必要なソフトウェア
Exchange Client (16 ビット版) Version 5.0 では、2000 年問題に対応するために Service Pack は必要ありません。
Schedule+ を使用している場合は、製品ガイドの "Schedule+" を参照してください。
日付の処理
- 保存。
Exchange Client の日付は、4 桁の西暦で保存と処理が行われます。現在の日付と時刻には、サーバーとクライアントのシステム クロックが使用されます。日付は、64 ビットの DATETIME の標準に従って処理されます。DATETIME では、1970 年 1 月 1 日から 2079 年 1 月 31 日までの日付と時刻を使用できます。ただし、Microsoft Exchange Forms Designer は例外で、カウタム日付フィールドは文字列の値として保存されます。このページの「日付に関する注意事項」を参照してください。
日付は、コントロール パネルの [日付と時刻] で指定された短い形式 (YY) または長い形式 (YYYY) に従って、下 2 桁または 4 桁の西暦で表示されます。[検索:条件] ダイアログ ボックスの [日付] タブでは、下 2 桁の西暦しか使用できません。
- 日付エントリの解析。
Exchange Client の日付エントリ のフィールドでは、[アイテムの検索] と [フィルタ] の各 [詳細設定] ダイアログ ボックスの日付エントリ フィールドと同じです。この日付フィールドは、受信トレイ アシスタントと不在時のアシスタントでも使用されています。これらのフィールドでは、下 2 桁の西暦しか入力できません。 80 ~ 99 と 00 ~ 79 が入力された場合は、現在の西暦の上 2 桁に関係なく、1980 年から 2079 年までの年として解釈されます。
下 2 桁の西暦の処理
Exchange Client に入力された下 2 桁の西暦は、1980 年から 2079 年までの年として解釈されます。下 2 桁の西暦の表示には、コントロール パネルの [日付と時刻] で指定された短い形式の日付が使用されます。
日付に関する注意事項
2000 年問題に完全に対応させるためには、Exchange Server 4.0 Service Pack 5 または Exchange Server 5.0 Service Pack 2 以上など、2000 年問題に対応したメール サーバーを使用してください。クライアント トランスポート、サーバー コネクタ、ゲートウェイなど、電子メール接続に関係するデバイスも、2000 年問題に対応している必要があります。
Microsoft Exchange Forms Designer は Visual Basic 4.0 の 16 ビット版アプリケーションです。このアプリケーションでは、下 2 桁の西暦に対しては、システム日付の西暦部分の上 2 桁が当てられます。Microsoft Exchange Forms Designer の短い形式と長い形式の日付フィールドは、文字列の値として保存されます。これらのカスタム日付フィールドでは、並べ替えやフィルタが正しく行われなくなります。製品ガイドの "Visual Basic (16 ビット版)" を参照してください。
ガイドラインと推奨事項
原則的に、実作業を行っている環境ではテストを行わないでください。2000 年問題に対応していないほかの製品との影響を予測できないからです。 Exchange Server やほかのマイクロソフト製品との日付データのやり取りは安全にテストできます。
サーバーに関する問題の詳細については、Exchange Server の 2000 年問題に関する情報を参照してください。