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Word 98  (Japanese) - 32-Bit Win

製品の概要
製品名: Word 98
バージョン: 98
カテゴリ: 対応*
オペレーティング システム: 32 ビット版 Win
言語: 日本語 発売日: 1998 年 3 月 13 日
対応期間: 1900 年 1 月 1 日~ 2411 年 12 月 31 日
必要なソフトウェア: 以下参照
依存する製品: Windows 98、 Windows 95、Windows NT 3.51 Service Pack 5 以上 または Windows NT 4 (Word 97 Service Release では Service Pack 3 以上必須。必須ではないが、Service Pack 4 を推奨)
依存するクロック: システム クロック
最終更新日: 1999 年 5 月 19 日
製品の詳細

必要なソフトウェア:

Office 97 SR-2 をダウンロードしてください。SR-2 は http://www.asia.microsoft.com/japan/Office/documents/servicerelease/sr2/default.htm からダウンロードできます。


日付の処理:
保存。Word で使用される日付の値はすべてテキストの情報のみの文字列か 32 ビットの整数値 (西暦は 4 桁) で保存されます。これにより、日付は 4 桁で表されるため、エラーの可能性は少なくなります。32 ビットの整数値の場合は、データは次の範囲を表すビット フィールドで保存されます。

時間:

0-23

分:

0-59

秒:

0-59

 

曜日:

0(日)-6(土)

 

日付:

1-31

 

年:

1900-2411

      

特に指定されていない限り、Word のすべての機能では、日付は 32 ビットの整数値で保存されます。これにより、バージョンの異なるWord上で作成していたファイルであっても、また、異なるバージョン形式 で保存しても、実際の表示とは関係なく、4 桁の西暦が保持されます。同様に、変更履歴の日付もすべて 4 桁の西暦で保存されます。


日付文字列の解析 [日付と時刻] コマンド ([挿入] メニュー)で [自動的に更新する] チェック ボックスをオフにして入力された日付またはほかのプログラムからインポートされた日付のデータはテキスト データです。したがって、日付のデータとして処理されません。

      

しかしながら、[罫線] メニューの [並べ替え] を使用した場合は、テキスト文字列が日付データとして処理されます。00 から 29 までの 2 桁の数字は 20XX と解釈されます。これを防ぐには、2 桁の西暦を 4 桁に変更する必要があります。並べ替えでは、日付の検査は行われません。たとえば、2000 年 2 月 30 日という本来ありえない日付でも特にエラーなどのメッセージを表示することなく、2000 年 3 月 1 日より前に並べ替えられます。[並べ替え] は、1900 年から 2035 年までに対応しています。

      

Quote フィールドの 2 桁の西暦の日付/時刻形式 (書式スイッチ) を使用するとき 1930-2029 として解釈されます。

[並べ替え] コマンド( [罫線] メニュー)では、全角の数字( 2 バイトの数字)は日付の値としてではなく文字列として解釈されます。上記の説明は半角の数字(1 バイト)で入力されている場合について記述しています。ただし、半角の数字を使用していてもコントロール パネル の [地域] で設定されている日付形式以外の日付形式で入力されていると “00” 年は、日付ではなくテキストとして解釈されます。これを防ぐには、西暦を入力する場合 2 桁ではなく 4 桁に変更する必要があります。


以前のWord のバージョン形式で保存または Word をアップグレードしてもドキュメント内の日付に影響しません。日付フィールド、ファイルのプロパティなどは正しく認識されます。

下 2 桁の西暦の処理:
表の並び替えや Word のフィールドなどの 2 桁の西暦は、1930 年と 2029 年の間と解釈されます。

日本語バージョンでは、"昭和"、"平成" などの元号を含む形式で入力された場合、それぞれの元号で1-xxx年(xxx は、その元号の最終年)と解釈して並び替えを行います。したがって、並べ替えは各年号の範囲内で行われるので、2000 年問題との関連はありません。なお、“平成” を “H”、昭和を “S” と記載する形式は日付の形式とは判断されません。

日付に関する注意事項:
一般的に、日付に依存するような処理が行われることを前提とする場合は、日付の形式を 2 桁の西暦にしない、または 2 桁でインポートしないことをお勧めします。[日付と時刻] コマンドから自動的に更新しない方法で挿入する場合や、定型文書フィールドなどでは、日付がテキストとして保存されるため、ユーザー処理で西暦の上 2 桁が誤って解釈される可能性があります。西暦を 2 桁で記載する必要がある場合は、ドキュメント内では日付フィールドを使用する、ドキュメントの日付で処理を行う場合はすでに用意されているドキュメントのプロパティかファイルの日付を使用すると日付が誤って解釈されることがなくなります。

Word の日付フィールドは、日付計算をサポートしないため、ネストされた表現式で日付、月、年号の加算と減算をすることを以前は推奨していました。しかしながら単純な算術計算は、カレンダーを意識していないため、この方法は西暦 2000 年問題を生じる (特に、2 桁の西暦を使用した場合) 可能性があるので、使用しないことを推奨いたします。

ガイドラインと推奨事項:
ほかの製品の影響を避けるため、実作業環境ではテストをしないでください。ほかの Microsoft Office 製品と組み合わせた動作テストは問題ありません。

日付の処理を確認するためには、次の項目をテストします。次の表を参考にして、Microsoft Word のテストのガイド ラインを作成してください。

項目

  

小項目

  

コメント

 

編集

  

[挿入] メニューの [日付と時刻]

[罫線] メニューの [並び替え]

入力支援

  

[挿入] メニューの [日付けと時刻] コマンドは、日付をテキスト データとして挿入するか更新可能な日付フィールドとして挿入するか選択できます。

表の並べ替えでは、テキストを日付と見なして、昇順または降順で並び替えることができます。2 桁は年号と見なされます。00 から 29 までは、20XX と解釈されます。表の並び替えは、1900 年から 2035 年までに対応しています。

入力支援は、現在の日付を起点とします。

 

ファイル

  

Word のファイル
RTF テキストコンバータ
グラフィック フィルタ
版の管理M
ドキュメントのプロパティ
変更履歴

  

ドキュメントに保存される日付の情報は作成日時、更新日時、および印刷日時です。日付は RTF に 4 桁の形式で書かれます。変更履歴には日付の情報が保存されます。日付情報は変更箇所にツール ヒントとして表示されます。ドキュメントの複数の版を保存する場合は、日付情報は各々の版に保存されます。この情報は、[版の管理] ダイアログ ボックスに表示されます。

 

フィールド

  

日付と時刻フィールド
計算式フィールド
定型文書フィールド
日付/時刻書式スイッチ

  

日付と時刻を処理するフィールドは数多くあります。CreateDate、Date、および DocProperty(DocProperty フィールドのプロパティ:CreateTime、LastPrinted、 LastSavedTime、Total Editing Time) 、EditTime、および Info(Info フィールドのプロパティ:CreateDate、EditTime、PrintDate と SaveDate)、PrintDate、SaveDate と Time があります。

ドイツ語バージョンでは、EditTime、DocProperty のTotal Editing Time、EditTime、および Info の EditTime。

Quote フィールドと定型文書フィールドは、テキストのフィールドですが、日付/時刻書式スイッチで日付として指定することができます。

計算式フィールドはテキストまたは数字の計算に使用されます。

 

マクロ

  

VBA WordBasic

  

日付と時刻を処理する VBA メソッド: Application.OnTime Conversion.CDate Conversion.CVDate DateTime DateTime.Calendar DateTime.Date DateTime.Date$ DateTime.DateAdd DateTime.DateDiff DateTime.DatePart DateTime.DateSerial DateTime.DateValue DateTime.Day DateTime.Hour DateTime.Minute DateTime.Month DateTime.Now DateTime.Second DateTime.Time DateTime.Time$ DateTime.Timer DateTime.TimeSerial DateTime.TimeValue DateTime.WeekDay DateTime.Year FileSystem.FileDateTime Information.IsDate LetterContent.DateFormat Mailer.SendDateTime Range.InsertDateTime Revision.Date Selection.InsertDateTime VbVarType.vbDate Version.Date WdBuiltInProperty.wdPropertyTimeCreated WdBuiltInProperty.wdPropertyTimeLastPrinted WdBuiltInProperty.wdPropertyTimeLastSaved WdBuiltInStyle.wdStyleDate WdFieldType.wdFieldCreateDate WdFieldType.wdFieldDate WdFieldType.wdFieldEditTime WdFieldType.wdFieldPrintDate WdFieldType.wdFieldSaveDate WdFieldType.wdFieldTime WdSortFieldType.wdSortFieldDate WdTextFormFieldType.wdCurrentDateText WdTextFormFieldType.wdCurrentTimeText WdTextFormFieldType.wdDateText WdWordDialog.wdDialogInsertDateTime
日付と時刻を処理する WordBasic コマンド: AppInfo$(21-26) Date$() DateSerial() DateValue() Day() Days360() DocumentStatistics .Created、.LastSaved、.Printed、.Time GetDocumentProperty$ CreateTime、 LastSavedTime、LastPrinted Hour() InsertDateField InsertDateTime InsertTimeField Minute() Month() Now() OnTime Second() Time$() TimeSerial() TimeValue() Today() ToolsRevisionDate() ToolsRevisionDate$() Weekday() Year()

 

メール

  

回覧先([送信]コマンド)
差し込み印刷
Exchange フォルダ([送信]コマンド)
メールの宛先([送信]コマンド)
WordMail

  

Word からメールを送信できます。Word の日付と時刻の機能は WordMail でもサポートされています。

 

内部的

  

起動/終了 DDE 環境 OLE

  

特になし

 

印刷

  

文書情報

  

最後に印刷された日付がドキュメントに保存されます。

 

テンプレート

  

テンプレート

  

テンプレートでは、2 桁または 4 桁で挿入されます。必要に応じて選択できます。

 

表示

  

ヘッダーとフッター
脚注/文末脚注
コメント
ステータス バー

  

CreateDate、Date と PrintDate フィールドはドキュメントのヘッダーまたはフッターにツール バー上のボタンを使用して挿入することができます。これらのフィールドは、[フィールド] ダイアログ ボックスを使用して挿入したフィールドと同じです。NT 3.51 では現在時刻が Word のステータス バーに表示されます。

 

ウィザード

  

レター ウィザード

Fax 送付状 ウィザード

文例 ウィザード

メモ ウィザード

ニュースレター ウィザード

  

レター ウィザードでは、ドキュメントに日付を挿入できます。日付は、”日付”スタイルでテキスト形式で挿入されます。

Fax 送付状 ウィザードでは、ドキュメントに日付を挿入できます。挿入日付は 2 桁と 4 桁の西暦から選択できます。

文例ウィザードでは、既定では 4 桁の西暦で出力されますが、ウィザード途中で変更することが可能です。

メモウィザードでは、既定では 2 桁の西暦で出力されますが、ウィザード途中で変更することが可能です。

ニュースレター ウィザードでは、既定では 4 桁の西暦で出力されますが、ウィザード途中で変更することが可能です。

 




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カテゴリの記号について:
* ユーザーが必要な操作を行うことで対応できる製品。
修正プログラムのロードや文書の参照など、指示された操作を行う必要があります。

# マイクロソフトの対応基準に対して許容範囲の差異がある製品。
製品の主要な機能 (データ保全性など) や安定性 (信頼性など) に影響を与えない程度に限られます。

+ 頒布予定の修正プログラムで対応できる製品。
修正プログラムが公開された時点で、できるだけ早期の対応が必要です。

注意:上記の対応状況分類では、必要な対応操作が行われることを前提としています。


  2000年対応状況の開示

マイクロソフトおよび西暦 2000 年問題に関する情報(本書記載の情報の他、西暦 2000 年テスト、評価、対応情況、対応スケジュール、目標、その他に関する、過去、現在および将来の全ての情報を含みますが、これらに限られません。 以下、これらを総称して「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」といいます。)の送信または伝達は全て、ここに米国の「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」に定義されているところの「西暦 2000 年対応情報開示」として提供されます。 また、かかる情報は、http://www.microsoft.com/japan/year2k/ のマイクロソフトの西暦 2000 年Webサイト(以下「Y2K Webサイト」といいます。)にて参照可能です。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、それぞれ、この使用条件、Y2K Webサイト記載の条件並びに「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」の条項に従い、お客様の西暦 2000 年問題に対応するための技術計画を支援させていただく目的でのみ提供されています。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」には、入手可能な最新情報が含まれますが、それらは逐次更新されます。 従って、マイクロソフトは、お客様が定期的に、Y2K Webサイトを確認して、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の変更を確認されることをお勧めします。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、全て、“現状ベース”で提供されるものであり、いかなる保証も伴うものではありません。 従って、マイクロソフトは、商品性の保証および特定目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にもいかなる保証もいたしません。 さらに、マイクロソフトは、いかなる「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の使用またはその使用結果についても、その正確性、真実性、信頼性等、いかなる保証もしくは表明も行いません。 マイクロソフトまたはその権限ある代理人による、口頭もしくは書面による一切の情報もしくはアドバイスは、何らの保証を意味するものでもなく、かつ上記の保証の拒絶の範囲を狭めるものではありません。 マイクロソフトおよびその供給者は、いかなる場合においても、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に関連して生じた、直接損害、間接損害、偶発損害、派生損害、事業利益の逸失、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害について、たとえかかる損害の発生の可能性を知らされていた場合であっても、一切責任を負いません。 派生損害または偶発損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に含まれる情報は、Y2K Webサイトで参照可能であり、マイクロソフト西暦 2000 年対応状況(YEAR 2000 COMPLIANCE STATEMENT)、マイクロソフトが、その西暦 2000 年製品ガイドにおいて、製品の分類に使用している対応基準に関する説明(DESCRIPTION OF THE CATEGORIES OF COMPLIANCE)およびテスト基準(THE MICROSOFT YEAR 2000 TEST CRITERIA)等、と併せてお読みいただくことを意図して提供されているものです。

マイクロソフトが、西暦 2000 年問題関連の修正版、西暦 2000 年診断ツールまたは修正サービスの提供において、お客様に提供することのある、すべての「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、米国の「西暦 2000 年問題に関する情報及び対応開示に関する法律(112 STAT.2386)」の適用を条件として提供されるものです。 何らかの争いが生じた場合には、かかるステートメントの使用に関するお客様の権利は、お客様との契約書または料金表において、別段の合意がなされていない限り、この法律により制限されます。


  最終更新日 1999 年 7 月 13 日
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