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サポート技術情報

Word 英語版とのファイル互換

文書番号: 402628

最終更新日: 2000/01/05


この資料は以下の製品について記述したものです。


この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP402628

概要

この資料は Microsoft(R) Word for Windows(R) Version 6.0 英語版 (以下 Word 6.0 英語版)、Microsoft(R) Word for Windows(R) Version 2.0 英語版 (以下 Word 2.0 英語 版) と Word 6.0 日本語版の互換性について説明したものです。

手順

Word 6.0 英語版 → Word 6.0 日本語版

Word 6.0 英語版で作成された文書は Word 6.0 日本語版で直接開くことが可能です。 [ファイル] - [開く] コマンドから Word 6.0 英語版で作成した文書を選択します。 [ご注意]
  1. あらかじめ持っているスタイルは、対応する日本語のスタイルに置き換えられます。 例えば "Normal" は "標準" に、"Heading1" は "見出し1" に自動的に置き換えら れます。
  2. Windows 3.1 日本語版上で設定されていないフォントが指定されている場合は、 文字化けしてしまう場合があります。Word 6.0 日本語版上でフォントを変更して ください。

Word 6.0 日本語版 → Word 6.0 英語版

Word 6.0 英語版は 6.0c にバージョンアップされ、MSWORD6.CNV という文書コンバータ が付属されたため、書式付きテキスト形式に変換する必要なく、そのまま開くことがで きるようになりました。しかし現バージョンでは、残念ながらテキストボックスを含む 図形描画で描かれた部分、および定型文書フィールドは互換対象にはなっておりません のでご注意ください。
なお、書式付きテキスト( US では Rich Text Format または RTF と呼ばれる)の形式 で保存していただきますと、元の文書に近い内容で開くことができます。書式付きテキ スト形式は、テキスト(文字列)ばかりではなく、書式フォーマットの情報や罫線、図 形などを特殊文字コードに置き換えて保存されます。操作手順は以下の通りです。

(1) Word 6.0 日本語版で "書式付きテキスト (*.RTF)" 形式に保存するには

  1. [ファイル] - [名前を付けて保存] コマンドを選択します。
  2. 任意のファイル名を入力後、[ファイルの種類] ドロップダウンリストから "書式付きテキスト" を選択し、<OK> ボタンをクリックします。

(2) Word 6.0 英語版で開くには

  1. [File] - [Open] コマンドを選択します。
  2. [List Files of Type] ドロップダウンリストボックスから "Rich Text Format (*.rtf)" を選択します。
  3. [File Name] リストボックスから目的のファイルを選択後、<OK> ボタンをクリ ックします。
[ご注意]
  1. 2 バイト文字(全角の文字)は文字化けしてしまいます。これは本文中に限らず、 [ヘッダー/フッター] や [ファイル] - [文書情報] コマンドで見られる [表題] や [作成者] の情報についても同様です。
  2. あらかじめ持っているスタイルは、対応する英語のスタイルに置き換えられます。 例えば "標準" は "Normal" に、"見出し1" は "Heading1" に自動的に置き換えら れます。
  3. ツールバーやダイアログボックスに表示されるスタイル名やフォント名も文字化け してしまいます。英語版で開いた後で、適切なスタイルに置き換えてください。
  4. 書式付きテキスト形式で保存された文書でも、「 Word cannot open the document 」 というメッセージが表示され、英語版で正常に開けない場合があります。このよう な場合は、Word 6.0 日本語版で任意設定の 2 バイトのスタイル名を 1 バイトのスタイ ル名に変更後、書式付きテキスト形式で保存を行ってください。
  5. テンプレートに保存されているオートテキストやマクロを変換することはできませ ん。

Word 2.0 英語版 → Word 6.0 日本語版

Word 6.0 日本語版は、1995年4 月にアップデートを行いました。このアップデートでは、 Word 2.0 英語版文書コンバータが追加されております。こちらの Word 2.0 英語版文書 コンバータをご使用いただくことにより、Word 2.0 英語版で作成された文書をアップ デートされた Word 6.0 日本語版で直接開くことが可能です。
アップデートのお申し込み方法など詳細につきましては、お手数ですが、マイクロソフ トステーション アプリケーションフォーラムのデータライブラリにてご参照くださ い。
[ご注意]
  1. 修正記録は変換されません。
  2. スタイル名やブックマーク名に、High ANSI 文字 (文字コード 180 以上の文字 (独 仏文字など)) が含まれていた場合、次のようなスタイル名またはブックマーク名 に変換されます。
         スタイル名:     ST20_x ("x" には、数字が入ります。例: ST20_1、ST20_2)
         ブックマーク名: BM20_x ("x" には、数字が入ります。例: BM20_1、BM20_2)
    
  3. 注釈や脚注、文書情報に High ANSI 文字が含まれていた場合、その文字のみが "*"に変換されます。
  4. フィールドは、Word 2.0 (英語版) の文書中に記述されているとおりに変換されま す。表のセルを参照するフィールド コードについて、Word 6.0 日本語版では、 Word 2.0 英語版の R1C1 形式はサポートされないので、エラーとなります。A1 形式に書き直し てください。なお、Time (時刻) フィールド、Date (日付) フィールドで、Word 6.0 でサポートされていないものは、エラーとなります。
  5. Word 2.0 英語版で作成したテンプレートは、Microsoft(R) Word for Windows(R) Version 5.0 日本語版 (以下 Word 5.0 日本語版) または Word 6.0 英語版で開き、 それぞれの形式で保存していただきますと、Word 2.0 英語版で登録した Glossary や Macro をご使用いただくことができます。

アップデート版をお持ちでない場合の対処方法

  • Word 2.0 英語版で読み込み、Rich Text Format (RTF) 形式で保存します。[Fil e] - [Save as] のダイアログボックスで [Save File as Type] のリストボック スから 「 Rich Text Format 」を選択します。
  • Word 6.0 英語版で読み込み、Word 6.0 英語版の形式で保存します。[File] - [Save as] のダイアログボックスで [Save File as Type] のリストボックスから 「 Word Document 」を選択します。(Word 6.0 英語版で作成したファイルは、Word 6.0 日本語版で開くことが可能です。)
  • Word 5.0 日本語版で読み込み、Word 5.0 日本語版の形式で保存します。[ファイ ル] - [名前を付けて保存] コマンドの [保存するファイルの種類:] リストボッ クスから「 Word 文書」を選択します。

Word 6.0 日本語版 → Word 2.0 英語版

前述「 Word 2.0 英語版 → Word 6.0 日本語版」同様、アップデート版に追加されてい る Word 2.0 英語版文書コンバータをご使用いただくことにより、Word 2.0 英語版形式 で保存することができます。操作方法は次の通りです。

Word 6.0 日本語版で " Word 2.0 " 形式に保存するには

  1. [ファイル] - [名前を付けて保存] コマンドを選択します。
  2. 任意のファイル名を入力後、[ファイルの種類] ドロップダウンリストから "Word 2.0" を選択し、<OK> ボタンをクリックします。

アップデート版をお持ちでない場合の対処方法

■ [ファイル] - [名前を付けて保存] コマンドの [保存するファイルの種類:] リスト
   ボックスから「書式付きテキスト」を選択します。
[ご注意]
  1. 図形描画や定型文書フィールドなど、Word 2.0 でサポートされていない機能は 変換することができません。
  2. Word 2.0 英語版でサポートされていないフィールドは、フィールド更新時に エラーとなります。
  3. 書式付きテキスト形式で保存した場合、修正記録が正しく変換されません。
  4. 2 バイト文字(全角の文字)は文字化けしてしまいます。これは本文中に限らず、 [ヘッダー/フッター] や [ファイル] - [文書情報] コマンドで見られる [表題] や [作成者] の情報についても同様です。
  5. あらかじめ持っているスタイルは、対応する英語のスタイルに置き換えられます。 例えば "標準" は "Normal" に、"見出し1" は "Heading1" に自動的に置き換えら れます。
  6. ツールバーやダイアログボックスに表示されるスタイル名やフォント名も文字化け してしまいます。英語版で開いた後で、適切なスタイルに置き換えてください。
  7. 書式付きテキスト形式で保存された文書でも、「 Word cannot open the document 」 というメッセージが表示され、英語版で正常に開けない場合があります。このよう な場合は、Word 6.0 日本語版で任意設定の 2 バイトのスタイル名を 1 バイトのスタイ ル名に変更後、書式付きテキスト形式で保存を行ってください。
  8. テンプレートに保存されているオートテキストやマクロを変換することはできませ ん。

互換性オプションについて

Word 6.0 日本語版には、Word の以前のバージョンや他のアプリケーションで作成された 文書との互換性を高めるために、"互換性オプション" が用意されています。互換性オプ ションでは、変換した文書に現在のシステムでは使用できないフォントが含まれている 場合、それらのフォントを画面表示するために使う代わりのフォントを指定できます。

(1) 互換性オプションを設定するには

  1. 互換性オプションを設定する文書を開きます。
  2. [ツール] - [オプション] コマンドを選択します。
  3. [互換性] パネルを選択します。
  4. 変換された文書を表示するのに最適なオプションを確認するには、[対象 となるアプリケーション:] ドロップダウンリストより、作業中の文書の ファイル形式を選択します。
  5. [オプション:] リストボックスで、文書を表示するときに使うチェック ボックスのオン/オフを切り替えて、<OK> ボタンをクリックします。[オ プション:] リストボックスに含まれるチェックボックスについては、 [互換性] パネルをご参照ください。
[ご注意]: [オプション:] リストボックスのオプションは、Word を使って変換元の文書を表示する 方法を設定するだけです。選択したオプションによって変換元の文書の書式は変換され ません。今後、作業中の文書を元のファイル形式に変換すると、Word 文書へ変換する前 の書式が復元されます。

(2) システムで使用できないフォントを置き換えるには

  1. フォントの置き換えを行う文書を開きます。
  2. [ツール] - [オプション] コマンドを選択します。
  3. [互換性] パネルを選択します。
  4. <フォントの置換> ボタンを選択します。作業中の文書に含まれるフォントの うち、現在のシステムでは使用できないフォントの一覧が [使用できない フォント] リストボックスに一覧表示されます。
  5. [使用できないフォント] リストボックスで、置き換えるフォントを選択し ます。
  6. [代替フォント:] ドロップダウンリストで、使用できないフォントの代わり のフォントを選択します。[代替フォントの名前] ドロップダウンリストに [既定値] が表示されているときには、使用できないフォントの代わりに、そ れに最も近いフォントが自動的に設定されます。どのフォントがどのフォン トに規定で置き換えられるかを確認するには、一覧表示さたフォントをどれ か1つ選択し、ダイアログボックスの下部に表示されるメッセージをご覧 ください。
  7. 使用できないフォントについて、5.~ 6.の操作を繰り返し、<OK> ボタンを 選択します。
[ご注意]: 代わりに使用するフォントを使っても、作業中の文書で使われているフォント名は変更さ れません。文書内容が選択した代わりのフォントで表示されるだけです。作業中の文書に 含まれる使用できないフォントを、常時 [代替フォント:] ドロップダウンリストで選択 したフォントに置き換えるには、<フォントの入れ替え> ボタンを選択してください。

Keywords: KBINFO KB402628
Technology: kbWord600 kbWordSearch kbZNotKeyword2

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