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Office 95 Standard  7.0 (Japanese) - 32 ビット版 Win

製品の概要
製品名: Office 95 Standard
バージョン: 7.0
カテゴリ: 対応*#
オペレーティング システム: 32 ビット版 Win
言語: 日本語 発売日: 1995 年 11 月 23 日
対応期間: -
必要なソフトウェア: ある特定の条件下で Microsoft PowerPoint 95 の下 2 桁の日付処理の問題解決に、PP7TRANS.DLL version 7.07 が必要になります。詳しい説明については、個々の Microsoft Office 95 アプリケーションの製品ガイドを参照してください。
依存する製品: Windows 95 または Windows NT 3.51 以上
依存するクロック: システム クロック
最終更新日: 1999 年 1 月 21 日
製品の詳細

製品サポート: 西暦 2000 年問題とは関係なく、マイクロソフトでは、つねに 最新のリリースおよびサービス パックをインストールすることをお客様に 推奨しております。その一方、さまざまな理由で、お客様が最新のリリースに 変更できない場合があることも理解しております。お客様の西暦 2000 年への対応 作業にご協力するため、マイクロソフトでは、Office 95 を西暦 2001 年 1 月 1 日まで "対応" ソフトウェアとしてサポートする計画です。リリースされる新しいサービス バックも 西暦 2000 年に対応しており、それには 2000 年対応以外の内容も含まれます。 これは、お客様に 2000 年対応のためだけに製品のアップデートをお願いすることを 最小限にするためです。

Office 95 の西暦 2000 年対応のアップデートが 1999 年 5 月にリリースされました。 このアップデートでは、Office95 に含まれるアプリケーションの既知の 2000 年 関連問題が修正される予定です。このアップデートで修正される問題の詳細については、 次のサイトを参照してください。
http://www.asia.microsoft.com/japan/Office/OfficeFreeStuff/Office/O95y2k/

データの対応期間

システムに依存

* 注意: コードに関する以下の情報は、Microsoft Office 95 のドキュメントの一部を抜粋しています。製品に関する詳しい情報については、個々のアプリケーションの説明を参照してください。

日付の処理

ユーザーが表示したり、クエリ可能な日付と時刻はすべて、オペレーティング システムから日付と時刻が取得されます。日付は完全修飾の 4 桁の西暦で保存され、オペレーティング システムでの設定に従って表示されます。セットアップ ファイルを削除する場合を除き、セットアップに日付は影響しません。テスト結果については、以下を参照してください。

VBA と共有 Microsoft Office 95 オブジェクト モデルの場合

表示されるすべての日付と時刻はオペレーティング システム クロックから取得されます。すべての日付は、4 桁の西暦で保存されます。2 桁で表示される日付がある場合でも (Excel ワークシートでセルの書式を変更した場合など) 、値は常に 4 桁の西暦で保存されます。

共通プログラミング言語 (VBA Version 4.0) は、すべてのアプリケーションで使用されているため、VBA の組み込みコマンドを使用してすべてのアプリケーションで日付処理をテストできます。日付処理をテストする組み込み関数は、以下のとおりです。

Now ()

CDate()

CVDate()

DateValue()

Date()

Date$()

Format()

DateAdd()

DateDiff()

DatePart()

IsDate()

Day()

Month()

Weekday()

Year()

共有オブジェクト モデル メソッドとプロパティ

Office のファイル形式 (.xls, .doc, .ppt etc.) で保存されるファイルには、形式と関連付けられる日付プロパティがあります。このプロパティは、VBA メソッドを使用して操作することができます。

オブジェクト、メソッド、プロパティ、およびコレクションに、西暦 2000 年問題が影響する可能性があります。

Microsoft Office 95 ランゲージ リファレンス

ドキュメント プロパティ オブジェクト: プロパティ タイプを、日付にすることができます (たとえば、msoPropertyTypeDate CreationDate)。

CreationDate プロパティ

LastPrintDate プロパティ

LastSaveTime プロパティ

PropertyTests コレクション: PropertyTests の条件を日付にすることができます (たとえば、msoConditionNextMonth Add Method)。次のコレクションがあります。

Condition プロパティ

FileSearch Object LastModified プロパティ

下 2 桁の西暦の処理

[ファイルを開く] の [高度な検索] では、2 桁の日付を入力することができます。ファイルの高度な検索以外は、Office の共有機能は 2 桁の日付をシステム表示オプションとしてのみサポートします。詳しい情報については、個々のアプリケーションの説明を参照してください。

[高度な検索] において遠い将来の日付は、ファイルの作成日に関しては意味がありません。したがって、日付は、現在の年から 90 年を引いた値と、10 年を足した値の範囲と想定されます。 たとえば、1998 年の場合には、1908 年から 2008 年の間が日付範囲になります。下 2 桁の処理に関しては、個々のアプリケーションの説明を参照してください。この処理は、特定のアプリケーションに適用するように設定されています。

[ドキュメントのプロパティ] ダイアログ ボックスの [ファイルの情報] タブは、ファイルの日付情報を Windows コントロール パネルの [地域] で設定される 4 桁の西暦形式と一致させて保存し表示します。ただし、[ユーザー設定] タブで使用される日付形式は、1999 年を過ぎると下 2 桁の日付が正しく認識されなくなります。ユーザー設定のプロパティを使用している企業は、日付を入力するときに 4 桁すべてを入力するようにしてください。

VBA と共有 Office オブジェクト モデルの場合

オリジナルの設定では、2 桁の日付はすべて、システム クロックで設定される 20 世紀であると想定されていました。これを判断するロジックは、oleaut32.dll 共有リソース ファイルに含まれています。

お使いのコンピュータでは、この共有リソース ファイルが更新されている可能性があります。Internet Explorer 3.x 以上のブラウザ、Windows 95 OEM Service Release 2.5、Windows 98、および Windows NT 4 のオペレーティング システム、またはそのほかの Office アプリケーションがインストールされている場合、または最新の oleaut32.dll で更新されている場合には、共有リソース ファイルが更新されています。このような場合には、Office95 アプリケーションは oleaut32.dll のバージョンと一致する下 2 桁の日付処理のロジックを使用します。

ユーザーは、oleaut32.dll v2.20.4122 または最新の oleaut32.dll を、この問題が影響するすべてのコンピュータの c:\Windows\System (Windows 95) または c:\WINNT\System32 (Windows NT) ディレクトリにロードしてください。これにより、下 2 桁の日付処理は、上記の日付ウィンドウによる方法に、すべてのコンピュータで統一できます。

詳しい情報については、VBA 西暦 2000 年製品ガイドを参照してください。

日付に関する注意事項

Microsoft Office 95 間でデータを交換する場合には、プレーン テキストの使用を避けてください。プレーン テキストを使用する必要がある場合には、一旦 4 桁の西暦で保存した後で操作を行ってください。

日付データを含むテキスト値は、4 桁の西暦になっていることを確認してください。

Microsoft Word または Microsoft PowerPoint などの Microsoft Office 95 アプリケーションに入力またはインポートされる日付で、ドキュメント形式のデータ型を持たないものは、テキストとして処理されます。これらのアプリケーションは、計算の基となる日付を保存するのに使用しないでください (ドキュメント プロパティで使用される場合を除く)。

標準のドキュメント プロパティは、問題なくクエリを実施でき、すべての Microsoft Office 95 アプリケーション間で日付の検索や計算に使用することができます。これはプログラムを利用しても、またユーザー インターフェイスからでも実施できます。ユーザーが定義したプロパティの場合には、矛盾が発生します。

VBA と共有 Microsoft Office 95 オブジェクト モデルの場合

ユーザー定義関数は、日付処理で最もエラーが起こりやすい個所です。不完全な関数の記述が問題の原因となります。

文字列で保存された日付も、文字列内に不正な情報がある場合には問題の原因となる可能性があります。VBA 言語は、年/月/日の順に並べ替えて正しい日付になる場合には、文字列を日付として解釈します。たとえば、3/30/98 (1998 年 3 月 30 日) と 187/3/1 (187 年 3 月 1 日) は、年/月/日の順でなくても両方とも正しい日付として解釈されます。

ガイドラインと推奨事項

原則的に、実作業を行っている環境ではテストを行わないでください。ほかの製品の影響を予測できないからです。すべての Microsoft Office 95 製品間でのテストは問題ありません。

ファイルを削除するセットアップ メンテナンス モードは、Microsoft Office 95 のセットアップで唯一日付が影響する部分であり、最近インストールされたテンプレートを除くすべてのテンプレートが削除されます。これは、西暦 2000 年問題の対応には影響しませんが、西暦 2000 年のテストには影響します。テストのためにクロックが進められるため、本来削除されないテンプレートまで削除されるからです。

項目

小項目

マイクロソフトが実施したテストの概要

ファイル

ダイアログ ドキュメントのオープン/保存用のプロパティ

ドキュメント管理機能として、ファイルのオープン/保存があります。日付/時刻を変更してからファイルを保存しようとすると、これらの機能によって適切な [上書きしますか?] 確認ダイアログ ボックスが表示されます。また、ダイアログ ボックスの結果ペインに日付が表示され、ファイルのオープン/保存ダイアログ ボックスの結果ペインで日付が並べ替えられます。

Find Fast

インデックスの作成日付

2000 年代の日付でインデックスを作成します。[インデックス] をクリックし、インデックスを作成します。そのインデックスを選択し、[情報] をクリックします。[地域] の設定に応じて西暦 2000 年または 00 年になっていることを確認します。

 

インデックスの最終変更日付

Find Fast が 3 分間隔で更新されるように設定します。システムの日付を 1999 年 12 月 31 日に設定し、2000 年に移行します。Find Fast の更新機構が影響を受けないことを確認します。

 

ファイルの作成日付

ファイルを 2000 年 1 月 1 日に作成します。1999 年 12 月 30 日より後に作成されたファイルを Office アプリケーションで検索し、ファイルが見つかることを確認します。

Find Fast (続き)

ファイルの最終更新日付

ファイルを作成し、最終更新日付を 2000 年 1 月 1 日にします。最終更新日付が 1999 年 12 月 30 日より後のファイルを Office アプリケーションで検索し、ファイルが見つかることを確認します。

 

ファイルの最終出力日付

ファイルを作成し、最終更新日付を 2000 年 1 月 1 日にします。最終更新日付が 1999 年 12 月 30 日より後のファイルを Office アプリケーションで検索し、ファイルが見つかることを確認します

 

カスタム日付プロパティ

カスタム日付プロパティを 2000 年 1 月 1 日にして、ファイルを作成します。カスタム日付プロパティが 1999 年 12 月 30 日より後に設定されているファイルを Office アプリケーションで検索し、ファイルが見つかることを確認します。

 

うるう年のテスト

上のテストを 5 回繰り返します。日付は 2000 年、2001 年、および 2004 年の 2 月 28 日と 29 日に設定します。

 

ログ ファイル

[地域] で日付形式を西暦下 2 桁に設定すると、ログ ファイルに西暦 2000 年のログが 00 年としてとして記録されることを確認します。また、[地域] で日付形式を 4 桁の西暦に設定すると、2000 年として記録されることを確認します。

 

表示日付

[地域] で日付形式を西暦下 2 桁に設定すると、インデックスの作成/最終更新日付として、西暦 2000 年の下 2 桁 00 が表示されることを確認します。また、日付形式を 4 桁の西暦にすると、2000 が表示されることを確認します。

セットアップ

フル インストール

フル インストールはほかのオプション群から成るスーパーセットです。フル インストールは、ほかのソフトウェアがまだインストールされていないマシンで行うか、または Microsoft Office 95 がインストールされ、2000 年代への移行に完全に対応するように設定されているマシンで行ってください。

 

追加/削除

 
 

すべて削除

 

VBA と共有 Microsoft Office 95 オブジェクト モデルの場合

VBA で作成されたユーザーのテスト アプリケーションを使用して主プログラムをテストする場合には、特に注意が必要です。

ユーザー定義関数: 多くのアプリケーションで、日付をさまざまな方法で操作するために VBA で記述されたユーザー定義関数が使われています。これらの関数の多くは、日付値を文字列で保存します。これらの値の操作が不適切であると、マイクロソフトが実施した 2000 年問題対応テストの範囲を越える日付処理上の問題が発生することがあります。

日付の不正入力を捕捉するエラー処理ルーチンがあると、上の日付操作上の問題を引き起こすことがあります。文字列形式の日付が入力されても VBA はほとんどエラーを生成しないので、エラー処理ルーチンが呼び出されることはほとんどありません。このような場合は、不正な日付であることを通知する手段として、エラーではなく、コードを使用してデータを検証するためのプログラミングが必要になります。

異なるバージョンの oleaut32.dll がインストールされたコンピュータの間で相互作用をテストし、下 2 桁の処理で想定されているロジックが問題を発生しないことを確認します。

コード例

以下に示す例は、入力した日付によって、日付ウィンドウがどのように動作するかを示しています。インストールされている oleaut32.dll ファイルのバージョンにより、結果が異なる場合があります。

Sub TestDate()

Dim MyDate As Date

MyDate = "00/1/1"

Format MyDate, "yyyy/mm/dd"

MsgBox MyDate

End Sub

MyDate の入力値

Oleaut32.dll v2.1 以下

Oleaut32.dll v2.2 以上

00/1/1 1/1/1 9/1/1 2000/1/1 98/4/1 29/10/24 30/7/4

1900/1/1 1901/1/1 1909/1/1 2000/1/1 1998/4/1 2029/10/24 1930/7/4

2000/1/1 2001/1/1 2009/1/1 2000/1/1 1998/4/1 2029/10/24 1930/7/4

注意: MyDate の値の設定でダブル クォーテーションを省略すると、VBA は入力されているデータを自動的に 4 桁の西暦で入力したものと解釈します。

 

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カテゴリの記号について:
* ユーザーが必要な操作を行うことで対応できる製品。
修正プログラムのロードや文書の参照など、指示された操作を行う必要があります。

# マイクロソフトの対応基準に対して許容範囲の差異がある製品。
製品の主要な機能 (データ保全性など) や安定性 (信頼性など) に影響を与えない程度に限られます。

+ 頒布予定の修正プログラムで対応できる製品。
修正プログラムが公開された時点で、できるだけ早期の対応が必要です。

注意:上記の対応状況分類では、必要な対応操作が行われることを前提としています。


  2000年対応状況の開示

マイクロソフトおよび西暦 2000 年問題に関する情報(本書記載の情報の他、西暦 2000 年テスト、評価、対応情況、対応スケジュール、目標、その他に関する、過去、現在および将来の全ての情報を含みますが、これらに限られません。 以下、これらを総称して「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」といいます。)の送信または伝達は全て、ここに米国の「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」に定義されているところの「西暦 2000 年対応情報開示」として提供されます。 また、かかる情報は、http://www.microsoft.com/japan/year2k/ のマイクロソフトの西暦 2000 年Webサイト(以下「Y2K Webサイト」といいます。)にて参照可能です。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、それぞれ、この使用条件、Y2K Webサイト記載の条件並びに「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」の条項に従い、お客様の西暦 2000 年問題に対応するための技術計画を支援させていただく目的でのみ提供されています。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」には、入手可能な最新情報が含まれますが、それらは逐次更新されます。 従って、マイクロソフトは、お客様が定期的に、Y2K Webサイトを確認して、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の変更を確認されることをお勧めします。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、全て、“現状ベース”で提供されるものであり、いかなる保証も伴うものではありません。 従って、マイクロソフトは、商品性の保証および特定目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にもいかなる保証もいたしません。 さらに、マイクロソフトは、いかなる「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の使用またはその使用結果についても、その正確性、真実性、信頼性等、いかなる保証もしくは表明も行いません。 マイクロソフトまたはその権限ある代理人による、口頭もしくは書面による一切の情報もしくはアドバイスは、何らの保証を意味するものでもなく、かつ上記の保証の拒絶の範囲を狭めるものではありません。 マイクロソフトおよびその供給者は、いかなる場合においても、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に関連して生じた、直接損害、間接損害、偶発損害、派生損害、事業利益の逸失、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害について、たとえかかる損害の発生の可能性を知らされていた場合であっても、一切責任を負いません。 派生損害または偶発損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に含まれる情報は、Y2K Webサイトで参照可能であり、マイクロソフト西暦 2000 年対応状況(YEAR 2000 COMPLIANCE STATEMENT)、マイクロソフトが、その西暦 2000 年製品ガイドにおいて、製品の分類に使用している対応基準に関する説明(DESCRIPTION OF THE CATEGORIES OF COMPLIANCE)およびテスト基準(THE MICROSOFT YEAR 2000 TEST CRITERIA)等、と併せてお読みいただくことを意図して提供されているものです。

マイクロソフトが、西暦 2000 年問題関連の修正版、西暦 2000 年診断ツールまたは修正サービスの提供において、お客様に提供することのある、すべての「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、米国の「西暦 2000 年問題に関する情報及び対応開示に関する法律(112 STAT.2386)」の適用を条件として提供されるものです。 何らかの争いが生じた場合には、かかるステートメントの使用に関するお客様の権利は、お客様との契約書または料金表において、別段の合意がなされていない限り、この法律により制限されます。


  最終更新日 1999 年 5 月 31 日
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