この情報は日本語版
(PC
98 版)
にも適応されます。
製品の保守
:
マイクロソフトでは、ユーザーの皆様が西暦
2000
年問題に対応するためだけではなく、常に最新の
Service Pack
または
Service Release
のインストールを推奨してきましたが、さまざまな事情からインストールすることができない場合があることを認識しています。マイクロソフトは、ユーザーの皆様の西暦
2000
年問題への対応作業の支援を目的として、Windows 95
バージョン
4.00.950
を 西暦 2001
年 1
月 1
日まで "対応"
ソフトウェアとしてサポートする計画です。また、今後リリースされる新しい Service Pack
も西暦 2000
年問題に対応しており、それには西暦 2000
年対応以外の内容も含まれます。西暦 2000
年問題をアップグレードの機会として位置付けることをできるだけ避けるための措置です。
Windows 95
のバージョンを確認する方法については、マイクロソフトのサポート サイトにある
サポート技術情報
J049006
を参照してください。
製品の詳細
:下記の既知の問題を解決するために、Windows 95
のソフトウェア アップデートがリリースされました。
Windows 95
西暦
2000
年対応ソフトウェア アップデートをダウンロードするには、ここをクリックしてください。
このプログラムが含まれる西暦
2000
年対応情報開示リソース
CD
をマイクロソフトから入手するには、ここをクリックするか、048-845-0190
までファックスでお申し込みください。
Windows 95
に付属の
Internet Explorer
にはさまざまなバージョンがあります。該当するすべての修正プログラムを適用し、Internet Explorer 4.01 Service Pack 2
以降のバージョンを使用することをお勧めします。使用中の
Internet Explorer
のバージョンについては、西暦
2000
年問題対応製品ガイド を参照してください。使用している
Internet Explorer
のバージョンがわからない場合は、ここをクリックしてください。
追加情報
Windows 95
西暦
2000
年対応アップデートでは、VDHCP.386
はアップデートされません。Windows 95
西暦
2000
年対応アップデートをインストールする前に
Windows 95
マシンに
Windows 95
用の ダイアルアップ ネットワーク
1.3
または
Winsock2
アップデートがインストールされていると、Windows 95
西暦
2000
年対応アップデートで
VDHCP.386
がアップデートされません。詳細については、Knowledge Base
の記事Q230173
を参照してください。
ダイアルアップ ネットワークまたは
Winsock
がインストールされているかどうかを確認するには、[コントロール パネル]
の
[アプリケーションの追加と削除]
をチェックします。いずれかのアップデートがインストールされている場合、インストール済み製品のリストに表示されます。
ダイアルアップ ネットワーク
1.3
および
Winsock 2
の西暦
2000
年対応アップデートは、ダイアルアップ ネットワーク
1.3
および
Winsock 2
西暦
2000
年対応アップデートからダウンロードできます。
企業ユーザーの方へ
企業ユーザーの方は
Windows 95 Corporate Year 2000 Companion
をダウンロードして、西暦
2000
年対応アップデートのインストールに関する問題を解決し、管理を容易にできます。この
Corporate Year 2000 Companion
は、1999
年
4
月にリリースされた
Windows 95
西暦
2000
年対応アップデートをインストール済みの企業ユーザーにお勧めするものです。Corporate Year 2000 Companion
には、1)
企業ユーザーから要求があったインストールと保守機能、および
2)
ダイアルアップ ネットワーク
1.3
と
Winsock 2
西暦
2000
年対応アップデートが組み込まれています。このバージョンは、Windows 95 Corporate Year 2000 Companion
からダウンロードできます。
お使いの
Windows 95
システムにどの西暦
2000
年対応アップデートが適用されているかを確認するには、Windows 95
ダウンロード サイトから
Windows 95 Corporate Companion
をダウンロードするか、Windows Update
をインストールします。続いて、Corporate Companion
と一緒にインストールされるアップデート情報ツール
(QFECHECK.EXE)
を実行して、システムに展開されている西暦
2000
年対応アップデートを確認します。
日付の処理
保存。日付は、内部的には
4
桁の西暦で保存されます。ただし、MS-DOS
ファイル システムの
API
は除きます。MS-DOS
ファイル システムの
API
では、1980
年からのオフセットとして西暦が保存されます。このため、プログラム内で
MS-DOS
の
API
から日付を取得して処理する場合は、取得した西暦の値に
1980
を加算する必要があります。
下
2
桁の西暦の処理
:
MS-DOS
の
DATE
コマンドでは、2000
年以降、下
2
桁の日付を変更することはできません。正しい日付を入力するには、DATE
コマンド
(COMMAND.COM
の内部コマンド)
を使用して、西暦を
4
桁で入力する必要があります。4
桁で入力しないと、「無効な日付の指定です」というエラー メッセージが表示されます。この問題は
COMMAND.COM
の最新バージョンでは解決されています
(以下を参照)。
また、MS-DOS
ファイル システムの
API
では、1980
年からのオフセットとして西暦が返されます。このため、正しい日付を設定するには、返された値に
1980
を加算する必要があります。Win32
の
API
では、この問題はありません。
Windows 95
西暦
2000
年対応アップデートで解決される問題
SHELL32.DLL -
ファイルやフォルダの検索時に表示されるダイアログボックスの
[日付]
タブでは、西暦は
YY
形式で表示されます。2001
年以降は、この形式での表示に数字以外の文字が使用されます。たとえば、3/20/2003
と入力すると
03/20/C3
と表示されます。ただし、これは検索結果には影響しません。一定期間内に作成または更新されたファイルを検索する場合は、2
桁か
4
桁の西暦のいずれかで入力すれば、検索は入力された日付で行われます。
COMCTL32.DLL - [ コントロール パネル]
の
[地域]
で下
2
桁の西暦が設定されている場合、日付指定
(Date/Time Picker)
コントロールが正しい日付を表示しなくなります。日付が正しく表示されるようにするには、[地域]
ダイアログ ボックスの
[日付]
タブで、4
桁の西暦を指定します。
WINFILE.EXE - Windows
ファイル マネージャでは、2000
年以降の日付の表示や並べ替えが正しく行われません。[すべての情報]
が選択されている場合に、Windows
ファイル マネージャを使用してフォルダの内容を詳細表示すると、2000
年以降に作成したファイルの日付は、次のように表示されます。
年
1
月
1
日は、「;1/1/1」と表示されます。
2023
年
2
月
3
日は、「>3/2/3」と表示されます。
2036
年
3
月
5
日は、「=6/3/5」と表示されます。
COMMAND.COM - DATE
コマンド
(COMMAND.COM
の内部コマンド)
では、00
〜
79
年の下
2
桁の西暦が正しく処理されません。この期間内の西暦を下
2
桁で入力すると、「無効な日付の指定です」というエラー メッセージが表示されます。
VDHCP.386 - Winipcfg/all - 2000
年
3
月
1
日以降に取得された
IP
リースは、実際の取得日の前日に取得されたものとして記録されます。システム日付は正しく表示されますが、DHCP
クライアントは間違った日付を返します。
TIMEDATE.CPL -
コントロール パネルの
[日付と時刻] -
日付が
2
月
29
日に設定されている場合に、[日付と時刻]
で西暦を前に進めたり後に戻すと、 うるう年以外の年にも
2
月
29
日が表示されます。
DIALER.EXE -
ダイヤラ
-
通話の終了後、[通話の記録]
ダイアログ ボックスに日付が正しく表示されません。システム日付を西暦
2000
年に調整すると、ログの日付は「100」、「101」、「102」などと表示されます。
MFC40.DLL
および
MFC40U.DLL -日付の表示にこの
2
つの
DLL
のうちのいずれかを使用しているプログラムでは、西暦
2000
年以降の日付が正しく処理できない場合があります。たとえば、2000
年
5
月
2
日は
100
年
5
月
2
日と解釈される場合があります。マイクロソフトでは、このような問題を回避するためにこの
2
つの
DLL
を更新しました。MFC
を使用している開発者の方は、MFC40.DLL
の対応状況ドキュメントで詳細情報を参照してください。
Microsoft Visual C++
ランタイム ライブラリ ファイル
-
このランタイム ライブラリを利用しているアプリケーションは、現在の時刻が、Windows
のシステム クロックより
1
時間進んでいるかのような動作をすることがあります。この問題は
2001
年
4
月
1
日〜
4
月
8
日に継続して起こります。その後は、アプリケーションは夏時間に移行し、オペレーティング システムのクロックと再び同期します。この問題は年には関係なく、4
月が日曜日から始まる場合に起きます。この問題の詳細については、http://msdn.microsoft.com/visualc/headlines/2001.asp を参照してください。
OLE
オートメーション - Microsoft オートメーション ライブラリには、下 2 桁の西暦を解釈するルーチンが含まれています。これは、アプリケーションで明示的な (シリアル) 日付を作成するのに便利です。Windows 95 では、2 桁の西暦年の現在のカットオフは 1999 です。つまり、00 で始まる 2 桁の年は 1900 年だと解釈されます。したがって、コントロール パネルの [地域のプロパティ] の [日付] タブの世紀の設定に関係なく、1/1/00 は 1/1/1900 に変換されます。この修正を行うと、下 2 桁の西暦のカットオフを 1999 から 2029 に変更することができます。
XCOPY.EXE - リアル モードでオプション パラメータ /D:date を指定して xcopy コマンドを使用すると、80 〜 99 以外の 2 桁の年は適用されません。この場合「無効な日付の指定です」 というエラー メッセージが表示されます。 (Windows 内から) プロテクト モードで xcopy コマンドを使用する場合、西暦を下 2 桁で入力すると、常に 1900 年代 として認識されます。
テスト時のガイドラインと推奨事項 :
Microsoft Jet Database Engine 3.0 と Microsoft Office 95
コンピュータの現在の日付が 2000 年以降の場合に、2000 年以前に作成されたレプリカ セットの 2 つのメンバの同期を試みると、同期メッセージが表示されます。これは、式サービスによってレプリカの MSysExchangeLog テーブルの日付エントリが正しく処理されないためです。レプリカ セットが 2000 年より前に作成された場合、2000 年以降に行われた同期に関する情報は、MSysExchangeLog テーブルから削除されます。この情報が削除されると、MSysExchangeLog テーブルと MSysGenHistory テーブルの世代情報が一致しなくなるため、レプリカを同期できなくなります。この問題を解決するには、マイクロソフトの Web サイト
http://www.officeupdate.microsoft.com/ から最新の
Microsoft Office 95 西暦
2000 年問題対応プログラム アップデートをダウンロードします。 PC によっては、2000 年に達すると、システムの日付けを西暦
1980 年などの不正な日付にリセットするものがあります。この問題が発生するのは、コンピュータ ハードウェアと弊社以外の会社が作成した
BIOS の基本部分に問題がある場合です。実際の作業には使用しない
"テスト" マシンで確認を行うことをお勧めします。詳細については、この製品ガイドのホワイト ペーパー セクションの記事「BIOS およびリアル タイム クロックと
Windows オペレーティング システムとの相互作用 」を参照してください。
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