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西暦 2000 年問題に対するマイクロソフトの考え方

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Microsoft OLE DB 2.0 (Japanese) - 32 ビット版 Win

製品の概要
製品名: Microsoft OLE DB
バージョン: 2.0
カテゴリ: 対応*#
オペレーティング システム: 32 ビット版 Win
言語: 日本語 発売日: 該当せず
対応期間: -
必要なソフトウェア: Windows NT4 Service Pack 3 以上、Windows 9x オペレーティング システム
依存する製品: OLEAUT32、COM、msvcrt.dll
依存するクロック: なし。ただし、datetime 型のデータがデータ ソースに対応する場合は除く。
最終更新日: 1999 年 5 月 18 日
製品の詳細

リリース版の OLE DB 2.0 は、のカテゴリは "対応#" です。以下に、2000 年問題について説明します。

OLE DB を 2000 年問題に完全に対応させるためには、次の修正プログラムが必要です。

Microsoft Data Access Component (MDAC) 2.0 Service Pack 1。このプログラムは、Windows NT 4.0 Service Pack 4 で提供されます。(Service Pack 4の入手形態によってはMDAC 2.0 SP1が含まれていない場合があります。MDAC 2.0 SP1が含まれているのは、SP4のルートディレクトリにMDACディレクトリがある場合です。 Windows NT 4.0 Service Pack 4 の入手につきましては、ここをクリックしてください。)

Microsoft Data Access Component (MDAC) 2.1

詳細については、メモ 2 を参照してください。

日付の処理

日付/時刻情報を保存する OLE DB のデータ型には、DBTYPE_DATE、DBTYPE_DBTIME、DBTYPE_DBTIMESTAMP、DBTYPE_DBDATE、および DBTYPE_FILETIME があります。

DBTYPE_DBTIME では、日付情報は保存されません。ほかの 4 つのデータ型では日付情報が保存され、4 桁の西暦に変換できます。問題となるのは、文字列の変換です。

 

DBTYPE_DBTIMESTAMP、DBTYPE_DBDATE、および DBTYPE_DBTIMESTAMP の文字列変換は ISO に基づいています。ただし、下 2 桁の西暦など、OLE オートメーションの日付形式も使用できます。

下 2 桁の西暦の処理

OLE DB では、OLEAUT の標準ソリューションが使用されます。その場合、00 ~ 29 年は 20XX 年、30 ~ 99 年は 19XX と解釈されます。

日付に関する注意事項

データを保存したり、MDAC データ アクセス API のメソッドやプロパティを呼び出す場合は、4 桁の西暦を使用してください。下 2 桁の西暦を使用すると、データ ソースのプロバイダの変換ロジックが使用されます。その場合、(任意のバックエンド データ ストアでは) 変換の基準が異なる場合があります。

ガイドラインと推奨事項

OLE とほとんどのバックエンド データ ストアには、"変換ロジック" の問題があります。そのため、データをストアに保存したり、そのストアを問い合わせる場合は、日付に 4 桁の西暦を使用してください。

認識されている問題

次は、OLE DB Data Coercion Library で認識されている 2000 年問題です。

ADO のコーディングで、

作成した ADO レコードセットに Date データ型 (たとえば、adDate、adDBDate、adFileTime、adDBTimeStamp など) が含まれている場合

そして、日付の区切り記号としてスラッシュではなく、ピリオドを使った日付形式 (たとえば、01/01/98 ではなく 01.01.98) を使用している場合

さらに、60 年より前の西暦を指定している場合

データ コンバート (msdadc.dll) では、日付が時刻として解釈されます。たとえば、01.01.01 (2001 年 1 月 1 日) は 01:01:01 (1899 年 12 月 30 日 1:01:01am) に変換されます。

または

OLE DB に直接コーディングした場合も、同じ問題が起こります。

バリアント型 (BSTR、VARIANT、またはPROPVARIANT) から date データ型である

DBTYPE_DATE

DBTYPE_DBDATE

DBTYPE_DBTIME

DBTYPE_FILETIME

DBTYPE_DBTIMESTAMP

などに変換し、日付の区切り記号としてスラッシュではなく、ピリオドを使った日付形式 (たとえば、01/01/98 ではなく 01.01.98) を使用している場合

そして、60 年より前の西暦を指定している場合

データ コンバート (msdadc.dll) では、日付が時刻として解釈されます。たとえば、01.01.01 (2001 年 1 月 1 日) は 01:01:01 (1899 年 12 月 30 日 1:01:01am) に変換されます。

メモ 1

OLE DB に直接コーディングし、バリアント型の BSTR を DBDATE に変換した場合、0001 年 01 月 01 日が 2001 年 01 月 01 日に変換される場合があります。この問題は、0001 ~ 0099 年の場合だけに起こります。そのため、対応期間は 0100 年以降だと考えるべきです。

メモ 2

2000 年問題に "対応" している OLE DB と "対応#" している OLE DB とを区別するには、次のようにバージョンを確認します。

1) 次のレジストリ キーで示されている DLL のバージョンを確認します。

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{c8b522d1-5cf3-11ce-ade5-00aa0044773d}\InprocServer32\(デフォルト)

2) OLE DB のバージョンが次の場合は、"対応#" しています。

1.50.0000 より新しく 1.50.9801 より古い場合

2.0.0000.00 より新しく 2.0.3002.23 より古い場合

OLE DB のバージョンが次の場合は、"対応" しています。

1.50.9801 以上で 2.0.0000.00 より古い場合

2.0.3002.23 以上

2.10.0000.00 以上

 

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カテゴリの記号について:
* ユーザーが必要な操作を行うことで対応できる製品。
修正プログラムのロードや文書の参照など、指示された操作を行う必要があります。

# マイクロソフトの対応基準に対して許容範囲の差異がある製品。
製品の主要な機能 (データ保全性など) や安定性 (信頼性など) に影響を与えない程度に限られます。

+ 頒布予定の修正プログラムで対応できる製品。
修正プログラムが公開された時点で、できるだけ早期の対応が必要です。

注意:上記の対応状況分類では、必要な対応操作が行われることを前提としています。

 


  2000年対応状況の開示

マイクロソフトおよび西暦 2000 年問題に関する情報(本書記載の情報の他、西暦 2000 年テスト、評価、対応情況、対応スケジュール、目標、その他に関する、過去、現在および将来の全ての情報を含みますが、これらに限られません。 以下、これらを総称して「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」といいます。)の送信または伝達は全て、ここに米国の「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」に定義されているところの「西暦 2000 年対応情報開示」として提供されます。 また、かかる情報は、http://www.microsoft.com/japan/year2k/ のマイクロソフトの西暦 2000 年Webサイト(以下「Y2K Webサイト」といいます。)にて参照可能です。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、それぞれ、この使用条件、Y2K Webサイト記載の条件並びに「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」の条項に従い、お客様の西暦 2000 年問題に対応するための技術計画を支援させていただく目的でのみ提供されています。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」には、入手可能な最新情報が含まれますが、それらは逐次更新されます。 従って、マイクロソフトは、お客様が定期的に、Y2K Webサイトを確認して、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の変更を確認されることをお勧めします。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、全て、“現状ベース”で提供されるものであり、いかなる保証も伴うものではありません。 従って、マイクロソフトは、商品性の保証および特定目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にもいかなる保証もいたしません。 さらに、マイクロソフトは、いかなる「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の使用またはその使用結果についても、その正確性、真実性、信頼性等、いかなる保証もしくは表明も行いません。 マイクロソフトまたはその権限ある代理人による、口頭もしくは書面による一切の情報もしくはアドバイスは、何らの保証を意味するものでもなく、かつ上記の保証の拒絶の範囲を狭めるものではありません。 マイクロソフトおよびその供給者は、いかなる場合においても、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に関連して生じた、直接損害、間接損害、偶発損害、派生損害、事業利益の逸失、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害について、たとえかかる損害の発生の可能性を知らされていた場合であっても、一切責任を負いません。 派生損害または偶発損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に含まれる情報は、Y2K Webサイトで参照可能であり、マイクロソフト西暦 2000 年対応状況(YEAR 2000 COMPLIANCE STATEMENT)、マイクロソフトが、その西暦 2000 年製品ガイドにおいて、製品の分類に使用している対応基準に関する説明(DESCRIPTION OF THE CATEGORIES OF COMPLIANCE)およびテスト基準(THE MICROSOFT YEAR 2000 TEST CRITERIA)等、と併せてお読みいただくことを意図して提供されているものです。

マイクロソフトが、西暦 2000 年問題関連の修正版、西暦 2000 年診断ツールまたは修正サービスの提供において、お客様に提供することのある、すべての「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、米国の「西暦 2000 年問題に関する情報及び対応開示に関する法律(112 STAT.2386)」の適用を条件として提供されるものです。 何らかの争いが生じた場合には、かかるステートメントの使用に関するお客様の権利は、お客様との契約書または料金表において、別段の合意がなされていない限り、この法律により制限されます。


  最終更新日 1999 年 7 月 15 日
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