日付の処理
- 保存。Microsoft Project では、1984 年 1 月 1 日からの日付(西暦は 4 桁) を時間を含む形式で32 ビットの構造体に保存されます。つまり、年、月、日ではなく 1984 年 1 月 1 日からの期間が保存されるので、下 2 桁の西暦で日付が保存されることはありません。
Microsoft Project で扱うことのできる日付の範囲は、1984 年 1 月 1 日~ 2049 年 12 月 31 日 です。この期間を超える日付の範囲を扱うことはできません。
- 日付エントリの解析。 Microsoft Project では、日付を直接入力できます。下 2 桁の西暦の入力と処理が可能です。Microsoft Project のカレンダーは、対象とする期間と下 2 桁で入力したときの数値が一意に関連付けられているため、下 2 桁の西暦は 4 桁の西暦に正しく変換されます。
下 2 桁の西暦の処理
下 2 桁の西暦は、1984 ~ 2049 年の日付ウィンドウに基づいて変換されます。
日付に関する注意事項
- Microsoft Project の主な機能では、1984 ~ 2049 年の日付だけが認識されます。したがって、1984 ~ 2049 年の日付ウィンドウに基づいて日付が正しく変換されるためには、入力された日付が 20 世紀または 21 世紀であることが必要です。たとえば、入力された日付が 01 年 1 月 1 日の場合、Microsoft Project では 2001 年 1 月 1 日と解釈されます。
- Visual Basic 開発環境の製品ガイドで説明してあるように、Visual Basic でカスタム プログラミングを行うと、下 2 桁の西暦が 20 世紀ではなく間違って 21 世紀として解釈される場合があります。Microsoft Project では、Microsoft Project の内部日付ウィンドウ (1984 ~ 2049 年) が優先し、入力データが拒否されます。
- 2049 年より後に終了する作業をスケジュールすると、期間がゼロに設定されます。
ガイドラインと推奨事項
他の製品との影響を予測できないため、原則的に、実作業を行っている環境ではテストを行わないでください。他の Microsoft Office 製品との日付データのやり取りは問題ありません。
次の項目に関して、日付が正しく使用されていることを確認します。次の表を参考にして、使用している環境内で Microsoft Project をテストします。
Microsoft Project 95
サブシステム |
コンポーネント |
データベース |
データベースの整合性 |
ファイル |
Microsoft Project ファイル形式
ファイルの種類
MPX |
メール |
メール-事前通知の設定
メール-ワークグループ
投稿 |
その他 |
起動/終了
カレンダー
コスト計算
カスタム フィールド
DDE/OLE シート リンク
環境
フィルタ
インポート/エクスポート
マクロ
オプション
並び替え
サブプロジェクト
要約
タスク
タイムスケール
進捗管理
VBA 言語
|
スケジュール エンジン |
計算
日付エントリ
平準化
プロジェクト情報
リソースの割り当て
リソース
リソースの共有
スケジュール - 自動リンク
スケジュール - リンク
スケジュール - 先行/後続
スケジュール - 定期タスク
スケジュール - リソース
スケジュール - タスク
スケジュール - タスクの制約
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表示 - シート
表示 - PERT チャート |