC40□
  ・水質モニタ   WM1000、WM500
  ・溶存酸素計   DOX8C、DO40□□
  ・SS計   SS400G、SS300G
  ・濁度計   8562、TB400G、TB500G
  ・レーザ濁度計   TB600G
  ・ポータブルレーザ濁度計   TB650G
  ・残留塩素計   RC400G
  ・無試薬形遊離塩素計   FC400G
  ・有機性汚濁物質測定装置   UV400G
  ・汚濁負荷量演算器   UV450G
  ・振動式液体密度計   VD6□、DM8□
  ・全りん・全窒素自動測定装置   TN500、TP500、NP500
・その他
  ・品質管理パッケージ   QUARTZE
  ・工業用ネットワークコンピュータ   DUONUSシリーズ

◆旧三鷹工業(株)製品

 旧三鷹工業(株)と横河電機(株)は、1989年4月1日に合併し、事業全般を引き継ぎました。旧三鷹工業(株)製品の「西暦2000年問題」ついて弊社で調査した結果、全製品に対応の必要がない事を確認致しました。調査した製品名、形名はつぎの通りです。
  ・磁気式酸素分析計 63□□
  ・ガルバニ式酸素分析計 62□□
  ・ジルコニア式酸素分析計、ジルコニア式高温湿度計 67□□
  ・ラウターガス分析計、バイブロガス分析計 61□□
  ・アベレージングコンバータ AV8G
  ・ガス熱量計 5135
  ・熱伝導式ガス分析計 643□□


●プロセス制御システム

 各機種の基本ソフトウェアの対応は、一覧表の通りです。カスタムソフトウェアについては、基本ソフトウェアとは別に、個別の調査、対応が必要です。

  1. CENTUM、μXL、YEWPACK
  • 機種別対応一覧表
機種対応状況
CENTUM CS(ICS、EWS)R2.07より対応しています。(注1)
CENTUM CS 1000R2.06より対応しています。(注4)
CENTUM CS 3000R2.06より対応しています。(注4)
CENTUM-XL(EOPS、ENGS、XLAIS)対応可能(注2)
CENTUM-V(COPSV、COPS2*B)R22.5より対応しています。
CENTUM(COPS2*B)R22.5より対応しています。(注3)
CENTUM(Fバス系)後継機へのリプレースで対応をお願いします
μXL(MOP□)R1A.06/R26.0より対応しています。
YEWPACK MarkII(UOPS)後継機へのリプレースで対応をお願いします
YEWPACK(UOPC)後継機へのリプレースで対応をお願いします

(注1)R1は受注停止しておりますが、R1.11より対応しています。
(注2)ENGS:R25.4より対応しています。
    EOPS:R19.0より対応しています。
    XLAIS:R7.0より対応しています。
(注3)COPS2*Bは弊社にソフトウェアを引き取り、閏年対策処理をおこないます。
(注4)CS Batch 1000/3000 Batchプロセス管理機能のバッチIDを自動付加する機能を使用する場合はR2.06以降をお使いください。それ以外の機能は、発売当初より、対応済みです。


●コンピュータシステム

  1. YEWCOM、HP9000、CCMS、ECMP

    2000年対応は下記のいずれかの方法を選択して頂きます。

    (1)標準ソフトウェア(OS、弊社標準パッケージ、サードパーティパッケージなど)およびカスタムソフトウェアを2000年対応とします。

    (2)標準ソフトウェアは、現状のまま使用し、カスタムソフトウェアのみを2000年対応とします。

    (3)リプレースを行います。

    但し、現在使用中の機種、OSによって、選択できる方法が限定されることがあります。対応可能な方法は下記の通りです。

対象対応可能な方法
機種OSOSカスタムソフトウェア
CCMSYM-DOSリプレース
現状のOSのままで、カスタムソフトウェアのみ対応する。

システムのリプレースで対応を行う。カスタムソフトウェアは新規作成または移植する。

OSのバージョンアップとともにカスタムソフトウェアを対応(移植)する。

ECMPDOS-68K
YEWCOM7000
YEWCOM8000
RTE-A
YEWCOM9000HP-UX2.1
HP-UX7.0
リプレース
(HP-UX10.xへのバージョンアップはできません。)
HP90008x5S
8x2S
HP-UX8.0
8x7SHP-UX8.02
HP-UX9.0
リプレースまたは、OSのHP-UX10.xへのバージョンアップおよび2000年対応のパッチにて対応可能
F/G/HHP-UX9.0
EHP-UX9.04
HP-UX10.x2000年対応のパッチにて対応可能
DHP-UX10.x

    OSをHP-UX10.20へのバージョンアップを行う場合、

      • ハードウェア(メモリとディスク)の増設
      • 標準ソフトウェアの入手
      • カスタムソフトウェアのHP-UX10.20対応

    などが必要です。


●産業用制御機器

  1. YEWMAC、PROSAT

    • 機種別対応一覧表

機種 ハードウェア 基本ソフト
(OS)
基本ソフト
(オプション)
カスタム
ソフトウェア
YEWMAC100/200 後継機へのリプレースで対応をお願いします
YEWMAC300/50 対応不要 V3以降にて
対応可能
対応不要 ご相談ください。
YEWMAC500 対応不要 V5.02
にて対応可能
PROSAT700 R3.05/R2.07
にて対応可能
    • YEWMACの2000年対応用ツール

      ツール概要:

      YEWMACのソースプログラム・ファイルから、2000年対応で対象となるBASICステートメントを検索するツールです。検索対象となるBASICステートメントは、

      ・SETDAY
      ・DATE$

      の2つのステートメントです。(上記以外のBASICステートメントや変数名、ラベル名等の検索ツールとしても使用できます。)

      種類: YEWMAC300用、YEWMAC500用
      販売元: YSテクノシステム(株)

  1. astnex

    制御ユニット(VCU):対応不要です。
    タッチオペレーションパネル(TOP75T):対応不要です。
    オペレータステーション 
     ソフトウエアパッケージ:R5にて対応可能です。

  ソフトウェアパッケージのリリース番号 FIXの
レビジョン
OS 対応状況
和文版 R1、R2、R3 FIX5.0 Winodws3.1 問題点:(注1)
R4.01〜R4.04 FIX6.0 WindowsNT3.51 問題点:(注2)、(注3)
R4.07 FIX6.0(SIM) 問題点:(注2)、(注4)、(注5)
R5.01 FIX6.14 WindowsNT4.0 問題点:(注5)
R5.02、R5.03 FIX6.15 対応済み
英文版 R4.01〜 FIX5.0 WindowsNT3.51 問題点:(注2)、(注3)
R5.02〜 FIX6.15 WindowsNT4.0 対応済み
    (注1)2000年以降,パソコン全体の動作が不安定になります。
    (注2)2000年に切り替った1時間後にシステム時刻が1900年に戻ります。
    (注3)2000年以降のアラーム履歴とヒストリカルトレンドが表示できなくなります。
    (注4)2000年2月29日のヒストリカルトレンドが表示できません。
    (注5)2000年2月29日のヒストリカルデータへDDEを使用したアクセスができません。

astnexカーネルタイプ          :対応不要です。

  • FA-M3、FA500、μFA20
    ・FA-M3
    ラダープログラム作成ツールM□(SF310-J3□、SF510-□3□、SF710-J3P)、BASICプログラム作成ツールM(SF320-J3□およびSF710-J3P)では、問題がありますが、以下の対応方法で対処をお願いします。

    問題点 :診断ユーティリティのエラーログ発生日付の年号が正しく表示されません。

    対応方法:画面表示上の問題であり、そのまま使って頂いても動作上は問題ありません。

    ・FA500
    ラダープログラム作成ツール(SF1□0-J□□)、ラダープログラム作成ツール2(SF2□0-J□□)では、問題がありますが、以下の対応方法で対処をお願いします。

    問題点 :診断ユーティリティのエラーログ発生日付の年号が正しく表示されません。

    対応方法:画面表示上の問題であり、そのまま使って頂いても動作上は問題ありません。

    ・μFA20
    ラダープログラム作成ツール ミニ丸(PS2F1-J3□)では、問題がありますので、以下の対応方法で対処をお願いします。

    問題点 :2000年以前に作成したプログラムを、2000年以降に信号名定義を変更して、ダウンロードを行っても、信号名定義の変更が更新されないことがあります。

    対応方法:信号名変更後、ツールを通常に終了し、再度ツールを立ち上げ、ダウンロードしてください。

    ・上記以外のすべてのFA-M3、FA500およびμFA20の製品は対応不要です。


    ●紙・パルプ関連システム

    1. B/M7000XL

      問題点:保守操作のメッセージ検索ができなくなります。(操業上は問題ありません)
      対応方法:基本ソフトウェアをR21.3以降にバージョンアップすることで対応可能です。

    2. B/M-SYSTEM

      問題点:・ヒストリカルトレンドなどに影響がでます。
       ・2000年以降の閏年処理を行いません。
      対応方法:ソフトウェア全体をバージョンアップすることで対応可能です。

    3. WEBFREX(WEB GAGE)

      問題点:・ヒストリカルトレンドに影響がでます。
      対応方法:・パッケージソフトウェアをR3.0以降にバージョンアップすることで対応可能です。

    4. B/M800、B/M CENTUM、WG8(WEB GAGE)、B/M9000CS

      対応不要です。
      但し、B/M800、WG8の閏年対応については、次の様に対応してください。
      ◆システム日付の更新を実施してください。
      (1) 発生現象
      1999年以前と同様、2000年以降もシステム日付が閏年の計算をしません。
      毎年(閏年も)、2月28日の次の日は3月1日になります。
      (2) 対策
      従来通りに日付を設定し直すことで対応をお願いします。

    5. ABB社製1180システム

      問題点:2000年以降の閏年処理を行いませんので、画面・印字等の日付に影響がでます。他との通信等に日付がある場合には、特に注意が必要です。
      対応方法:閏年処理を手入力で行うか、ソフトウエアのパッチ修正で対応可能です。

    6. ABB社製1190システム

      問題点:ソフトウエアVer1.6/3未満のAdvant Stationはトレンドデータの特定操作に問題があります。
      対応方法:特定操作を行わないか、またはバージョンアップで対応可能です。


    ●情報システム

    1. 医療情報システム

      弊社営業担当にご相談ください。

    2. FAシステム

      弊社営業担当にご相談ください。


    ●計測システム

    1. TEXELA

      弊社営業担当にご相談ください。

    2. ユニバーサル計測ユニット(UKU)
      ハードウェア(358531およびモジュール)は対応不要です。
      計測用ドライバソフトウェア(358031)は対応不要です。
      カスタムソフトウェアは、個別の調査、対応が必要です。
       カスタムソフトウェアは各作成元にご相談ください。
       弊社作成のものの調査、対応は弊社営業担当にご相談ください。
       
      補足:接続してご使用になっているパソコンにも2000年問題があるものがあります。各メーカにお問い合わせください。


    ●半導体システム

    1. TSシリーズ

      弊社営業担当にご相談ください。


    ●測定器

    品名 機種 形名
    電源波形監視記録装置 3643 364301
    アナライジングレコーダ 3655、3655E 3655□□、3655E□□
    インターラクティブデータロガー YODAC-85S 3848□□
    データロガー YODAC-85T 3849□□
    ディジタルオシロスコープ DL7100 7014□□
    アナライジングレコーダ AR1100、
    AR1100A
    AR1200、
    AR1600
    7021□□、
    7021A□□
    7022□□、
    7023□□
    リアルタイムシグナルアナライザ SA2400 702700、702710
    タイムインターバルアナライザ TA1100 704010、704020
    マルチファンクションキャリブレータ 9000 758161
    ユニバーサルキャリブレータ 9100 758162
    高性能オシロスコープ用校正器 9500 758163、758164
    校正手順作成および測定器管理用ソフトウェア 9010 758804

    1. 電源波形監視記録装置3643

      3643では、次の問題点がありますので、以下の対応方法で対処をお願いいたします。
      問題点:カレンダー機能は、西暦1985年1月1日から1999年12月31日までと仕様で規定しています。
      西暦2000年以降の動作は保証していません。
      対応方法 : 後継機種パワーラインモニタ3640へのリプレースで対応をお願いします。

    2. アナライジングレコーダ3655、3655E

      3655、3655Eでは、次の問題点がありますので、以下の対応方法で対処をお願いいたします。
      問題点: REAL TIMEモードにおいて、トリガ設定(起動時刻、停止時刻)およびSTARTキーの時刻が西暦2000年1月1日00:00をまたがる場合は、正しく動作しません。
      対応方法: REAL TIMEモードで使用する場合は、西暦2000年1月1日00:00を境に、測定を分けて使用してください。

    3. インターラクティブデータロガーYODAC-85S(3848)、データロガーYODAC-85T(3849)

      YODAC-85S、YODAC-85Tでは、次の問題点(問題1、問題2)がありますので、以下の対応方法で対処をお願いいたします。
      問題点1: 西暦1999年から2000年への切替時に、年号が「00」となるべきところ「:0」と印字します。
      対応方法:西暦2000年になりましたら、年号を再設定してください。
      問題点2:閏年処理に対応していません。
      対応方法:閏年では、2月28日または3月1日が2日続くように設定してください。

    4. ディジタルオシロスコープDL7100(7014)

      DL7100では、次の問題がありますので、以下の対応方法で処置をお願いいたします。
      問題点: Ver1.12以前のモデルにおいて、西暦1999年12月以降に測定し たデータ(バイナリ、アスキー)を、外部メディア等にセーブし、外部メディア等を通じて、PCに測定データファイルを取り込んだ時は、測定データファイル における「トリガ時刻の年月日情報」を正しく読むことができません。
      なお、製品単体の使用では、本件の問題は発生しません。
      対応方法:Ver.1.13以降へバージョンアップすることで対応可能です。

    5. アナライジングレコーダAR1100(7021)、AR1100A(7021A)、AR1200(7022)、AR1600(7023)

      AR1100、AR1100A、AR1200、AR1600では、次の問題がありますので、以下の対応方法で対処をお願いいたします。

      問題点: 2000年以降に測定したデータを外部メディア(ICカード,フロッピーディスクなど)にバイナリでセーブするとき、トリガ時刻の年号が正しくセーブできません。
      20XXになるべきところ、19XXになります。これにより、外部メディアを通じて、PCなど外部機器でデータを扱う時に問題が発生します。
      なお、当該製品内部は、西暦年号を下2桁で扱っているので、製品単体の使用では本件の問題は発生しません。
      対応方法:2000年以降に測定したデータを、外部メディアを通じて外部機器で読み取る場合は、トリガ時刻の西暦年号19XXを20XXと読み替えてください。

    6. リアルタイムシグナルアナライザSA2400(7027)

      SA2400では、次の問題点がありますので、以下の対応方法で対処をお願いいたします。

      問題点: Ver1.05以前のモデルの場合、西暦2000年以降に各種ファイル (データや設定パネル情報など)を内蔵メモリあるいは、ICメモリカードにセーブした時、ファイルの作成年号が正しくセーブされません。西暦2000年〜 2071年の場合、00〜71となるべきところ、28〜99とセーブされます。西暦2072年〜2079年の場合、72〜79となるべきとこ ろ、:0〜:7とセーブされます。
      対応方法:Ver.1.06以降へバージョンアップすることで対応可能です。

    7. タイムインターバルアナライザTA1100(7040)

      TA1100では次の問題点がありますので、以下の対応方法で対処をお願いします。

      問題点: 西暦2000年〜2009年に対し、 西暦年号を0〜9の下1桁で表示します。西暦2010年以降は、西暦年号の下2桁で表示します。
      対応方法:現状の表示仕様でご使用ください。

    8. CAL&DMM(Wavetek)

      ・マルチファンクションキャリブレータ9000、ユニバーサルキャリブレータ9100、高性能オシロスコープ校正器9500
       9000、9100、9500では、次の問題点がありますので、以下の対応方法で対処をお願いいたします。

      問題点1: 西暦2000年1月1日00:00をまたいで電源をOFF/ONすると、西暦1900年表示になります。
      対応方法: 西暦2000年になりましたら、年号を再設定してください。
      なお、Rev.1.27以前の9000においては、年号が正しく設定できない可能性があります。その際は、T&M事業部CSセンター(フリーダイヤル 0120-137-046)にご相談ください。
      問題点2: 西暦1999年の年号設定の時に、西暦2000年以降の年号設定を行うと正しく更新されません。
      対応方法: 正しい西暦年号を再設定してください。

      ・校正手順作成および測定器管理用ソフトウェア9010
       9010では、次の問題点がありますので、以下の対応方法で対処をお願いいたします。
      問題点: 1.71以前のバージョンは、西暦2000年問題に対応しておりません。
      対応方法: 1.72以降へバージョンアップすることで対応可能です。


    ●記録計

    製品またはシリーズ名 機種名 形名
    HRシリーズ 3087 3087□□
    3081 3081□□
    4081 4081□□
    3088 3088□□
    4088 4088□□
    μRシリーズ μR100 4151 〜 4156
    μR180 4171 〜 4179
    μR250 4181 〜 4183
    μR100T 4261 〜 4263 (4266を除く)
    μR180T 4271 〜 4273 (4276、4277を除く)
    μR100F 4351 〜 4354
    DARWIN用ソフトウエア InTouch for DARWIN DP800
    ORシリーズ OR2300、OR2300A 7801□□
    ORP1200 781011 〜 781023
    ORP1300 781031 〜 781033
    ORM1200 782011 〜 782023
    ORM1300 782031 〜 782033
    ORシリーズ用アプリケーションソフトウエア ACRALog OR 781915 〜 781920

    1. HRシリーズ:3081/4081/3087

      次の障害が発生いたしますので、2000年以降 記録計のカレンダーを再設定いただく必要があります。

      ・2000年における障害   ○は正常動作します。

    機種 形名 86年5月頃までの出荷製品 86年6月頃以降の出荷製品
    西暦表示 閏年の扱い 西暦表示 閏年の扱い
    3087 3087□□ × ×
    3081 3081□□ × ×
    4081 4081□□ × ×

       注) 出荷時期は目安です。機種によって異なる場合が有りますので実際に製品でご確認下さい。

      問題点1: ●印 西暦の処理を正しく行いません。 本来 00 となるべきところ 誤った値となります。
      表示 → □0  (スペース ゼロ)
      印字 → :0  (コロン ゼロ)
      対応方法: (1) 本体電源を一度OFF/ONすることにより 00 となります。
      (2) または 新たに西暦の設定を 00 とする ことでも同一です。
      問題点2: ×印 本来2000年は閏年ですが 2月29日となりません。
      2月28日の次の日は 3月1日となります。
      対応方法: 2000年のみ3月1日に再度 日にちの設定を行って下さい。
      ご注意 : 内部処理上 00年2月29日は存在しませんので 2000年2月29日に電源ONすると
      デフォルト値:85.01.01 に戻ってしまいます。 (3087は84.01.01)
      この場合、3月1日に 再度 年・月・日、時刻の設定を行って下さい。

    1. HRシリーズ:3088/4088

      3088/4088 は年号データを扱っておりません。 月・日・時刻データのみです。
      西暦に関わりなく2月は29日までとなります。
      従って2000年2月29日に日付の再設定は必要ありません。但し、閏年でない年は再設定が必要です。

    2. μR100/μR180/μR250

      ・2000年における障害   ○は正常動作します。

    機種 形名 88年5月頃までの出荷製品 88年6月頃以降出荷製品
    西暦 閏年 西暦 閏年
    μR100 打点 4156 ×
    ペン 4151〜4153 ×
    μR180 打点 4176〜4179 ×
    ペン 4171〜4173 ×
    μR250 ペン 4181〜4183 ×

       注) 出荷時期は目安です。機種によって異なる場合が有りますので実際に製品でご確認下さい。

      問題点1: ●印 西暦の処理を正しく行いません。 本来 00 となるべきところ 誤った値となります。
      表示 → h0  (エイチ ゼロ)
      印字 → :0  (コロン ゼロ)
      対応方法: (1) 本体電源を一度OFF/ONすることにより 00 となります。
      (2) または 新たに西暦の設定を 00 とする ことでも同一です。
      問題点2: ×印 本来2000年は閏年ですが 2月29日となりません。
      2月28日の次の日は 3月1日となります。
      対応方法: 2000年のみ3月1日に再度 日にちの設定を行って下さい。
      ご注意 : 内部処理上 00年2月29日は存在しませんので 2000年2月29日に電源ONすると
      デフォルト値:86.01.01 に戻ってしまいます。
      この場合、3月1日に 再度 年・月・日、時刻の設定を行って下さい。
      問題点3: ※印 表示、設定等において、西暦は“00”となり、閏年も正しく処理されますが、2000年2月29日と3月1日の2日間の定刻印字において次の障害が発生します。
      (1) 定刻印字の日付処理を正しく行いません。次のとおり印字します。
      2月29日 → Mar.01.00 (3月1日) と印字します。
      3月 1日 → 00時00分に定刻印字を行う場合のみ Mar.02.00 (3月2日)と印字します。
      (2) μR250の場合、定刻印字内の日付処理と測定値印字を正しく行いません。
      2月28日の最後に印字した測定値を繰り返し印字します。
      対応方法: 3月1日に定刻印字は Mar.01.00 に自動的に復帰します。
      以降 暦どおり正しく印字します。
      μR250の測定値印字も同様に復帰し、以降正しく印字します。
      2月29日と3月1日のみ 以下の何れかの対応を行って下さい。
      (1) 定刻印字を行わない:プロッタペンを取り外し印字を行わないで下さい。
      (2) 定刻印字を行う場合:日付を正しい日付に読み替えてご使用下さい。
      μR250の場合 測定値印字は使用しないで下さい。

    1. μR100T/μR180T/μR100F

      ・2000年における障害   ○は正常動作します。

    機種 形名 西暦 閏年
    μR100T 打点 4266
    ペン 4261〜4263
    μR180T 打点 4276〜4277
    ペン 4271〜4273
    μR100F ペン 4351〜4354

       注) 4266、4276、4277 は対応処置不要です。

      問題点 : ※印 表示、設定等の処理や通信出力において、西暦は“00”となり、閏年も正しく処理されますが、2000年2月29日と3月1日の2日間の定刻印字において次の障害が発生します。
      (1) 定刻印字の日付処理を正しく行いません。次のとおり印字します。
      2月29日 → Mar.01.00 (3月1日) と印字します。
      3月 1日 → 00時00分に定刻印字を行う場合のみ Mar.02.00 (3月2日)と印字します。
      (2) 定刻印字内の測定値印字が正しく行われません。
      2月28日の最後に印字した測定値を繰り返し印字します。
      対応方法: 3月1日に定刻印字は Mar.01.00 に自動的に復帰します。
      以降 暦どおり正しく印字し、測定値印字も正しく行います。
      2月29日と3月1日のみ 以下の何れかの対応を行って下さい。
      (1) 定刻印字を行わない:プロッタペンを取り外し印字を行わないで下さい。
      μR100Fの場合、定刻印字をOFF設定も可能です
      (2) 定刻印字を行う場合:日付を正しい日付に読み替えてご使用下さい。
      測定値印字は使用しないで下さい。

    1. InTouch for DARWIN

      対象となるバージョン: InTouch for DARWIN R1 (Ver 1.02)
      なお R2 (Ver 2.01)以降の製品は 既に対応済みで、2000年問題は有りません。

      問題点 : 次の障害が発生しますので2000年以降正しく動作いたしません。
      (1)履歴トレンド、アラームログ、ソフトウェアログのファイル作成が出来ません。
      (2)ファイル管理機能画面で、履歴トレンドファイル、アラームログファイル等の表示が出来ません。
      (3)16ペントレンドで、2000年以降のデータが表示されません。
      対応方法: Ver1.02までをご使用のお客様には2000年問題に対応したパッチソフトウエアを提供いたします。

    2. OR2300/OR2300A、ORP1200/ORP1300、ORM1200/ORM1300

      OR記録計は西暦を末尾2桁で扱っており、2000年は "00"となり、また閏年も正しく処理しますが、メディアに保存したデータを PCまたはICカードリーダ等で再生した場合、西暦が正しく表示されません。2000年は1900年と誤って表示します。

      ・2000年における障害   ○は正常動作します。  ×、●は以下の問題が発生します。

    機種 形名 製品単体で使用している場合 当社PCソフトウエアと組み合わせて使用した場合 *1) ICカードリーダ、MEMORIAソフトウエアと組み合わせて使用した場合 *3)
    西暦 閏年 西暦 閏年 西暦 閏年
    OR2300、
    OR2300A
    7801□□ - *2) - *2)
    ORP1200 781011〜23 ×
    ORP1300 781031〜33 ×
    ORM1200 782011〜23 ×
    ORM1300 782031〜33 ×

      *1) PCソフトウエアは、次の製品を対象としています  
      データコンバージョンソフトウエア781911
      データ解析ソフトACRAViewOR781912、781913、781914
      データロギングソフトACRALogOR781916、781918、781920
      ビューアソフト ACRAWinOR789011、789012
      ビューアソフト ACRAWin32789502、789503
      *2) 上記ソフトウエアは、OR2300、OR2300Aには対応していません  
      *3) ICカードリーダ、MEMORIAソフトウエアは、次の製品を対象としています  
      ICメモリカードリーダCM-2D、CM-3F
      1-2-3MEMORIAMEMOR N
      計測メモリカードデータ変換ソフトMEMOR-MAC、MEMOR-WIN

      問題点1: ×; ORシリーズで測定し、保存した波形データを、上記(*1)のPCソフトウエアで再生表示したと き、トリガ時刻の西暦を4桁で表示しますが、この際、西暦を正しく表示しません。本来2000年となるべきところ、1900年と誤って表示します。 以降 1900→ 1901→ 1902 ・・・ となります。
      対応方法: (1) 1900年と表示される年号を、2000年に読み替えてご使用下さい。
      (2) 製品にて対応する場合は、当社甲府工場引き取りにて、OR本体のファームウエアをバージョンアップ改造いたします。改造は有償にて対応いたします。納期、価格については当社担当営業までお問い合せ下さい。
      補足:   ORシリーズの測定データを、汎用通信経由でPCに転送する場合の西暦情報は、末尾2桁(2000 年の場合は"00")で処理されています。従って、お客様がご用意されたソフトウエア(上記の当社PCソフトウエア以外)で表示した場合の西暦処理は、そ のソフトウエアの西暦処理方法に依存します。 そのソフトウェアが問題ないことをご確認されることを推奨いたします。
      問題点2: ●; ORシリーズで測定し、ICメモリカードに保存した測定データを、上記 (*3)のICメモリカードリーダとMEMORIAソフトウエアでPCに再生したとき、トリガ時刻の西暦を4桁で表示しますが、この際、西暦を正しく表示 しません。 本来2000年となるべきところ、1900年と表示します。 以降 1900→ 1901→ 1902 ・・・ となります。 ORM1200、ORM1300の場合、フロッピーディスクに保存した測定データをMEMORIAソフトウエアで直接再生した場合(ICメモリカードリー ダを使用しない場合)も、同様の問題が発生します。
      対応方法: (1) 1900年と表示される年号を、2000年に読み替えてご使用下さい。
      (2) 製品にて対応する場合は、当社甲府工場引き取りにて、OR本体のファームウエアをバージョンアップ改造いたします(OR2300、OR2300Aは除く)。改造は有償にて対応いたします。納期、価格については当社担当営業までお問い合せ下さい。
      補足:   ORシリーズの測定データを、ICメモリカードリーダCM-3Fを利用して汎用通信経由でPCに転 送する場合は、西暦の情報は末尾2桁(2000年の場合は"00")で転送されます。従って、お客様がご用意されたソフトウエアで表示する場合の西暦処理 は、そのソフトウエアの西暦処理方法に依存します。 そのソフトウェアが問題ないことをご確認されることを推奨いたします。

    1. ORシリーズ用データロギングソフトウエアACRALog OR

      問題点1:   ACRALog ORソフトウエアでPCに集録したデータを、ACRALog ORソフトウエアに付属している簡易ビューアソフトウエアで再生表示した場合、年号の西暦処理を正しく行いません。ACRALog ORの簡易ビューアの年号は、2桁で処理されているため、本来、2000年は"00"と表示されるべきところが、"100"年と表示されます。以降 100→ 101→ 102 ・・・ となります。
      対応方法: (1) 100年と表示される年号を、2000年に読み替えてご使用下さい。
      (2) お手持ちのソフトウエアの形名が "781916、781918、781920" の場合は、データロギングソフトウエアACRALog ORに、データ解析ソフトウエアACLAView ORが付属されています。ACRALog ORで集録したデータを、ACRAView ORで再表示する場合は、時刻の西暦処理が正しく実行されます。ACRALog ORの簡易ビューアソフトウエアは使用せず、ACRAView ORのビューア(表示)ソフトウエアにて再表示処理して下さい。


    ●システム分析計

    1. プロセスガスクロマトグラフ

      ・GC6/GC8/GC1000シリーズ

       対応不要です。
       但し、GC6/GC8の閏年対応については、次の様に対応してください。
      ◆システム日付の更新を実施してください。
      (1) 発生現象
      1999年以前と同様、2000年以降もシステム日付が閏年の計算をしません。
      毎年(閏年も)、2月28日の次の日は3月1日になります。
      (2) 対策
      取扱説明書に従い、従来通りに日付を設定し直すことで対応をお願いします。
       

    2. 近赤外分析計

      ・FIR1000シリーズ

       対応が必要ですので、弊社営業担当にご相談ください。

      ・NR500シリーズ

       操作ソフト(SPECTLAND)のVersion2.01については対応が必要ですので、弊社営業担当にご相談ください。

    3. プロセスイオンクロマトグラフ

      ・CM500/Pi500/AN1000/OY2000/CR1000シリーズ

       対応が必要ですので、弊社営業担当にご相談ください。


    ●プロダクト分析計

    1. 機種名、形名

      次の3機種について、問題が発生致します。

      (1) ジルコニア酸素濃度計変換器:形名 ZA8C

      (2) 防爆形ジルコニア酸素濃度計変換器:形名 ZS8C

      (2) ジルコニア式高温湿度計:形名 HA400

    2. 発生する問題

      問題点は3機種とも共通で次の様な現象です。

       自動校正機能を使用し、定期的に自動校正を実施している機器に於いて、1999年から2000年に進んだ時、2000 年以降は自動校正を実施しなくなります。設定された校正周期で校正が行われないと、測定精度が維持されているかどうか断言出来なくなるわけですが、ジルコ ニアセルの寿命は通常のプロセスでは2〜4年であり、特性劣化は徐々に進みますので、校正周期が少し遅れたからと言ってすぐに測定値に影響を及ぼす事は無 いと考えられます。
      自動校正機能付きのZA8Cは形名コードで選別出来ます。次の形名・基本コードの機器は自動校正機能付きです。ご使用の機器のご確認をお願い致します。

       ZA8C−□−□−□−□−□−1−□*□

      (基本コードの6桁目が“1”の場合のみ対象です。)

       但し、ZS8C、HA400には選別コードがありません。全数本機能が付いています。
      なお、この現象は、自動校正機能だけの問題で、この機能を使用していないお客様に問題は起こりません。

    3. 処置方法

       自動校正用タイマーの年数を再設定することで容易に修正が出来、此の現象から抜け出すことが出来ます。
      また、一度設定すれば以降は自動校正機能が問題なく働きます。
      自動校正用タイマの再設定の手順は、以下の通りです。

      (1) 2000年を過ぎた時点で、一度目の自動校正開始年月日と自動校正周期を設定して下さい。
      コードC6で校正年月日/時刻を入力します。例えば、2000年1月4日16時30分の場合

      C6コウセイ カイシ  ジ コク
      00/01/0416:30
      ご注意: 「ジ コク」は、○○時:□□分と入力しますが、□□には必ず「00」以外(即ち、01〜59まで)の数値を入力して下さい。「00」を設定すると自動校正が行われません。 

      (2) 次に自動校正周期を設定して下さい。例えば、7日間の場合

      コード C5 コウセイ シュウキ ノ セッテイ
      0: day1: hr

        キー操作で“0”を選択します。

      コード C5 コウセイ シュウキ  ノ セッテイ
      (0)007 day

      (3) 最初の自動校正開始年月日と、周期を設定したら、最初の自動校正が実施されたことを確認して下さい。以後は、設定周期で自動校正が行われます。


    ●HP、HP-UXは、Hewlett-Packard Companyの登録商標です。

    ●FIXはIntellution Inc.の登録商標です。

    ●Windows、 Windows NTは米国Microsoft社の米国およびその他の国における登録商標です。

    ●InTouchは米国WonderWare社の米国およびその他の国における登録商標です。


  •  
    E-mail: webinfo@mls.yokogawa.co.jp Year 2000 Readiness Disclosure

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