文書番号: 410600
最終更新日: 1998/02/05
この資料は以下の製品について記述したものです。
- Microsoft Excel for Windows Version 4.0
この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP410600
概要
この資料は、OFFSET 関数について説明したものです。
マニュアル - 『機能事典 (関数編) 』 P215
OFFSET 関数とは?
あるセル範囲を基準として行方向、列方向に指定した数だけ移動したセルの値を
返します。ワークシート、マクロシートで使用可能です。
手順
=OFFSET(<基準><行数><列数>[,高さ] [,幅])
[ ] 内は省略できます。
-
基準
基準となるセル範囲の参照を指定します。
-
行数
基準のセル範囲より指定した行数分、上方向、または下方向へシフト (参照
を移動) します。正数を指定すると下方向へ、負数を指定すると上方向へシ
フトします。
-
列数
基準のセル範囲より指定した列数分、右方向、または左方向へシフト (参照
を移動) します。正数を指定すると右方向へ、負数を指定すると左方向へシ
フトします。
-
高さ
参照とされる行の数を指定します。高さを省略すると基準となるセル範囲と
同じ行数と見なされます。
-
幅
参照とされる列の数を指定します。幅を省略すると基準となるセル範囲と同
じ列数と見なされます。
セル範囲の参照を返す?
たとえばマクロ上で OFFSET 関数を使い、あるセル範囲 (下記の場合は A3) の
同じ行の一つとなりのセルの値を返すことができます。
このマクロを実行後、OFFSET 関数が返す値は次のようになります。
概要
実際にセルを移動したり、セル範囲を選択したりせずにセルの参照のみを行い
たいときに使用します。マクロシート上で SELECT 関数 FORMULA 関数などの
引数として用いることができます。
たとえば?
下記のマクロは、入力した商品番号に対する品名、値段のリストを作成する
サンプルです。
マクロを実行すると下記のようなダイアログボックスが表示されますので、
商品番号を入力します。
入力された商品番号 (a001) は B13 へ入力され、それに応じて検索された値も
C13、D13 へ入力されます。
Keywords: KB410600
Technology: kbExcel400 kbExcelSearch kbExcelWinSearch