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Access 2.0 (Japanese) - 16 ビット版 Win

製品の概要
製品名: Access 2.0
バージョン:
カテゴリ: 対応*
オペレーティング システム: 16 ビット版 Win
言語: 日本語 発売日: 1995 年 3 月 31 日
対応期間: 100 年 1 月 1 日 〜 9999 年 12 月 31 日
必要なソフトウェア: Access 2.0 日本語版 2 桁データ修正プログラム
依存する製品: Windows 3.1、または Windows NT 3.5 以上
依存するクロック: システム クロック
最終更新日: 1999 年 12 月 24 日
製品の詳細

Access 2.0 のカテゴリが「非対応」から「対応*」に変更され、Access 2.0 修正プログラムが追加されました。これまでAccess 2.0では西暦を2桁で入力すると1900年代の日付と解釈されるため、2000年対応状況を「非対応」とし、2000年代の日付を入力するには西暦を4桁で入力するよう案内をしていました。

しかし現在Access 2.0をお使いのお客様から、多くのご要望をいただいたため、Access 2.0でも2000年代の日付を西暦2桁の省略形式でもご利用いただけるよう、修正プログラムの提供を開始いたしました。

Access 2.0 日本語版 2 桁データ修正プログラムの詳細とダウンロードについては、次のサイトを参照してください。

http://officeupdate.microsoft.com/japan/downloaddetails/Acc2DatJ.htm

日付の処理

保存。Microsoft Access は、日付/時刻型を倍精度浮動小数点数で表します (小数第 15 位まで)。倍精度値の整数部で日付を表し、小数部で時刻を表します。詳細については、 「 サポート技術情報 J046991 」を参照してください。
Microsoft Access では、データの格納に Jet データベース エンジンを使用し、 日付/時刻データの計算に VBA 共有コンポーネントを使用します。

書式。日付の入力は、定義済み書式とカスタム書式で行うことができ、入力マスクが使用されます。入力マスクによって、日付の入力書式が特定の書式に限定されます。入力マスクの定義済み書式の 1 つに、短い日付書式があります。この書式を指定すると、マスクの作成時に、コントロール パネルの [地域] の [日付] がデフォルトで短い書式に設定されます。日付入力を 4 桁の西暦に限定するには、カスタム入力マスクを作成します。Microsoft Access 2.0では、入力マスクがなくても日付を入力できます。入力マスクを使用しないと、デフォルトで 2 桁と 4 桁のどちらの西暦でも日付を入力できます。
日付の表示は、定義済み書式およびカスタム書式で行うことができ、Format プロパティと Format 関数が使用されます。デフォルトでは、日付 (標準G) 書式で表示されます。この書式は、短い日付と短い時刻の組み合わせです。コントロール パネルの [地域] でも指定できます。4 桁の西暦で表示するには、カスタム書式を作成します。


下 2 桁の西暦の処理
Microsoft Access 2.0 は、短い形式の日付を次のように解釈します。

00/1/1 〜 99/12/31 を 1900/1/1 〜 1999/12/31 と解釈します。


日付に関する注意事項

短い書式の入力マスクを使用すると、ユーザーは西暦が 2 桁を超える日付を入力できません。前の「下 2 桁の西暦の処理」の説明を参照してください。
日付データを格納するには、[日付/時刻型] フィールドを使用します。日付データを [テキスト型] フィールドに入力しないでください。
日付の表示には、4 桁の西暦の長い書式 (yyyy/mm/dd) を使用します。短い書式 (yy/mm/dd) を使用しないでください。西暦を 4 桁で表示するには、長い日付書式を使用するか、短い日付書式とコントロール パネルの [地域] の設定を併用するか、またはカスタム書式を使用します。
Access Basic の TransferText などでテキストをエクスポートするときは、必ず 4 桁の西暦でエクスポート書式を設定してください。

対応のための推奨事項

下記のサイトから Access 2.0 日本語版 2 桁データ修正プログラムを入手してください。 http://officeupdate.microsoft.com/japan/downloaddetails/Acc2DatJ.htmAccess 2.0 日本語版 2 桁データ修正プログラムは以下の機能をサポートします。

1. Access 2.0 は WIN.INI file に設定された 2 桁年を取り扱います。デフォルトでは (2 桁データ修正プログラムをインストールするまで )、2 桁年を 1900 〜 1999 年として解釈します 。ただし、ユーザーが WIN.INI file に下記に示すような設定をしている場合、Access 2.0 は 100 年の日付範囲を使用し、TwoDigitYearMax 値によって 2 桁年を取り扱う範囲の最大値を設定します。[Microsoft Access 2.0] TwoDigitYearMax=2029WIN.INI file で上記の設定をすると、日付範囲が変更され、1930 〜 2029 年までの範囲で 2 桁年を取り扱います。

00 〜 29 までは 2000 〜 2029 年と解釈されます。
30 〜 99 までは 1930 〜 1999 年と解釈されます。

2. Access 2.0 プロパティ シートおよび Query designer に入力された文字日付を 4 桁年で保存します。

3. 2000 年以降、Access 2.0 は、年なし日付を取り扱い、システム クロックの現在年を適用します。

4. Access 2.0 は、現在、文字日付をモジュール上 4 桁年で表示します。

5. Access 2.0 は、1930 〜 2029 年の日付範囲を使用して、テキスト ファイルをインポートします。

1900 〜 1999 年の以外の範囲で抽出クエリーウィザードやクロス集計クエリーウィザードを使用すると、クエリー条件として不正な日付が使用される可能性があります。これを解決するにはクエリーの作成後、クエリー デザイナーでクエリー条件を変更する必要があります。Access 2.0 日本語版 2 桁データ修正プログラムに関する

詳細は、次のサイトを参照してください。 http://officeupdate.microsoft.com/japan/downloaddetails/Acc2DatJ.htm


ガイドラインと推奨事項
他の製品との影響を予測できないため、原則として、実作業を行っている環境でテストしないでください。他の Microsoft Office 製品との日付データのやり取りは問題ありません。
次の項目に関して、日付が正しく使用されていることを確認します。次の表を参考にして、使用している環境で Microsoft Access 2.0 をテストします。

機能

該当個所

備考

テキストの転送、
インポート/エクスポート

テーブル、
クエリー、
フォーム、
レポート、
マクロ、
モジュール

テキストのインポートおよびエクスポートには、メニュー、テキスト変換 マクロアクション および Access Basic の TransferText メソッドを使用します。 インポート/エクスポート 定義 を使用すると、日付のインポートおよびエクスポートを 2 桁と 4 桁のどちらの西暦でも行えます。デフォルトでは、日付が 2 桁の西暦でエクスポートされます。4 桁の西暦を選択できるようにするには、インポート/エクスポート 定義 を作成します。

インデックス

テーブル

日付値と時刻値をインデックス化でき、一意な値を要求できます。

書式

テーブル、
クエリー、
フォーム、
レポート、
モジュール

テーブル、クエリー、フォーム、レポート、および Access Basicの日付/時刻データの書式を設定します。設定値は、テーブル、クエリー、フォーム、およびレポートのフィールドのプロパティになります。組み込み関数 Format() を使用することもできます。コントロール パネルの [地域] で設定できる書式は、長い日付書式、短い日付書式、および長い時間書式です。Microsoft Access 2.0の組み込み書式は、日(標準G)、日付 (M)、時刻 (M)、および時刻 (S) です。カスタム書式では、年月日と時刻を任意の書式で組み合わせることができます。

入力マスク

テーブル、
クエリー、
フォーム、
レポート、
モジュール

ユーザーによるデータ入力を特定の値に制限します。入力マスクの値は、(0, 9 や A) などのようなトークン文字の組み合わせから派生しており、フィールドの書式に設定するカスタム書式に似ています。ただし、日付データの検証と書式の適用は、ユーザーがデータを入力マスク付きのフィールドに入力してから行われます。ウィザードで定義されている入力マスクとして、日付 (S)、日付 (M)、時刻 (S)、時刻 (M)、時刻 (L) などがあります。

入力規則

テーブル、
クエリー、
フォーム

Microsoft Access 2.0では、入力規則という式を使用して、ユーザーが入力したデータを検証します。入力規則式では、フィールドの日付/時刻型データを使用し、算出した日付値を比較できます。

集計クエリー

クエリー

ユーザーが日付/時刻型フィールドに対するクエリーをグループ化し、並べ替えることができます。クエリーの集合化機能では、日付/時刻型フィールドを合計して、グループ日付を算出できます。使用できる演算は、Sum、Avg、Min、Max、Count、StDev、Var、First、および Last です。

定義域関数

クエリー、
フォーム、
レポート、
モジュール

定義域関数はデータのルックアップと計算を行い、結果を返します。定義域関数は、DAvg、DCount、DLookup、DFirst、DLast、DMin、DMax、DStDev、DStDevP、DSum、DVar、および DVarP です。

日付と時刻の挿入

フォーム、
レポート

Date() の値に対して Format 関数を使用する演算フィールドを挿入します。

グラフ作成

フォーム、
レポート

グラフをフォームとレポートに表示し、日付/時刻型データを Microsoft Access 2.0 のレコード ソースに基づき表示できます。

カレンダー コントロール

フォーム、
レポート、
モジュール

ユーザーがカレンダー上の日付を取得および設定できる値プロパティです。西暦は必ず 4 桁で表示されます。

レポートのグループ化

レポート

レポートでは、日付/時刻型データのグループ化および並べ替えを [各値]、[年]、[四半期]、[月]、[週]、[日]、[時]、または [分] を基準に行えます。

Day()、
Month()、
Year()、
WeekDay()

クエリー、
フォーム、
レポート、
モジュール

日付/時刻型データを変換します。

Date()、
Now()

クエリー、
フォーム、
レポート、
モジュール

日付、および日付と時刻を返します。

DateAdd()、
DateDiff()

クエリー、
フォーム、
レポート、
モジュール

日付/時刻型データの計算を行います。

LastUpdated および DateCreated プロパティ

すべてのデータベース オブジェクト

前回の更新日時およびオブジェクト作成日時を示す日付/時刻スタンプです。DAO によって用意されます。

CDate()

クエリー、
フォーム、
レポート、
モジュール

有効範囲は -657434 (1/1/100) 〜 2958465 (12/31/9999) です。時刻値は、数値の小数部に格納されます。

日付処理に関してこの製品で確認されているその他の問題

     

手順に関する内容

Q162718

HOWTO: Prepare Visual Basic Applications for the Year 2000

J046972

[AC97]指定された月の日数を取得する方法

Q149095

ACC: How to Format Dates Regardless of Regional Settings

J047002

[AC97]日付(S)書式を異なる書式に変換する方法

J046975

[AC97]特定の日付の会計年度および月を取得する方法

J046984

[AC97]年を下2桁のみで表示する方法

J046983

[AC97]VBA、Access Basicを使ってユリウス暦の日付を変換する

J047003

[AC97]日付/時刻の値を計算し、表示する関数

J046967

[AC97]指定された日付より前の月曜日の日付を取得する関数

J046966

[AC97]指定された日付から現在までの月数、年数を計算する関数

     

 

     

解説

J046991

[AC97]日付/時刻型データの格納、計算、および比較

J046985

[AC97]日付/時刻型フィールドに年を省略して日付を入力した場合の動作

J046976

[AC97]Windowsの地域プロパティとAccessとの関連について

     

 

     

日付に関するその他の問題

J046973

[AC97]カレンダーコントロールの各日付を書式設定できない

Q96897

ACC: Operation Stops When Editing Attached SQL Tables

J046974

[AC20]DateDiff関数でwwを指定すると終了日ではなく開始日を無視

J046971

[AC97]FormatとMonth関数を組み合わせると正しい結果が返らない

J046969

[AC97]インポートされたExcelの日付が4年ずれる

J046968

[AC97]日付フィールドをテキストへエクスポートすると時刻形式が含まれる

J046981

[AC97]時刻条件を含むクエリーがSQL Serverからレコードを1つも返さない

J046970

[AC95]DateDiff関数が誤った値を返す


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カテゴリの記号について:
* ユーザーが必要な操作を行うことで対応できる製品。
修正プログラムのロードや文書の参照など、指示された操作を行う必要があります。

# マイクロソフトの対応基準に対して許容範囲の差異がある製品。
製品の主要な機能 (データ保全性など) や安定性 (信頼性など) に影響を与えない程度に限られます。

+ 頒布予定の修正プログラムで対応できる製品。
修正プログラムが公開された時点で、できるだけ早期の対応が必要です。

注意:上記の対応状況分類では、必要な対応操作が行われることを前提としています。


  2000年対応状況の開示

マイクロソフトおよび西暦 2000 年問題に関する情報(本書記載の情報の他、西暦 2000 年テスト、評価、対応情況、対応スケジュール、目標、その他に関する、過去、現在および将来の全ての情報を含みますが、これらに限られません。 以下、これらを総称して「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」といいます。)の送信または伝達は全て、ここに米国の「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」に定義されているところの「西暦 2000 年対応情報開示」として提供されます。 また、かかる情報は、http://www.microsoft.com/japan/year2k/ のマイクロソフトの西暦 2000 年Webサイト(以下「Y2K Webサイト」といいます。)にて参照可能です。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、それぞれ、この使用条件、Y2K Webサイト記載の条件並びに「西暦 2000 年問題に関する情報および対応開示に関する法律」の条項に従い、お客様の西暦 2000 年問題に対応するための技術計画を支援させていただく目的でのみ提供されています。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」には、入手可能な最新情報が含まれますが、それらは逐次更新されます。 従って、マイクロソフトは、お客様が定期的に、Y2K Webサイトを確認して、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の変更を確認されることをお勧めします。 「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、全て、“現状ベース”で提供されるものであり、いかなる保証も伴うものではありません。 従って、マイクロソフトは、商品性の保証および特定目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にもいかなる保証もいたしません。 さらに、マイクロソフトは、いかなる「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」の使用またはその使用結果についても、その正確性、真実性、信頼性等、いかなる保証もしくは表明も行いません。 マイクロソフトまたはその権限ある代理人による、口頭もしくは書面による一切の情報もしくはアドバイスは、何らの保証を意味するものでもなく、かつ上記の保証の拒絶の範囲を狭めるものではありません。 マイクロソフトおよびその供給者は、いかなる場合においても、「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に関連して生じた、直接損害、間接損害、偶発損害、派生損害、事業利益の逸失、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害について、たとえかかる損害の発生の可能性を知らされていた場合であっても、一切責任を負いません。 派生損害または偶発損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。 各「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」に含まれる情報は、Y2K Webサイトで参照可能であり、マイクロソフト西暦 2000 年対応状況(YEAR 2000 COMPLIANCE STATEMENT)、マイクロソフトが、その西暦 2000 年製品ガイドにおいて、製品の分類に使用している対応基準に関する説明(DESCRIPTION OF THE CATEGORIES OF COMPLIANCE)およびテスト基準(THE MICROSOFT YEAR 2000 TEST CRITERIA)等、と併せてお読みいただくことを意図して提供されているものです。

マイクロソフトが、西暦 2000 年問題関連の修正版、西暦 2000 年診断ツールまたは修正サービスの提供において、お客様に提供することのある、すべての「マイクロソフト西暦 2000 年ステートメント」は、米国の「西暦 2000 年問題に関する情報及び対応開示に関する法律(112 STAT.2386)」の適用を条件として提供されるものです。 何らかの争いが生じた場合には、かかるステートメントの使用に関するお客様の権利は、お客様との契約書または料金表において、別段の合意がなされていない限り、この法律により制限されます。


  最終更新日 1999 年 3 月 8 日
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