文書番号: 410482
最終更新日: 1998/02/03
この資料は以下の製品について記述したものです。
- Microsoft Excel for Windows Version 3.1 (以下 Excel 3.1)
この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP410482
概要
この資料は、FOR 関数について説明したものです。
マニュアル - 『機能事典 (マクロ編) 』 P199
FOR 関数とは?
FOR、NEXT 関数と組合せマクロのループを指定した回数繰り返します。
手順
=FOR(カウンタ名,初期値,終了値 [,ステップ値])
[ ] 内は省略できます。
-
カウンタ名
カウンタの名前を文字列として(ダブルクォーテーション(")で囲んで)
指定します。
-
初期値
ループカウンタの初期値を指定します。
-
終了値
ループカウンタの終了値を指定します。
-
ステップ値
ループを 1 回実行するたびのカウンタに加算する値を指定します。省略す
ると 1 になります。
たとえば
というマクロを作成します。これはカウンタ名に "COUNT" と指定し以下 NEXT
関数までのマクロを( ALERT 関数)を 5 回実行します。実行すると現在の
COUNT に割り当てられたループの回数を ALERT 関数で表示します。次図は 3
回めのマクロループ実行時の表示です。
どんな時に使うの?
データベース機能で検索された件数だけあるマクロをループを使い実行させる
場合等に使用します。
たとえば?
次の例は DCOUNT 関数にてカウントされた回数分、セルのパターンを変更する
マクロをループ実行させます。
下記のような 7 月度の 1 か月分のスケジュール表を作成しましたが、日曜日
にあたる行のセルに網掛けをしようと思います。
DCOUNT 関数にて 7 月の日曜日の件数をとり、それを FOR 関数の最終値とします。
DCOUNT 関数で求められる日曜日の件数は 3 回で、その回数分 FOR 関数以下
NEXT 関数までの間のマクロが実行されます。マクロ実行後はスケジュール表は
次図のようになります。
Keywords: KB410482
Technology: kbExcelSearch kbExcelWinSearch