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サポート技術情報

標準フォントの設定

文書番号: 410478

最終更新日: 1998/02/03


この資料は以下の製品について記述したものです。


この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP410478

概要

この資料は、標準フォントの設定方法について説明したものです。

現象

WINDOWS 環境では、ディスプレイフォント (画面表示用フォント) とプリンタ
フォントの 2 種類のフォントを使い分けることができます。モニタに表示した
内容をそのままプレゼンテーションに使用する時のように画面の見栄えを重視
したい時は、ディスプレイフォントを使用し、印刷結果を重視したい時は、プ
リンタフォントを使用します。ディスプレイフォントを設定している状態で
印刷を行うと、設定されているフォントがプリンタが使用できるフォントで
ない場合があります。この時は WINDOWS やプリンタドライバがプリンタで
印刷できるフォントにおきかえて印刷をしたり、画面のビットイメージで印刷
したりします。
WINDOWS アプリケーションソフトは、各アプリケーションソフトによって、
ディスプレイフォントのみを扱うもの、プリンタフォントのみを扱うもの、
ディスプレイフォントとプリンタフォントの両方を扱えるものがあります。
Excel 3.1 ではディスプレイフォントとプリンタフォントの両方を扱うことの
できるアプリケーションソフトになっています。
Excel 3.1 は、SYSTEM フォントというディスプレイフォントがデフォルトの
標準フォントとして設定されています。そのため、ワークシートを新規に
作成し、特にフォントの設定を変更せずに印刷を行った場合には、ディスプ
レイフォントでの印刷が行われ、パソコンとプリンタの組み合わせによって
は 16 ドットフォントで小さく印刷されたりします。この場合、フォントを
プリンタフォントに設定しなおすことによって、プリンタのもつフォントで
印刷できるようになります。フォントの設定は次の方法で行います。

ワークシートの標準となるフォント (標準フォント) の設定方法

Excel 3.1 のワークシートでは、いくつかの書式が組み合わさった情報が
スタイルとしてすべてのセルに定義されています。(スタイルについては
マニュアル『機能事典 (操作編) 』 182 ページを参照してください。)
デフォルトの状態ではすべてのセルに標準というスタイルが定義されていま
す。この標準スタイルのフォント情報を変更することによってワークシート
すべてのセルのフォント情報を 1 度に変更することができます。標準スタ
イルのフォントは標準フォントとよばれています。

手順

  1. フォントの設定を行いたいワークシートをアクティブにします。 新規ワークシートならばアクティブセルはどこでもかまいませんが、 すでに何らかの書式が設定されているワークシート (罫線など) はデータ 入力範囲外をアクティブセルにしてください。
  2. [書式] - [スタイル] コマンドを選択します。
  3. スタイル名に "標準" と表示されていることを確認し、右側の <定義> ボタンを選択します。
  4. ダイアログボックスが拡張されます。(図 1)
    [GRAPHIC: ]
  5. [変更] のグループボックスから、<フォント> ボタンを選択すると、 フォント設定のダイアログボックスが表示されます。(図 2) [GRAPHIC: ]
    ※ 図 2 は EPSON   ESC/P プリンタドライバを選択している場合のものです。
  6. スタイルのグループボックスの下の "プリンタフォント" のチェックボック スは ON になっていますか? OFF になっていますか? Excel 3.1 では、 このチェックボックスの ON/OFF によって設定フォントをプリンタフォン トにするか、ディスプレイフォントにするかを決定します。OFF の状態に なっている時は、フォントリストの中には、ディスプレイフォントのフォ ント名が表示されています。ON の状態になっているときはフォントリ ストの中にはプリンタフォントが表示されています。プリンタフォントを 選択しますので、チェックボックスを ON にしてください。
  7. フォントリストボックスからフォントを選択します。
  8. サイズリストボックスからサイズを選択します。
  9. "了解" ボタンを選択し、4. の画面に戻ったら、再度 <了解> ボタンを選択 します。

部分的なフォントの変更

表題や表の一部のフォントを変更した場合には、次の方法で行います。
  1. 変更したいセルをアクティブセルにして、[書式] - [フォント] コマンド を選択します。
  2. フォントのダイアログボックスが表示されます。「ワークシートの標準 となるフォント (標準フォント) の設定方法」の 5. でみたものと似ていま すが、右上に [標準フォント] チェックボックスがあります。 このチェックボックスが ON になっていると、「ワークシートの標準となる フォント (標準フォント) の設定方法」で設定したフォントの種類とサイズ がアクティブセルに設定されていることになります。
  3. フォントを変更したい場合には、"標準フォント" チェックボックスを OFF にし、[プリンタフォント チェックボックス] は ON にしてからフォントと サイズを選択してください。
  4. <了解> ボタンを選択します。

詳細

フォント設定時の注意

プリンタフォントは使用するプリンタによって種類、サイズが異なります。
フォントを設定する前に、必ず WINDOWS のコントロールパネルで使用する
プリンタを設定してください。また、使用するプリンタを変更した場合には
プリンタフォントの設定はやりなおす必要があります。

フォントの選択コマンドの使い分け

上記の手順でおわかりのように、Excel 3.1 では [書式] - [フォント] コマン
ドと [書式] - [スタイル] コマンドの 2 つのコマンドでフォントの設定が可
能ですが、ワークシート全体の標準となるフォント (標準フォント) は必ず標
準スタイルのフォントとして、[書式] - [スタイル] コマンドを使用して設定
してください。部分的なフォントの設定を行う場合には、スタイル定義でも
[書式] - [フォント] コマンドを使用していただいても結構ですが、必ず標準
フォントを設定した後に部分的なフォントを設定してください。

テキストボックス内のフォント

標準フォントはテキストボックス内のテキストのデフォルトフォントになります。

Keywords: KB410478
Technology: kbExcelSearch kbExcelWinSearch

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