製品サポート:
マイクロソフトでは、西暦 2000 年問題とは関係なく、お客様に最新の Service Pack をインストールすることを推奨しています。その一方、さまざまな理由でお客様が最新の Service Pack に変更できない場合があることも理解しております。お客様の西暦 2000 年問題への対応作業を支援するため、マイクロソフトでは、Windows NT 4.0 Service Pack 3 を西暦 2001 年 1 月 1 日まで "対応#" ソフトウェアとしてサポートする計画です。また、今後リリースされる新しい Service Pack も西暦 2000 年問題に対応しており、それには西暦 2000
年対応以外の内容も含まれます。これは、新しい Service Pack へアップグレードする理由が 2000 年問題に対応するためだけではないことを意味しています。
この情報に該当する製品は、Windows NT Workstation 4.0 Service Pack 3 です。
更新情報
リリース: 2000 年に NET USER /TIME コマンドが失敗する。(
J049846 )
この問題を修正するためのアップデートプログラムをリリースしました。詳細については、Windows NT Workstation 4.0 の対応状況 を参照してください。
新たな問題: 2000 年に NET USER /TIME コマンドが失敗する。(
J049846 )
/TIME オプションは、NET USER コマンド ライン ユーティリティーで Windows NT ユーザー アカウントのログオン可能な時間帯を設定するために使用されます。今回確認された 2000 年問題では、西暦 2000 年以降に /TIME オプションを付けて NET USER コマンドを実行すると失敗します。なお、ユーザー マネージャでは、西暦 2000 年以降も Windows NT ユーザー アカウントのログオン可能な時間帯を正しく設定することができます。詳細については、Windows NT Workstation 4.0 の対応状況 を参照してください。
Internet Explorer 4.0x によってインストールされる Outlook Express に 2000 年問題が確認されています。詳細については、
Internet Explorer 製品ガイド を参照してください。
Jet 3.5 データ エンジンで西暦 2000 年問題が確認されており、マイクロソフトではこの問題を解決するためのアップデート プログラムを提供しています。詳細については、MDAC 製品ガイド (
ここをクリック) を参照してください。
はじめに
Windows NT Workstation 4.0 では、オペレーティング システムのインストールの際に ( またはインストール後に ) 、様々なネットワーク サービスを追加インストールすることができます。また、 Service Pack や Option Pack、および 弊社 Web サイトから提供している、追加コンポーネントをインストールする事もできます。ご利用のシステムの 2000 年問題の対応状況を調べるためには、インストールされている、全てのネットワーク サービスおよび追加コンポーネントに対して調査を行う必要があります。
マイクロソフトでは、Windows NT Workstation 4.0 と追加サービスおよびコンポーネントの中に、アップデートが必要な既知の西暦 2000 年問題があることを認識しています。Windows NT Workstation 4.0 のインストールされているシステムを 2000 年問題に "対応" させるためには、Windows NT Workstation Service Pack 4 (SP4) と SP4 Y2K アップデート プログラムをインストールする必要があります。Service Pack 4 に関する情報は以下の Web サイトを参照してください。
http://www.microsoft.com/japan/products/ntserver/sp4/default.htm
マイクロソフトでは、Service Pack 3 がインストールされている Windows NT Workstation 4.0 を 2000 年 1 月 1 日以降も使用したい、または使用しなければならないユーザーのために、Y2K アップデート プログラムを用意しております。この場合には、次の注意が必要です。
- アップデートを適用した Windows NT Workstation 4.0 SP3 の西暦 2000 年対応カテゴリは "対応#" となります。
- Windows NT Workstation 4.0 を "対応" にするためには、SP4 以降および各 Service Pack に対応した Y2K アップデート プログラムの適用が必要です。
- 今後も Windows NT Workstation 4.0 SP3 の対応カテゴリは "対応#" までです。
マイクロソフトでは、Windows NT Workstation 4.0 SP3 に対して、2001 年 1 月 1 日まで "対応#" カテゴリを維持します。新しい西暦 2000 年問題が発生し、それにより対応カテゴリが "対応#" より低くなってしまうと判断した場合は、アップデート プログラムを提供致します。
以下に掲載されている各表は、Windows NT Workstation 4.0 にインストールできる追加コンポーネントと、そのコンポーネントの西暦 2000 年対応状況です。また、SP4 および Y2K アップデート プログラムをインストールしない状態で、追加オプションまたは機能を "対応" または "対応#" にするための手順についても記述しています。
コンポーネントの中には、"対応" にするために SP4 以降が必要なものもあります。ただし、SP3 の状態でも "対応#" にすることは可能です。
Windows NT Workstation SP3 を "対応#" とするために、何らかの作業が必要となる具体的な追加オプションまたは機能は以下のとおりです。
- Windows NT Server 4.0 SP3 オペレーティングシステムの基本機能 (非対応。"対応#" にするためには修正プログラムが必要)
- Active Directory Services Interface version 1.0 (テスト予定なし。"対応" にはアップグレードが必要)
- Microsoft FrontPage 97 (非対応。"対応" には修正プログラムが必要)
- Microsoft FrontPage 97 Server Extensions (非対応。対応" にはアップグレードが必要)
- Microsoft Internet Explorer version 2.0 (テスト予定なし。 対応" にはアップグレードが必要)
- Microsoft Internet Explorer version 3.02 (非対応。"対応" には修正プログラムが必要)
- Microsoft Internet Explorer version 4.01 (非対応。 "対応" には修正プログラムが必要)
- Microsoft Internet Locator Service version 1.0 (非対応。対応" にはアップグレードが必要)
- Site Server Express version 2.0 (非対応。対応" にはアップグレードが必要)
機能ごとの詳細な西暦 2000 年対応問題は以下を参照してください。
Windows NT Workstation 4.0 の対応状況
Windows NT Workstation 4.0 SP3 における西暦 2000 年問題の対応カテゴリは "小さな問題があるが対応" です。この対応状況には、インストール時に選択できる追加機能も含まれます。
"小さな問題があるが対応" は次のソフトウェアをインストールした状態です。
表 2 は、Windows NT Workstation 4.0 にインストールできる追加コンポーネントの 2000 年問題への対応状況です。対応していないコンポーネントをご利用の場合、メモに示す、修正モジュールの適用やバージョン アップが必要となります。
その他のマイクロソフト製品に関する西暦 2000 年対応情報については、http://www.microsoft.com/japan/year2k を参照してください。