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西暦 2000 年問題に対するマイクロソフトの考え方

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SNA Server 4.0 SP2 (Japanese) - Win NT

製品の概要
製品名: SNA Server
バージョン: 4.0 SP2
カテゴリ: 対応*
オペレーティング システム: Win NT
言語: 日本語 発売日: 1998 年 3 月 20 日
対応期間: -
必要なソフトウェア: SNA Server 4.0 Service Pack 2 (1999年4月中旬 公開予定)
依存する製品: Windows NT 4.0 Service Pack 3 for Server
依存するクロック: 以下参照
最終更新日: 1998 年 12 月 14 日
製品の詳細

依存するクロック システム クロック、
mktime( )
asctime( )
ctime( )
FileTimeToSystemTime( )
GetLocalTime( )
GetSystemTime( )
gmtime( )
localtime( )
mktime( )
SystemTimeToFileTime( )
time( )

                oleaut32.dll

日付の処理

SNA Server 4.0 には、SNA 主要プロトコル ゲートウェイとプロトコル変換エンジンが提供されています。また、SNA Server のサービスを使用すると、各種のアプリケーションとデータの統合などが可能になります。以下に、日付の使用について説明します。
ユーザーが日付を入力することはできません。
主要プロトコル ゲートウェイとプロトコル変換エンジンでは、日付の操作、変更、生成は行われません。
すべてのコンポーネントでは、診断トレースが可能です。診断トレースではタイム スタンプが使用されます。これらのタイムスタンプは、完全に 2000 年問題に対応しています。

次の表は、主要プロトコルとゲートウェイ エンジン以外のサービスと機能を構成するコンポーネントについて、日付の使い方と、問題があるかどうかをまとめたものです。

コンポーネント

日付の使い方

認識されている問題

管理ツール

アクティブなセッションが開始された時/分/秒を表示します。

なし

クライアント/サーバー プロトコル

アクティブなセッションが開始された時/分/秒を管理ツールに記録します。

なし

Netview

IBM 仕様に従って、Netview イベントのタイムスタンプを記録します。 西暦は、1900 年以降の西暦として表されます。

NVALERT では、2000 年に対して、日付/時刻 (X'10) サブベクトルが正しくフォーマットされません。このサブベクトル内の 西暦フィールド (1 バイト) では、西暦の下 2 桁を保持する必要があります。2000 年に対しては、このフィールドを 00 に設定する必要があります。ただし、NVALERT では、2000 年以降の日付に対して、フィールドが正しく設定されません。 この問題に対するバグ修正プログラムは、次のアドレスからダウンロードできます。 ftp://ftp.microsoft.com/bussys/winnt/sna-public/fixes/
また、この問題に対するバグ修正プログラムは SNA Server 4.0 Service Pack 2 に含まれます。

AFTP (ファイル転送)

AFTP サーバー サービスでは、2000 年以降、ファイルの日付が正しく表示されません。たとえば、ファイルが 2001 年 3 月 18 日に作成された場合、AFTP サーバーでは 101 年 3 月 18 日と表示されます。 この問題に対するバグ修正プログラムは SNA Server 4.0 Service Pack 1 に含まれます。

SNA ゲートウェイ

トレース ステートメントにタイムスタンプを記録します。 内部スケジュールには、タイマーを使用します。

なし

Setup

システムとインストール対象のファイルとのファイル タイムスタンプを比較します。

なし

共有フォルダ ゲートウェイ (FAT ファイル システムとして OS/400 ファイルへのアクセスを可能にします)

FileTimeToDosDateTime を使用します。 2107 年 12 月 31 日まで有効です。

なし

RASSNA (SNA ネットワーク上の RAS)

トレース ステートメントにタイムスタンプを記録します。

なし

TN3270

トレース ステートメントにタイムスタンプを記録します。

なし

TN5250

トレース ステートメントにタイムスタンプを記録します。

なし

プリント サーバー

トレース ステートメントにタイムスタンプを記録します。

なし

OLE DB プロバイダ

日付/時刻データを変換します。ADO と OLEDB サービスに依存します。

なし

COM トランザクション インテグレータ

西暦は、4 桁に変換されます。9999 年 12 月 31 日まで有効です。

なし

Windows 95 クライアント

トレース ステートメントにタイムスタンプを記録します。

なし

MS-DOS クライアント

トレース ステートメントにタイムスタンプを記録します。

なし

Windows 95 クライアント

トレース ステートメントにタイムスタンプを記録します。

なし

ODBC ドライバ

日付/時刻データを変換します。

なし


下 2 桁の西暦
ユーザーが日付を入力することはできないので、下 2 桁の西暦は使用されません。

保存と計算で、下 2 桁の西暦を 4 桁の西暦に変換するロジック
ユーザーが日付を入力することはできないので、変換ロジックはありません。

SNA Server の使用とテストに関する注意事項
特にありません。SNA Server を介して転送されるデータは、影響を受けません。ただし、SNA ホスト上のオペレーティング システムとアプリケーション、またはクライアント アプリケーションは、サード パーティによって提供されます。このため、SNA Server では影響を予測できない場合があるので、ユーザーが検証する必要があります。

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カテゴリの記号について:
* ユーザーが必要な操作を行うことで対応できる製品。
修正プログラムのロードや文書の参照など、指示された操作を行う必要があります。

# マイクロソフトの対応基準に対して許容範囲の差異がある製品。
製品の主要な機能 (データ保全性など) や安定性 (信頼性など) に影響を与えない程度に限られます。

+ 頒布予定の修正プログラムで対応できる製品。
修正プログラムが公開された時点で、できるだけ早期の対応が必要です。

注意:上記の対応状況分類では、必要な対応操作が行われることを前提としています。


  2000年対応状況の開示

マイクロソフトおよび西暦 2000 年問題に関する情報(本書記載の情報の他、西暦 2000 年テスト、評価、対応情況、対応スケジュール、目標、その他に関する、過去、現在および将来の全ての情報を含みますが、これらに限られません。 以下、これらを総称して「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」といいます。)の送信または伝達は全て、ここに米国の「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」に定義されているところの「西暦 2000 年対応情報開示」として提供されます。 また、かかる情報は、http://www.microsoft.com/japan/year2k/ のマイクロソフトの西暦 2000 年Webサイト(以下「Y2K Webサイト」といいます。)にて参照可能です。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、それぞれ、この使用条件、Y2K Webサイト記載の条件並びに「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」の条項に従い、お客様の西暦 2000 年問題に対応するための技術計画を支援させていただく目的でのみ提供されています。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」には、入手可能な最新情報が含まれますが、それらは逐次更新されます。 従って、マイクロソフトは、お客様が定期的に、Y2K Webサイトを確認して、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の変更を確認されることをお勧めします。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、全て、“現状ベース”で提供されるものであり、いかなる保証も伴うものではありません。 従って、マイクロソフトは、商品性の保証および特定目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にもいかなる保証もいたしません。 さらに、マイクロソフトは、いかなる「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の使用またはその使用結果についても、その正確性、真実性、信頼性等、いかなる保証もしくは表明も行いません。 マイクロソフトまたはその権限ある代理人による、口頭もしくは書面による一切の情報もしくはアドバイスは、何らの保証を意味するものでもなく、かつ上記の保証の拒絶の範囲を狭めるものではありません。 マイクロソフトおよびその供給者は、いかなる場合においても、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に関連して生じた、直接損害、間接損害、偶発損害、派生損害、事業利益の逸失、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害について、たとえかかる損害の発生の可能性を知らされていた場合であっても、一切責任を負いません。 派生損害または偶発損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に含まれる情報は、Y2K Webサイトで参照可能であり、マイクロソフト西暦 2000 年対応状況(YEAR 2000 COMPLIANCE STATEMENT)、マイクロソフトが、その西暦 2000 年製品ガイドにおいて、製品の分類に使用している対応基準に関する説明(DESCRIPTION OF THE CATEGORIES OF COMPLIANCE)およびテスト基準(THE MICROSOFT YEAR 2000 TEST CRITERIA)等、と併せてお読みいただくことを意図して提供されているものです。

マイクロソフトが、西暦 2000 年問題関連の修正版、西暦 2000 年診断ツールまたは修正サービスの提供において、お客様に提供することのある、すべての「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、米国の「西暦 2000 年問題に関する情報及び対応開示に関する法律(112 STAT.2386)」の適用を条件として提供されるものです。 何らかの争いが生じた場合には、かかるステートメントの使用に関するお客様の権利は、お客様との契約書または料金表において、別段の合意がなされていない限り、この法律により制限されます。


  最終更新日 1999 年 4 月 5 日
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