日付の処理
Content Replication では、日付と時刻は 8 バイトの正の数値 (DWORD) として保存されます。この値は、1900 年 1 月 1 日~ 2078 年 12 月 31 日の日付を表します。
Personalization and Membership では、日付と時刻は 8 バイトのフィールドとして保存されます。最初の 4 バイトは基本日付である 1900 年 1 月 1 日までの日数またはそれ以降の日数、残りの 4 バイトは午前 0 時 0 分 0 秒以降のミリ秒数を表します。1753 年 1 月 1 日~ 9999 年 12 月 31 日を扱うことができます。
下 2 桁の西暦の処理
- Microsoft Management Console では、日付はドロップダウン ボックスから入力できます。このボックスでは、西暦が 4 桁で表示されます。
- Web 管理では、下 2 桁で西暦の入力を試みると、メッセージが表示されます。
- ルール ビルダでは、ルールの編集には下 2 桁の西暦を使用できます。下 2 桁の西暦を使用できるのは、システムの短い形式の日付が "yy" と設定されている場合です。
- ルール ビルダでは、OLE の日付と時刻オブジェクトなどの各種の外部オブジェクトと、オペレーティング システムまたは Internet Explorer 4 から取得したコンポーネントを使用して、通信が行われます。
- Membership ディレクトリ マネージャでは、下 2 桁の西暦を使用できます。
- Membership ディレクトリ マネージャのロジックは、Internet Explorer 4.0 と同じです。
ガイドラインと推奨事項
実作業を行っている環境では、テストを行わないでください。また、テストを行う場合は、作業ファイルのコピーを作成してください。ほかの製品との影響を予測できないからです。
Site Server 3 のテスト
マイクロソフトでは、ユーザーの皆様がいろいろな理由で独自に 2000 年問題に関してテストを行うことを予測しています。そのため、次に Site Server 3 に対するテスト項目を示し、皆様の検証をお手伝いします。
- 1999 年 12 月 31 日に設定されたシステムと、2000 年 1 月 1 日に設定されたシステム間で、時間帯の問題をシミュレートし、データをポストします。
- 1999 年 12 月 31 日の午前 0 時 0 分 0 秒の直前に、複製を開始します。
- 期限終了日を 2000 年 1 月 1 日の直前と直後に設定し、Membership グループにメンバーを追加します。
1999 年と 2000 年にまたがる情報を持つ Content Analyst のログ ファイルをインポートします。