この文書は、Outlook Express version 4.01 に適用されます。 Outlook Express 4.0 には日付に関する問題がありますが、Outlook Express 4.01 Service Pack 1 または Internet Explorer のダウンロード サイトからサービス パックをインストールすることにより解決されます。また、以下の推奨事項で説明する更新作業でも解決できます。
日付の処理
すべての日付は内部的に Win32 FILETIME 構造体として保存されます。FILETIME 構造体は 64 ビット値で、1601 年 1 月 1 日以降の 100 ナノ秒単位の数を示します。
下 2 桁の西暦の処理
Outlook Express は、日付表現として下 2 桁の西暦を生成しません。
Outlook Express はほかの電子メール クライアントおよびニュースリーダと連係して動作します。一部の古いクライアントには、西暦 2000 年問題に非対応で、"dd/mm/yy" 形式の日付でメッセージを送信するものがあります。
Outlook Express 4.01 の問題
Outlook Express 4.01 (SP1 または SP2) では、送信日に下 2 桁の西暦が使用された IMAP メール メッセージまたはニュース メッセージを受信したときに、ある条件下で日付が誤って解釈されてしまいます。下 2 桁の西暦が "99" 以外の場合、Outlook Express
は、現在の西暦で上 2 桁を解釈します。たとえば、現在の西暦が 2000 年の場合に、下 2
桁の西暦が "97" のメッセージを受信すると、 2097 年であると解釈されます。ただし、これ以外のロジックが適用される特殊な例が 1 つあります。99 の下 2 桁の西暦を受信し、現在の西暦が 100 の倍数のときには(例: 2000 年)、西暦は現在の西暦に 98 を足して解釈されます(例: 2098 年)。
詳しくは、米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の
Q234680、Q234681
、または弊社サポート技術情報の J048678
を参照してください。
推奨事項
(1.) Outlook Express 4.01 を Outlook Express Service Pack 1 または Outlook Express Service Pack 2 に更新します。 (2.) Outlook Express の西暦 2000 年対応ソフトウェアを適用します。西暦 2000 年対応ソフトウェアについては、
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