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Excel 5.0   (日本語)

製品の概要
製品名: Excel 5.0
バージョン:
カテゴリ: 対応#
オペレーティング システム: 16 ビット版 Win
言語: 日本語版 発売日: 該当せず
対応期間: 1900 年 1 月 1 日〜 2078 年 12 月 31 日
必要なソフトウェア: なし
依存する製品: Windows 3.1 以降、または Windows NT 3.1 以降
依存するクロック: システム クロック
最終更新日: 1999 年 11 月 11 日
製品の詳細

日付の処理 :

  • 保存Excel 5.0 では、1900 1 1 日を第 1 日目として、日付が数値で保存されます。Excel 5.0 で有効値として認識される日付の範囲は 1900 1 1 日〜 2078 12 31 日です。2000 1 1 日は 36526 として保存されます。これは、その日が 20 世紀の 36526 番目の日だからです。
  • 形式Excel 5.0 が日付の形式を設定する場合、デフォルト形式の 1 つが使用されます。システムの短い日付形式が下 2 桁の形式 YY の場合 (YY 2 桁の年の入力)、ユーザーが 2 桁の西暦 YY を入力すると、特に指定しない限り 4 桁の西暦 YYYY の形式で表示されます。
  • 日付入力の解析。ユーザーが日付を "yy-m-d" 形式で入力すると、yy 20 未満の場合は 20XX と解釈されます。20 以上の場合は 19XX と解釈されます。たとえば、Microsoft Excel 5.0 では、"15-01-01" 2015 1 1 日と解釈されますが、"25-01-01" 1925 1 1 日と解釈されます。ただし、ユーザーは日付を常に YYYY 形式で表示することができるため、示される世紀がはっきり分かり、混同を避けることができます。
  • ユーザーが日付を "yy/mm/dd" 形式で入力すると、年によって和暦の日付表現と解釈される場合があります。たとえば、"1/2/3" は平成元年 (1989 ) 2 3 日として解釈されます。日付がグレゴリオ暦であることを明確に示すには、YYYY/MM/DD 形式で入力します。日本式の和暦であることを明確に示すには、元号の HST、または M を年の前に入力します。
  • デフォルトの日本語システムでは、ユーザーが 2000 年代の日付を "mm/yy/dd" 形式で入力すると、"yy/mm/dd" と解釈されることがあります。日付を YYYY/MM/DD 形式で入力すると、このような解釈の誤りは起こりません。

うるう年。Excel 5.0 では、Lotus 1-2-3 などの他製品との下位互換のため 1900 年はうるう年として扱われます。(詳細については、Knowledge Base の記事 Q181370 を参照してください)

2 桁の西暦の処理 :

前の説明を参照してください。

(詳細については、 サポート技術情報 J024645 を参照してください)

日付に関する注意事項 :

日付をあるアプリケーションから別のアプリケーションに貼り付けるときに下 2 桁だけの西暦を使用すると、Microsoft Excel 5.0 が元のアプリケーションと異なる計算方法で日付を解析することがあります。たとえば、Excel 5.0 以外のアプリケーションから 1915 1 1 日という日付をコピーするとします。システムの設定が "M/d/yy" になっていると、"1-1-15" というテキストがコピーされます。この "1-1-15" Excel 5.0 に貼り付けると、2015 1 1 日と解釈されます。一方のアプリケーションが "M/d/yy" 形式を使用し、もう一方のアプリケーションが "d/M/yy" 形式を使用している場合も、同様の問題が発生します。テキスト ファイルから日付をインポートするときも同様です (詳細については、Knowledge Base の記事 Q182766 を参照してください)

  • DATE() 関数は、数値パラメータをとるため、下 2 桁の西暦の短い日付形式を使用できません。DATE() 関数は 1900 未満の数値を 1900 からのオフセットとして計算します。したがって、「=DATE(15,1,1)」のような数式を入力すると、結果は 2015 年ではなく 1915 1 1 日になります。

マクロに日付を記録する場合、システムの短い日付形式に従って年が記録されます。 その結果、マクロ実行時に 2 桁の西暦を解析することになります。(詳細については、Knowledge Base の記事 Q182766 を参照してください)

"Dec 98" または "12/98" のような形式を使用すると、2001 年には解釈されません。「98」という数値は日付には大きすぎるので、Microsoft Excel 5.0 はこの値を年と見なします。しかし、"Dec 01" は、現在の年の 12 1 日であると見なします。(詳細については、Knowledge Base の記事 Q180952 を参照してください)

Microsoft Query (全バージョン) のドキュメント化されていない動作により、単に月日のみを指定して日付の条件を入力するように要求される場合があります ("12/25" など)。このような場合、Queryは日付をその年の月日として解釈します。その年が 2000 年以降の場合、不正確な形式の SQL ステートメントが生成されます。これが発生したイベントでは、エラーが生成されデータは返されません。日付を年月日形式でで完全に入力することで、このエラーを回避できます。Microsoft は、4 桁の西暦を含む明確な形式ですべての日付を入力することをお勧めします。しかし、現バージョンの Microsoft Queryは、『Excel 西暦 2000年 問題対応製品ガイド』で説明しているとおり、下 2 桁の西暦表示についてもサポートしています。

  • Microsoft Excel 5.0 では、シリアル日付が最も正確に処理されます。テキスト形式の日付はあいまいなので、誤りが起こりがちです。テキスト形式で日付を転送するときは、できる限りシリアル日付を使用するようにしてください。
  • システムのデフォルト形式を短い日付形式から 4 桁の西暦の形式に変更します。Excel 5.0 の日付形式には、4 桁の西暦を使用してください。日付をアプリケーション間で転送する場合は、シリアル値に変換して転送することをお勧めします。1900 年代か 2000 年代かが不明確なテキスト形式で転送しないでください。正しい月日に解析されないことがあります。たとえば、文字列の "25/2/1" 1925 2 1 日、1925 1 2 日、2025 2 1 日または 2025 1 2 日のいずれにも解釈される可能性があります。
  • 定義された名前では参照が文字列で保存されます。日付をシリアル値で保存しないので、下 2 桁の西暦を使用すると、正しく認識されないことがあります。また、定義された名前には、M-d-y 以外の順番で日付が入力された場合も正しく計算されないという問題もあります。この問題を回避するには、シリアル日付が格納されているセルを参照する名前を定義することを推奨します。

テスト時のガイドラインと推奨事項 :

通常は、実作業環境ではテストしないでください。また、バックアップ コピーがない場合もテストを行わないでください。

日付が正しく処理されているかどうかを確認するためには、次の項目をテストしてください。次の表を参考にして、現在の環境内で Excel 5.0 をテストします。

サブシステム

コンポーネント

ファイル

各種のファイル形式

  • 2 桁の西暦を TXTDIFCSVPRN などのテキスト ファイル形式で保存しないでください。
  • デフォルト フォントのデフォルト列幅では、8 桁と区切り記号を 2 つ使用した日付形式の文字列が、途中で切り捨てられることがあります。この場合は列幅を広げるか、Courier New などの一定幅のフォントに変更してください。

データ

インポート元 :

テキスト、データベース、外部データ ソース

並べ替え

  • データベースなどの外部ソースからデータをインポートすると、多くの場合、文字列としてインポートされます。西暦の年の下 2 桁のデータをインポートすると、2019/1920 カットオフ ルールによって解析されます。このルールは、Excel 5.0 以降のバージョンの Excel とは異なります。誤りを防ぐために 4 桁の西暦を使用してください。

基本操作

関数

日付入力

自然言語

関数

  • テキスト形式の日付を参照する関数は 2019/1920 カットオフ ルールに従って解析されます。
  • 日付入力は 2019/1920 カットオフ ルールに従って解析されます。

ビジュアル データ

グラフ

  • 通常、グラフのラベルは表示用であり、計算には使用されません。したがって、あまり問題にはなりません。

Visual Basic/Visual Basic for Applications

VB/VBA とセル間での転送

  • Visual Basic for Applications は、内部的に日付をシリアル値として扱います。この点は、Excel と同じです。ただし、VBA "M/d/yy" 形式を使用するので、日付テキストを VBA 経由で転送しないでください。 1900 年代または 2000 年代に正しく解析されないことがあるからです。システムの短い日付形式として M-d-y 以外の表記順を使用する国でも、日付テキストを VBA 経由で転送しないようにすると、問題が起きません。

その他のテスト方法

Microsoft では Microsoft Excel 5.0 用に以下の西暦 2000 年問題対応テストを用意しました。

  • Excel 5.0 は、21 世紀になっても下 2 桁の西暦を有効に処理できるように設計されています。日付は、西暦が 4 桁で指定された完全な形式で内部的に保存されます。 Excel 5.0 で日付を処理する場合は、システムの日付形式を短い形式から 4 桁の西暦を使用する "yyyy/MM/dd" 形式に変更することをお勧めします。日付が 1900 年代か 2000 年代かを明確にするためです。これらを変更すると列幅および印刷のレイアウトに影響し、ワークシートに追加変更する必要が生じる場合があることに注意してください。システムの日付形式を短い形式から 4 桁の西暦を使用する形式に変更しない場合は、各セルの形式を個別に設定できます。[書式][セル][ユーザー定義] の順に選択し、4 桁の西暦を入力します。システムの短い日付形式を変更するには、[スタート] ボタンをクリックし、[設定][コントロール パネル][地域] の順に選択し、[日付] タブをクリックして、短い形式から年を 4 桁の西暦で表す形式に変更、つまり "yy" 部分を "yyyy" に置き換えます。
  • Excel 5.0 が西暦 2000 年に問題なく移行することを確認します。警告 : このテストを実施する前に、西暦 2000 年までにライセンス契約が切れるソフトウェアがないことを確認してください。特に、ベータ版のソフトウェア プログラムに注意してください。ライセンス契約が切れると、プログラムが起動しません。システム クロックをリセットしても無効です。ネットワーク上でシステム クロックを変更すると、ネットワークに接続されている他のコンピュータに影響します。次のテストでシステム クロックを変更する場合は、あらかじめコンピュータを他のシステムから切り離してください。
  • システム クロックを 1999 12 31 日午後 11 59 分に設定します。Microsoft Excel 5.0 を起動します。セル A1 (R1C1 モードの場合はセル R1C1)に「=NOW()」と入力します。1 分後、F9 キーを押します。A1 に入力した数式が再計算されます。日付と時刻が西暦 2000 年の日時になったこと、および Excel 5.0 に何も異常がないことを確認します。確認後は、システム クロックをリセットして、日付と時刻を元に戻すことを忘れないでください。
  • Excel 5.0 が西暦 2000 年をうるう年として認識することを確認します。Microsoft Excel 5.0 を起動します。セル A1 (R1C1 モードの場合はセル R1C1) に「=DATE(2000,2,28)+1」と入力します。計算結果が 2 29 日になること、および Excel 5.0 2000 年をうるう年として正しく認識することを確認します。

補足 : 西暦 1900 年はうるう年ではありませんが、テスト時は Excel 5.0 1900 年をうるう年として扱うことがあります。このアルゴリズムは設計上のもので、Lotus 1-2-3 の日付との互換性を確保するために採用されています。グレゴリオ暦のうるう年の計算は、次のように行われます。ある年を 4 等分でき、100 等分できない場合は、うるう年です。ある年を 100 等分でき、400 等分できない場合は、うるう年ではありません。(詳細については、Knowledge Base の記事 Q181370 を参照してください)

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カテゴリの記号について:
* ユーザーが必要な操作を行うことで対応できる製品。
修正プログラムのロードや文書の参照など、指示された操作を行う必要があります。

# マイクロソフトの対応基準に対して許容範囲の差異がある製品。
製品の主要な機能 (データ保全性など) や安定性 (信頼性など) に影響を与えない程度に限られます。

+ 頒布予定の修正プログラムで対応できる製品。
修正プログラムが公開された時点で、できるだけ早期の対応が必要です。

注意:上記の対応状況分類では、必要な対応操作が行われることを前提としています。


  2000年対応状況の開示

マイクロソフトおよび西暦 2000 年問題に関する情報(本書記載の情報の他、西暦 2000 年テスト、評価、対応情況、対応スケジュール、目標、その他に関する、過去、現在および将来の全ての情報を含みますが、これらに限られません。 以下、これらを総称して「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」といいます。)の送信または伝達は全て、ここに米国の「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」に定義されているところの「西暦 2000 年対応情報開示」として提供されます。 また、かかる情報は、http://www.microsoft.com/japan/year2k/ のマイクロソフトの西暦 2000 年Webサイト(以下「Y2K Webサイト」といいます。)にて参照可能です。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、それぞれ、この使用条件、Y2K Webサイト記載の条件並びに「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」の条項に従い、お客様の西暦 2000 年問題に対応するための技術計画を支援させていただく目的でのみ提供されています。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」には、入手可能な最新情報が含まれますが、それらは逐次更新されます。 従って、マイクロソフトは、お客様が定期的に、Y2K Webサイトを確認して、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の変更を確認されることをお勧めします。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、全て、“現状ベース”で提供されるものであり、いかなる保証も伴うものではありません。 従って、マイクロソフトは、商品性の保証および特定目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にもいかなる保証もいたしません。 さらに、マイクロソフトは、いかなる「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の使用またはその使用結果についても、その正確性、真実性、信頼性等、いかなる保証もしくは表明も行いません。 マイクロソフトまたはその権限ある代理人による、口頭もしくは書面による一切の情報もしくはアドバイスは、何らの保証を意味するものでもなく、かつ上記の保証の拒絶の範囲を狭めるものではありません。 マイクロソフトおよびその供給者は、いかなる場合においても、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に関連して生じた、直接損害、間接損害、偶発損害、派生損害、事業利益の逸失、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害について、たとえかかる損害の発生の可能性を知らされていた場合であっても、一切責任を負いません。 派生損害または偶発損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に含まれる情報は、Y2K Webサイトで参照可能であり、マイクロソフト西暦 2000 年対応状況(YEAR 2000 COMPLIANCE STATEMENT)、マイクロソフトが、その西暦 2000 年製品ガイドにおいて、製品の分類に使用している対応基準に関する説明(DESCRIPTION OF THE CATEGORIES OF COMPLIANCE)およびテスト基準(THE MICROSOFT YEAR 2000 TEST CRITERIA)等、と併せてお読みいただくことを意図して提供されているものです。

マイクロソフトが、西暦 2000 年問題関連の修正版、西暦 2000 年診断ツールまたは修正サービスの提供において、お客様に提供することのある、すべての「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、米国の「西暦 2000 年問題に関する情報及び対応開示に関する法律(112 STAT.2386)」の適用を条件として提供されるものです。 何らかの争いが生じた場合には、かかるステートメントの使用に関するお客様の権利は、お客様との契約書または料金表において、別段の合意がなされていない限り、この法律により制限されます。


  最終更新日 1999 年 3 月 26 日
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