このツールで
「マイクロソフト西暦 2000
年対応」に準拠するアプリケーションを構築できますか ?
可能。
必要なソフトウェア
Visual Studio 97 Service Pack
3
Visual SourceSafe 5.0 Year 2000
Update
日付の処理
32 ビットの符号付 interger 型を使用して 1970 年
1 月 1 日以降の秒数を日付として保存します。
既知の問題
ファイルやプロジェクトの履歴表示について問題が確認されています。
[ツール] メニューの [履歴の表示] コマンドにより表示されるダイアログ
ボックスでは、履歴を表示する日付の範囲を指定できますが、ここで西暦を 4 桁で入力しても認識されません。下 2 桁で入力した年数は 1900 年代の西暦として処理されます。コマンド ラインからの実行でも同じ問題が発生します。
これは表示上の問題であり、ファイルやプロジェクト
データの保存には影響ありません。データは正しく保存されており、クロックが西暦 2000
年に移行するときにデータが失われることもありません。Visual SourceSafe 5.0 を使用してソース
コードを管理しているアプリケーションのビルドに影響することはなく、日付を指定して履歴を表示する場合に限りこの問題が発生します。
この問題は
Visual
SourceSafe 5.0 Year 2000 Update
にて修正されています。アップデートの適用により 4
桁で入力した西暦が正しく認識されるようになります。 このアップデートは Visual Studio
97 Service Pack 3
を適用すみの Visual SourceSafe 5.0
にのみ適用できます。アップデートを行う前に、
Visual Studio
97 Service Pack 3
を適用してください。
Visual
SourceSafe 5.0 Year 2000 Update
は以下のサイトの Choose a download language
リストから Japanese を選択することでダウンロードできます。
http://msdn.microsoft.com/ssafe/downloads/year2000.asp
Visual SourceSafe の BIOS 依存性
Visual
SourceSafe ではデータ ファイルに「タイム スタンプ」が使用されます。このタイム スタンプにはシステム
クロックから取得した日付情報が含まれています。タイム スタンプはマシンの BIOS (Basic
Input-Output System) から提供されるもので、Visual SourceSafe
から提供されているわけではありません。西暦 2000 年問題に非対応の BIOS/RTC
が搭載されたマシンでシステム クロックが 2000 年 1 月 1 日にリセットされず、日付がオペレーティング
システムで自動修正されない場合は、新しいファイルやバージョンは間違ったタイム
スタンプで保存されます。このため、履歴データベースのデータが破壊される可能性があります。たとえば、1900
年代の西暦などの間違った日付を持つ「新しい」ファイルは、バージョン管理システムで「新しい」バージョンが古いバージョンのデータ
ファイルで上書きされてしまう可能性があります。開発者は PC の製造元に問い合わせて、お使いのコンピュータの
BIOS が西暦 2000 年対応であることを確認する必要があります。
下 2
桁の西暦の処理
00/1/1〜
38/1/18 の 00 〜 38 年は、2000 〜 2038 年に変換されます。
38/1/19 〜
99/12/31 の 38 〜 99 年は、1938 〜 1999 年に変換されます。
西暦 2000
年以降の日付処理の一般的な問題
西暦2000年問題に対応するアプリケーションの開発について
テスト時のガイドラインと推奨事項
先述のとおり、ファイルやプロジェクトの履歴表示についての表示上の問題はファイルやプロジェクト
データの保存には影響ありません。また、それ以外ではユーザーが処理方法を変更する必要がある問題はありません。
お使いのコンピュータの BIOS が西暦 2000
年対応であることをご確認ください。
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