この文書は、日本語版 MS-DOS V に対応します。
日付の処理:
MS-DOS は、2000 年以降の日付を認識します。ファイルの日付は 2 桁で表示されますが、ファイルは正しい順序でソートされます。
下 2 桁の西暦の処理:
西暦 2 桁で日付が指定されている場合、オペレーティング システムは西暦 19XX として処理します。
MS-DOS® の DATE コマンドでは、西暦の下 2 桁が 00 ~ 79 の場合は、正しく処理されません。「無効な日付の指定です」というメッセージが表示されます。西暦 4 桁の日付 (たとえば、2000 年 1 月 1 日) は正しく処理されます。
MS-DOS® のファイル システムの API では、日付を西暦 1980 年からのオフセットとして保存します。このため、プログラムが MS-DOS® の API から日付を取得する場合、取得した西暦の値に 1980 を加算する必要があります。
製品の対応に関する問題:
- MS-DOS の DIR コマンド (COMMAND.COM の内部コマンド)では、西暦を 4 桁で表示できません。
- MS-DOS では、西暦 2000 以降、下 2 桁の西暦を変更できません。正しい日付を入力するには、DATE コマンド (COMMAND.COM の内部コマンド) を使用して、西暦を 4 桁で入力する必要があります。4 桁で正しく入力しないと、「無効な日付の指定です」というエラー メッセージが表示されます。
- 外部コマンドの日付をパラメータとして使用するスイッチでは、2000 年以降の西暦を 4 桁で入力する必要があります。
推奨事項:
修正プログラムは、現在ありません。また、計画についてもありません。上記のコマンドは、使用頻度が低く、また問題の回避も容易です。この日付の問題は、製品全体の安定性および機能性に大きな影響を及ぼしません。
ガイドラインと推奨事項:
PC によっては、2000 年に達すると、西暦を 1980 年などの不正な値にリセットするものがあります。この問題が発生するのは、コンピュータのハードウェアと弊社以外の会社が作成した BIOS ソフトウェアの問題がある場合です。このテスト行う場合は、実作業用のマシンではなく、テスト用のマシンで行うことをお勧めします。詳細については、西暦 2000 年問題に関するホワイト ぺーバーの