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MS-DOS 6.2  (日本語)

製品の概要
製品名: MS-DOS
バージョン: 6.2
カテゴリ: 対応#
オペレーティング システム: DOS
言語: 日本語版 発売日: 1994 年 5 月 31 日
対応期間: 1980 年 1 月 4 日〜 2035 年 12 月 31 日
必要なソフトウェア: なし
依存する製品: なし
依存するクロック: PC Bios
最終更新日: 1999 年 12 月 14 日
製品の詳細

この情報は、NEC 版の MS-DOS 6.2 にも適用されます。

本製品による日付の処理
MS-DOS は、西暦 2000 年以降の日付を認識します。年を完全に表示することはありませんが、ファイルの並べ替えは正常に行われます。

下 2 桁の西暦の処理 :
下 2 桁の西暦の日付が入力されると、オペレーティング システムはその日付を 20 世紀に属するものと見なします。
MS-DOS® の DATE コマンドでは、00 〜 79 年の下 2 桁の西暦は正しく処理されません。この期間内の西暦を下 2 桁で入力すると、「無効な日付の指定です」というエラー メッセージが表示されます。01-01-2000 など、4 桁の西暦を使って入力した日付は正しく処理されます。
MS-DOS ファイル システムの API では、1980 年からのオフセットとして西暦が保存されます。このため、プログラム内で MS-DOS の API から日付を取得して処理する場合は、取得した西暦の値に 1980 を加算する必要があります。

製品の対応に関する問題

MS-DOS の DIR コマンド (COMMAND.COM の内部コマンド) では、西暦を 4 桁で表示することができません。
MS-DOS では、2000 年以降について、下 2 桁の西暦を変更することはできません。正しい日付を入力するには、DATE コマンド (COMMAND.COM の内部コマンド) を使用して、西暦を 4 桁で入力する必要があります。正しく 4 桁で入力しないと、「無効な日付の指定です」というエラー メッセージが表示されます。
日付パラメータを使用するスイッチを持つ外部コマンドでは、2000 年以降の西暦は 4 桁で入力する必要があります。
MSBACKUP:命名規則では 10 の位は認識されません。

MS-DOS 6.0 の MSBACKUP は、YMMDD 形式でバックアップ カタログを作成します。西暦の 1 の位が同じで 10 の位が異なる (1996 年と 2006 年など) バックアップは、MSBACKUP では同じ日付に作成されたものとして処理されます。これらのファイルは、異なるファイルであることを示すため、日付の後に 1 文字を付けて番号付けされます。

たとえば、次のようなファイルが DOS 6,0 システム上にあるとします。

CC60829A.FUL (No Description) was created on 8/29/1996
CC60829B.FUL (No Description) was created on 8/29/2006
CC60829B.FUL (No Description) was created on 8/29/1996

実際にバックアップされた日付を確認するには、.FUL ファイルを開いて最後の行の 1 行手前までスクロールします。日付はこの行に MM-DD-YY の形式で表示されています。

MSBACKUP では 1999 年を超える日付けは認識されません。

MSBACKUP は、バックアップ ファイルに日付スタンプを作成します。既存のバックアップに上書きするバックアップを作成しようとすると、警告が表示され、ファイルの破壊が防止されます。たとえば、

「バックアップ セット CC60828B.FUL のバックアップ ディスク #2 が挿入されました。このディスクは、DEFAULT セットアップを使って 96-8-28 に作成されました。このディスクに上書きしますか。それとも、別のディスクを使ってやり直しますか?」のような警告メッセージが表示されます。

バックアップ作成日が 1999 年以降の場合は、日付は正しく表示されません。たとえば、「このディスケットは DEFAULT セットアップを使って ST-8-29に作成されました。」のように表示されます。

次に例を示します。
CC60829B.FUL = 8-29-CZ (system date = 8/29/2006)
CC60828A.FUL = 8-28-CZ (system date = 8/28/2006)
CC10829A.FUL = 8-29-AC (system date = 8/29/2001)

同様に、1999 年以降の日付を含むファイルのバックアップ、復元、または比較中には、ファイルの日付が正しく表示されません。これはユーザー インターフェイス上の制限であり、MSBACKUP でファイルのバックアップ、復元、比較には支障は来たしません。

  • MSAV.EXE (Microsoft Anti-Virus) Report ファイルでは、西暦 2000 年以降の日付が正しく表示されません。

Microsoft Anti-Virus を設定して、アンチウィルスの走査情報を記録したレポート テキスト ファイルを生成することができます。このレポートの日付フィ ールドでは、西暦 2000 以降の年は「10」と表示されます。

次に例を示します。

2001 年 1 月 1 日にアンチウィルス走査を実行すると、レポートには次のような日付が表示されます。

01-01-10

これは MSAV の機能には影響しませんが、今後のアップデートが考えられないため、Microsoft では主要アンチウィルス ソフトウェアとして MSAV を使用しないことをお勧めします。

推奨事項
現在入手可能なソフトウェア アップデートはありません。また、今後の開発予定もありません。上述のコマンドの使用頻度は低く、簡単に問題を回避することができます。

テスト時のガイドラインと推奨事項
PC によっては、2000 年に達すると、システムの日付けを西暦 1980 年などの不正な日付にリセットする問題を持つものがあります。この問題が発生するのは、コンピュータ ハードウェアと他社製 BIOS の基本部分に問題がある場合です。マイクロソフトは、このエラーをテストしようとするときには実際の作業には使用しない "テスト ベッド" マシンでテストを行うことをお勧めします。詳細については、西暦2000年問題対応のホワイト ペーパーの「BIOS およびリアル タイム クロックと Windows オペレーティング システムとの相互作用 」セクションを参照してください。

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カテゴリの記号について:
* ユーザーが必要な操作を行うことで対応できる製品。
修正プログラムのロードや文書の参照など、指示された操作を行う必要があります。

# マイクロソフトの対応基準に対して許容範囲の差異がある製品。
製品の主要な機能 (データ保全性など) や安定性 (信頼性など) に影響を与えない程度に限られます。

+ 頒布予定の修正プログラムで対応できる製品。
修正プログラムが公開された時点で、できるだけ早期の対応が必要です。

注意:上記の対応状況分類では、必要な対応操作が行われることを前提としています。


  2000年対応状況の開示

マイクロソフトおよび西暦 2000 年問題に関する情報(本書記載の情報の他、西暦 2000 年テスト、評価、対応情況、対応スケジュール、目標、その他に関する、過去、現在および将来の全ての情報を含みますが、これらに限られません。 以下、これらを総称して「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」といいます。)の送信または伝達は全て、ここに米国の「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」に定義されているところの「西暦 2000 年対応情報開示」として提供されます。 また、かかる情報は、http://www.microsoft.com/japan/year2k/ のマイクロソフトの西暦 2000 年Webサイト(以下「Y2K Webサイト」といいます。)にて参照可能です。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、それぞれ、この使用条件、Y2K Webサイト記載の条件並びに「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」の条項に従い、お客様の西暦 2000 年問題に対応するための技術計画を支援させていただく目的でのみ提供されています。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」には、入手可能な最新情報が含まれますが、それらは逐次更新されます。 従って、マイクロソフトは、お客様が定期的に、Y2K Webサイトを確認して、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の変更を確認されることをお勧めします。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、全て、“現状ベース”で提供されるものであり、いかなる保証も伴うものではありません。 従って、マイクロソフトは、商品性の保証および特定目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にもいかなる保証もいたしません。 さらに、マイクロソフトは、いかなる「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の使用またはその使用結果についても、その正確性、真実性、信頼性等、いかなる保証もしくは表明も行いません。 マイクロソフトまたはその権限ある代理人による、口頭もしくは書面による一切の情報もしくはアドバイスは、何らの保証を意味するものでもなく、かつ上記の保証の拒絶の範囲を狭めるものではありません。 マイクロソフトおよびその供給者は、いかなる場合においても、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に関連して生じた、直接損害、間接損害、偶発損害、派生損害、事業利益の逸失、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害について、たとえかかる損害の発生の可能性を知らされていた場合であっても、一切責任を負いません。 派生損害または偶発損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に含まれる情報は、Y2K Webサイトで参照可能であり、マイクロソフト西暦 2000 年対応状況(YEAR 2000 COMPLIANCE STATEMENT)、マイクロソフトが、その西暦 2000 年製品ガイドにおいて、製品の分類に使用している対応基準に関する説明(DESCRIPTION OF THE CATEGORIES OF COMPLIANCE)およびテスト基準(THE MICROSOFT YEAR 2000 TEST CRITERIA)等、と併せてお読みいただくことを意図して提供されているものです。

マイクロソフトが、西暦 2000 年問題関連の修正版、西暦 2000 年診断ツールまたは修正サービスの提供において、お客様に提供することのある、すべての「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、米国の「西暦 2000 年問題に関する情報及び対応開示に関する法律(112 STAT.2386)」の適用を条件として提供されるものです。 何らかの争いが生じた場合には、かかるステートメントの使用に関するお客様の権利は、お客様との契約書または料金表において、別段の合意がなされていない限り、この法律により制限されます。


  最終更新日 1999 年 2 月 17 日
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