文書番号: 410613
最終更新日: 1998/02/05
この資料は以下の製品について記述したものです。
- Microsoft Excel for Windows Version 4.0
この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP410613
概要
この資料は、FOR 関数について説明したものです。
マニュアル - 『機能事典 (マクロ編) 』 P257
FOR 関数とは?
NEXT 関数と組み合わせてマクロのループを指定した回数分繰り返します。
手順
=FOR(〈カウンタ〉,〈初期値〉,〈終了値〉 [,〈増分〉])
[ ] 内は省略できます。
-
カウンタ名
カウンタの名前を文字列として (ダブルクォーテーション(")で囲ん
で)指定します。
-
初期値
ループカウンタの初期値を指定します。
-
終了値
ループカウンタの終了値を指定します。
-
増分
ループを 1 回実行するたびのカウンタに加算する値を指定します。省
略すると 1 になります。
たとえば
次のようなマクロを作成します。これはカウンタ名に "COUNT" と指定し以下
NEXT 関数までのマクロを (ALERT 関数) を 5 回実行します。
実行すると現在の COUNT に割り当てられたループの回数を ALERT 関数で
表示します。下記は 3 回めのマクロループ実行時の表示です。
概要
データベース機能で検索された件数だけあるマクロをループを使い実行させる
場合などに使用します。
たとえば?
次の例は DCOUNT 関数にてカウントされた回数分、セルのパターンを変更する
マクロをループ実行させます。
下記のような 10 月度の 1 か月分のスケジュール表を作成しましたが、日曜
日にあたる行のセルにパターンを付けようと思います。
DCOUNT 関数にて 10 月の日曜日の件数をとり、それを FOR 関数の最終値と
します。
DCOUNT 関数で求められる日曜日の件数は 4 回で、その回数分 FOR 関数以下
NEXT 関数までの間のマクロが実行されます。
マクロ実行後はスケジュール表は下記のようになります。
注意
-
SELECT 関数で、"R1C1" のような文字列として定義する場合は、R1C1 形式のみ
です。=SELECT("A1") というような使い方をすると、下図のようなエラーメッ
セージが表示されますのでご注意ください。
-
上述の例では検索条件として計算検索条件を使用しています。計算検索条件
については、『機能事典 (操作編) 』 453 ページ、検索条件のタイプを参照
してください。
Keywords: KB410613
Technology: kbExcel400 kbExcelSearch kbExcelWinSearch